還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

安乗埼灯台(三重県)

2015-12-24 22:38:17 | 灯台巡り
あのりさき灯台
2015年10月20日(0525-0930)訪問

明治 6年(1873) 4月 1日  初点灯
昭和23年(1948) 8月  改築
昭和57年(1982) 3月  改修

初点プレート
三重県志摩市阿児町安乗795
(34.21.54N  136.54.30E)
高さ  地上~塔頂:12.7m  水面~灯火:33.3m

白色塔形(四角形)コンクリート造

灯器  LU-M型灯器
灯質  単閃白光 毎15秒に1閃光
光度  190,000カンデラ
光達距離 16.5海里(約30km)

大王埼灯台と並んで三重県の代表的な中型灯台で、どちらも参観灯台で上まで上ることができます(灯台50選にも選ばれている)。

また映画「喜びも悲しみも幾年月」に登場する灯台で、灯台入り口にはロケ当時(昭和32年)の写真が掲げられています。

安乗埼は志摩半島の的矢湾入口にある岬で、周辺には暗礁が多く、古くから海の難所として知られていたところです。
この灯台は、イギリス人R.H.ブラントンの指導により明治6年に八角形の木造灯台(日本最初の洋式木造灯台)として完成しました。

木造灯台の模型です。本物は東京の「船の科学館」に保存されているそうです。

その後、海蝕により地盤が崩れてきたため、岬の突端から後退させましたが、さらに崩れ出したので、昭和23年(1948年)、現在の鉄筋コンクリート造りに建て替えられました。

この日は近くの道の駅「伊勢志摩」で車中泊し、夜明け前5時に灯台に向けて出発。
灯台までは15km弱、途中細い道もありますが約25分で灯台すぐそばにある園地の無料駐車場に着きました。

園地は広く、外れには「灯台資料館」もあり参観料200円で灯台と資料館両方に入ることができます。

最近まで使われていた4等フレネルレンズが資料館に展示されていました。
 
夜明け直前の灯台(回転式投器でないのがちょっと残念)

6時5分太陽が昇り出しました。

車中で朝食を摂ったり周辺の写真を撮りながら8時半の灯台のオープンを待つ。

園地から灯台の入り口

灯台上からの半島付け根方向(園地の向こう側)、右側が的矢湾、左が太平洋側。





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