夢中人

sura@cosmic_a

クオリア

2019年04月22日 | Weblog
神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた。
主なる神は人に命じて言われた。
「園のすべての木から取って食べなさい。
だだし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」

主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった。
蛇は女に言った。「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」
女は蛇に答えた。
「わたしたちは、園の木の果実を食べてよいのです。
でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神様はおっしゃいました。」
蛇は女に言った。
「決して死ぬことはない。
それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存知なのだ。」
女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。
女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。



Amazon.co.jp: まぼろしの郊外

この本を読んでいると、人の生態系と都市化って噛み合ってないのかなと思う。
そうすると、都市は都市でいいけど、何が為の都市化だったんだろう。
都市化してくると、どうやら居場所がなくなってくるというか、よく聞く空虚感てやつを抱くようになるのか。
そして、それを埋め合わせようとするのに、別の空間を持つことで、心のバランスが保てるのか。
その別空間の持ち方が、それぞれで、最近ではテクノロジーで埋め合わせることもできるが、
どうやら危険もあるようだという感じでしょうか。

よくわかっていませんが、都市はもしかしたら何かの価値観で出来ているのかもしれませんね。
(価値観とは何に価値があると認めるかに関する考え方。善・悪好ましいこと、好ましくないこと、といった価値を判断する時の根底となるものの見方。)
それはそれでいいけど、なにかこぅ、息苦しさを感じるのかもしれない。
しかし、社会学の考え方によれば、人が人に価値観を伝達することは、そもそもできないらしく、人は単に環境から学習するだけとか。
だから、その都市がどんな環境で、その空間でどんな体験質の蓄積ができるか。。。なのか?

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