還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

日本人はゆでガエル?

2014-12-15 22:33:15 | 日記

大義なき選挙と言われた総選挙も終わり、ほぼマスコミの予測どおりの結果となりました。
大多数の国民の反対や懸念に耳を傾けることなく強引に推し進めた特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認、武器輸出三原則の撤廃、原発再稼働に見られるように、今後の安倍首相の政権運営は国民の信任を得たとして、より強引さを増してくる事でしょう。

TV出演中に流された街角の声に示した異常なまでの首相の反応、選挙前に報道各社に出された自民党の要請文書等に見られるように、現政権はマスコミの影響力を非常に重視している事がわかります。
その為、時期折々にマスコミ幹部とのゴルフや食事会を開催し懐柔、また朝日新聞の誤報に対する執拗なまでの攻撃等マスコミを恫喝する事にも長けています。
そのせいか選挙期間中における街角でのインタビューにおいても、政権におもねったのか景気や消費税増税に対する意見が中心で、原発や集団的自衛権、特定秘密保護法に対する意見はあまり放映されなかったような気がします。

現在の雰囲気が、大人たちから聞かされた話や歴史書・小説や映画から得た戦前の情勢に似通っているのではないかという危惧を抱いています。
杞憂であればいいのですが、目先の利益や経済的損得ばかりに世間の目がいっている間に、鍋の湯がじんわりと温度を上げていっているのでは・・・?

沖縄のように米軍基地問題で沸き立っている所では、カエルは熱さに気付いて鍋から飛び出しました。
このままでは誰かが鍋の火を強めなければ、日本人は本当にゆでガエルになってしまうかも知れません。
その役割は誰が担うのでしょうか?


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