夢中人

sura@cosmic_a

自由主義

2010年03月26日 | Weblog
米医療保険法成立というニュースを聞きしました。

この医療保険法を成立するまでに1世紀にわたる努力があったとか。1世紀。。。100年なんですね。
100年の時を経て、2010年3月23日に、ホワイトハウスにてオバマ大統領が医療保険法案に署名をされたのですね。
「おめでとうございます!」といいたいところですが、反対派の反発があるとか。まだまだ油断ならない状況であるとありました。

私は、この反対派に疑問があるのです。先進国の中で、唯一国民皆保険が無くて、世界で一番医療費が高いと言われていて、
問題もなにかと発生しているみたいではないですか。
それなのに、個人の自由と州の主権を侵害しており違憲だとして、連邦政府を相手取り、法の無効確認を求める訴えを連邦地裁におこしたとか。
この反対派の方々は、サブプライムローンのことをどう思っているのかな。

この反対派は共和党党員から出ているみたいなのですが、この言われている「個人の自由」というのは地球の長い歴史の中で
新しい方の考えなんだろうなと思っていたのだけれど、なんか違うみたいですね。
Wikpedia自由主義を見てみたのですが、共和党というのは、古典的自由主義でいいのかな。
というか、それがアメリカの国を創る上での土台となっていて、その伝統的な考えをずっと大事にしていたんだ。
常に最先端な感じがするアメリカなんだけど、その根底は、独立した220年くらい前の考えがあったということかな。
でも、19世紀後半から20世紀前半にかけて、自由放任主義を放棄し、時には国家による介入も容認するべきであるとする根拠と方法が
次第に理論化され、こうした思想を受けた自由主義たちはnew liberalsと呼ばれ影響力を増していくとありましたが、これが民主党というわけでしょうか。
この時から国民皆保険というのを訴えて、100年の時を経て、2010年に実現したといことなのですね。
日本やほかの国々からしてみれば、国民皆保険は当たり前の状況なのだけれど、アメリカでは今回のことは歴史的転換点なのですね。

やっと芽がでたのですね。これはアメリカ国民が育てるのですね。
ちらりとネットでみたのですが、この国民皆保険が自分には関係ないと思っている国民も少なくないとあったのですが、それは本当でしょうか。
だとしたらそれは違いますよね。。。たぶん違うと思うけど。もしかして、土台となっている伝統的な考えがそう思わせるのかな。
もしくは、マスコミなのかなぁ。

最近、グローバル化なんて言われていますよね。グローバル化とは、地球規模で考えるということですが、
先進国の中で、アメリカだけが国民皆保険が無いというのは、なんかおかしいと思うのですけど。(今回できたけど)
で、今回、アメリカの影の部分を本を通じて知ることができたのですけど、あの影の部分がですよ、
グローバル化によって世界中の国々に行き渡ったら大変な事だなと思いました。
もちろん、何度も言いますけど、光の部分もあると思います。。。でも、影があるから光があるわけかなと思ったわけで。。。

伝統的なものを大事にするってとてもいいことだと思うのですよ。アメリカってそうだったんだなと思いました。
でもですよ、時は流れるのであって、そこに問題点が発生したりしたら伝統的なものであっても、何か対処しなくてはならないし、
外国のいい所などを参考にしたり、取り入れたりしてもいいのではないのかなと思うのですけど。。。違うかなぁ。
もし、外国のいい所を取り入れようとしたりすると、それはアメリカの伝統的な考えに反している事になるのかな。
ちょっとその辺りがよくわからないのですが、グローバル化ということで、お国柄というのはもちろんあると思うのですが、
いい所で影響し合えればいいですよね。
一部の既得権益層の為ではなく、多くの人がちゃんと生きていけるようなそんな所で影響し合えればいいのではないのかなと感じました。

本当に世界に目をむけるって大事なことですよね。
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