地震がおき、津波が起き、最初の報道から万単位の死者が出ると直感したが、被害が現実に伝わってくると、逆に現実とは思えない自分がいる。映画のシーンのように思えてしまう。
今日もテレビを見る時間が多かった。普段テレビもラジオも、音楽も聞かないので、パソコンのファンだけが聞こえているのだが、ここ数日はテレビをつけっぱなしにしている。
次々と惨状が伝わり、また原子力発電所で危機に陥っている。東京電力も回避に精一杯。それぞれの現場は必死に動いているのだろう。日本中が必至なのはよくわかる。
だが、どうしても政府の行動がお気楽で能天気としか思えないのだ。役人はいろいろな法律があり、すべての事に縛られているので、どうしても行動が起こせないものだ。法律を順守して行政を行う。公務員の宿命といえるだろう。
だからこそ政治家があるのだ。立法とは行政の限界を超える事ができる。総理がその気になれば、あらゆる事を即断できるのだ。
先日、某市長がリコールされたが、今こそ「専決処分」を下す時なのだ。
事態が平常化してからゆっくり立法府で審議し、新たな法律、新たな政令を作ればよい。これが本来の政治の姿だとおもう。
政治とは何か、私も改めてじっくり考えて見なければならない。