夢中人

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ミラクル

2012年12月18日 | Weblog
日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期は、1954年(昭和29年)12月から1973年(昭和48年)11月までの19年間であるとありました。第二次世界大戦で日本はボロボロになった。でも、ボロボロになったにもかかわらず、復興し、そして経済大国となった日本。
経済成長を遂げる過程において、環境破壊や金融危機などにあってきましたが、バブル景気までいった日本。この一連の流れを英語では「Japanese miracle」と言うそうです。戦争で、なにもかも全てを無くしてしまったかと思いきや、無くしてなかったものがあったんですね。それは「国民性」のようです。国民性がミラクルを引き起こしたんだ。

そんな経済成長のさなかに建てられた建築物に行ってきました。それは、東京タワーと代々木第一体育館。
東京タワーは1958年(昭和33年)10月14日竣工、同年12月23日に完工式が開かれたそうです。
また、代々木第一体育館は1964年(昭和39年)9月竣工で、それは、東京オリンピックの開幕のわずか39日前だったそうです。この代々木第一体育館は、ものすごく急いで造ったみたいですね。でも、急いで造らなければいけないわりには、デザインが結構凝ってる感じですよね。また、構造的にも珍しい建物とありました。設計者は、丹下健三さん。この時の日本の想いを強く受け止めていらっしゃったに違いありませんね。そしてまた、昼夜を問わず、この建築物を完成してくれた工事人の方々がいらっしゃった。


そんな当時の想いが詰まった代々木第一体育館。私は、内部に初めて入りました。上を見上げれば、テレビで観た事がある、うねっている天上。鱗みたな感じで造られている。天上だけでもすごいわぁ。。。
なぜ代々木第一体育館へ行ったかというと、それは、Acid Black Cherryのライブです。
そのライブはセンターステージでした。壁側ではなく、競技するエリアの中央にステージがあったから、とても観やすかった。というか、体育館的には競技が観やすく設計されているんですよね。だから特にセンターステージだとすごく見やすいんでしょうね。。。というか、センターステージうれしいですよ。ステージに立つご本人達は、すごく大変とお聞きしました。でも、うれしいです。アリーナだけど距離的には、ホールくらいな感じにもなりますね。
私は、歌を聴き入っている時は、なぜか、天上を見上げるんですよ。それはなぜかわからないんですけど、天上を見上げるんです。Acid Black Cherryの歌を聴き入りながら、不思議な形をした天井を見上げていました。
当時の日本の夢と想いを込めて造られた建築物で、大好きなAcid Black Cherryの歌を聴いている。なんだか、とてもうれしい気持ちになりました。


東京タワーからの景色です。夕焼け空に富士山が見えました。街のあかりもポツポツと灯り初めています。
ここから見える東京の景色はすごい。完成当時の東京タワーの周辺の様子の写真があったのですが、周りにはなんにもなさそうなんですよ。ガランとしている感じでした。そっかぁ、今、福島を被災地から復興地へなんて言ってるけど、日本自体が復興地なんだ。戦争でボロボロになった日本。それから約60年後にこの景色とは、やはり、ミラクルかも。


こちらは、今話題の東京スカイツリー。2012年竣工。
平成の今、日本の建て直しが必要と言われています。ここで日本が未来を築き上げることが出来たのなら、それもミラクルなのか。



コメント (2)
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