先日の事だが、訳あってオーディオ機器を外していたのだが、同僚で預かっていた機器を戻ってくることもあり、アンプをスピーカーにつないだところ音が全くでない。ほかのスピーカーでも確認したが完全に逝ってしまったようだ。1993年製なので十分働いたと思うが無念・・・。パイオニアのアンプで元々はイギリスで販売していたものだが、ヨーロッパで賞を受けたのをきっかけに日本で販売された記念モデルだったが、それが突然逝ってしまった。
同僚から譲ってくれた38cmスピーカーはそこらの適当なものではまともにドライブできるものではなく、やはりきちんとした物を用意したいと思いネットで探してみたら、楽天オークションで開封後新品未使用のものがあったので、即刻落札し、本日届いた。

パイオニア、インテグレーテッドアンプ A-10。15,000円で落札した。amazonで20,422円なので、新品が5,000円近く安かった。

届けられた箱。梱包材のプチプチをすっぽり張り付けてきたので外箱が少しはげた。

中身はこれ。スチロールと説明書。保証書。その下にリモコンが隠れている。先の一番上の写真がアンプ本体とリモコン。
さっそくメタルラックにスピーカーとCDプレーヤーを取り付けた。

とりあえずきちんと音は出た。古いアンプと比べたが、ちょっともやっとした感じ。まあ、こんなものかなと思ったが、パネルにDirectボタンを見つけた。パイオニアのアンプは昔からトーンコントロールなどをバイパスする機能で、ボタンを押すととてもクリアな音にる。ボタンを押したがこれなら旧アンプの音にだいぶ近くて、まずまずの音だ。とりあえず音がなるかチェックしただけなので、これからじっくりと作りこんでいくことにしよう。
、あと、箱を開けて気になったのが電源の極性を示す印が無い事だ。最近のオーディオは印が無い物ばかりで、昔はプラグの一端に印があり、コンセントの長い方とプラグを挿すようになっていた。でもプラグ極性の区別がつかないので適当に挿すしかなく、順相なら低域が全体に広がり、逆相は低域が貧しく高域がハイ上がりになる。その後プラグを逆につないでみたが、最初につないだほうが正解だった。
今回のアンプでDirectボタンの威力についていきなり思い知らされた。パイオニアのアンプは30年以上前からトーンコントロールをカットできるようになっていて、これらの回路は原音再生には邪魔な存在だが、それは大音量をだせる状況だからであって、音量を小さくしか出せないのならトーンコントロールとラウドネスは不可欠だ。状況によって賢く使い分けるのが大事と思う。
最後に、急きょ買ったエントリークラスのアンプだが、思ったよりもまともな音で安心した。新しいアンプを鳴らしこんでいくには1か月くらいかかるだろうから、もっと納得の行く音になるのではないかと思う。