今ではほとんどシャッター通りと化した感のある地方の商店街ですが、その中のひとつでもある三木市のナメラ商店街で昭和の時代を再現するイベントが開かれた(毎年一回開かれているようです)。
昔、子供時代に見たことのあるような骨董品や露天、屋台が並びたくさんの人で賑わっていました。
街角には古い映画のポスターが貼ってあったり、チンドン屋が練り歩いて懐かしい昭和のレトロを満喫できました。
地元の酒をプレゼントされたチンドン屋さんが感激し、普段は決してしないであろう歌を歌って応えていました。
人情もレトロで微笑ましい光景でした。
ステージではジャズやオールデイズの懐かしの歌の他、マジ大道芸人ハマーさんの見事な芸が披露され、想像以上の技に思わず拍手をしていました。
一角の広場では望郷モーターショーが開かれていました。
ミゼットやスバル360、マツダキャロル、オート三輪等々、昔懐かしい車が大集合
おまけに全部ナンバープレートの付いた現役です。
昨年沼津でアメ車のクラシックカーショーを見て、さすが関東にはシャレ者が多いと感心したものですが、関西にも居ました居ました。
こういうのを見ると嬉しいですね。
昭和35年製のミゼット
運転席です。現在でもミゼットはたまに目にする事がありますが、さすがにこのハンドルの車はほとんど見ません。
昔はオート三輪もこんなハンドルで、バイクのようにキックでエンジンをかけていました。
二輪から三、四輪への原点とも言える車です。
これはその頃より少し後の時代のオート三輪(たしかクロガネとか言うメーカーのが多かった)、丸ハンドルになっています。
この車は初めて見ました。
二人乗りのBMWです。
面白いのは乗り降りは前のドアが開くようになってる事です。
MCの女性も「オーッ モーレツ」の小川ローザの格好をしています、さすがにスカートはめくれ上がりませんでしたがこれも懐かしいですね。
ミゼットと言えば大村昆さんですね、
私らよりは20才近く上の筈ですが、若々しいですね。
全車揃ってバタバタとパレードです。
そう言えば当時オート三輪のことをこのエンジン音から「バタコウ」とか呼んでいましたね。
賑やかだった往時を思っているのでしょうか、上品な洋品店の老店主夫妻がずっと静かに眺めておられました。
もうお馴染みさんもみんな年で出かけられなくなりお客もほとんどいない、ただ年寄りが店を開けているだけだとおっしゃていました。
達観されている様子が、(安くて便利な所を利用する自分の消費行動を顧みて)何か複雑な気持ちを起こさせました。
話は変わりますが、先日、房総半島一泊ドライブに行き、野島埼灯台周辺を歩きました。生憎の雨模様で、200円也の灯台には昇りませんでしたが、「サンライズスポット・朝日と夕陽の見える岬」に立って霞む太平洋を眺めました。あれ、朝日の日と夕陽の陽は違うのか??などと今思う次第。この地にゆっくり滞在して、朝日・夕陽を撮ってみたいと思いながら帰ってきました。
カブでバックネットに激突した奴もいました、幸いけがはなかったが、悠長な時代でした。
野島埼灯台は懐かしいですね、車中泊ですか?