先日から要請されていたA社のプログラムの書き換えがやっと終了した。
私が書いたARAGO for Windowsをいまだに使い続けていただいている会社であり、20年以上前からの付き合いなのだが、そのプログラムで今回、納品書の用紙で書式が変わったというので、プログラムを書き換えてほしいと依頼が来たのだが、プログラムの多くは2002年に作成したものであり、基本設計した資料が消失してしまい、完成したプログラムを逆にさかのぼって突き止めるしかなく、かなり時間がかかってしまった。
と、言うのは単純な納品書の印刷ではなく、この会社は全国に商品を発送するメーカーであり、販売店は問屋から発注するのだが、大口契約している販売店では、問屋からの輸送ルートを介さずに、直接メーカーから発送する仕組みが構築されている。つまり伝票上は問屋からの仕入れとなるが、実際にはメーカーから直送して販売店に送られる仕組みになっている。「販売店」と「問屋」と売り上げ記録が伝票を介して紐づけするプログラムを作るわけだが、さらに担当地区も細かく分けられているので、実際には何階層にもわたる複雑怪奇な伝票管理を開発していったわけだが、その設計図がなくなってしまったので本当に大変だった。
でも無事仕上がってよかった。