ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

奈良県が判決不服で控訴 産科医の時間外手当訴訟

2009年05月02日 | 地域周産期医療

コメント(私見):

奈良県の産婦人科医療提供体制を立て直していくためには、まずは奈良県内の産婦人科医の頭数を地道に増やしていく必要があります。

時間外勤務手当を法で定められた通りに支払うくらいのことは、最低限の必須事項です。産婦人科医不足の今、現在の職場を辞めたとしても、働く場所など探せばどこにでもみつかります。県が正当な報酬の支払いをかたくなに拒否し、県側と医師側とが法廷で激しく争っているようでは、産婦人科医の頭数を現状のまま維持していくことすらだんだん難しくなっていくと思います。

日赤医療センター(常勤産婦人科医:24人)や愛育病院(常勤産婦人科医:15人)などのマンパワーの充実した病院でも、労働基準法違反を理由に軒並み立ち入り調査や是正勧告を受けている現状を、奈良県知事はよく理解する必要があると思います。

【以下コメントの追記、2009年5月3日】

法定労働時間とは、労働基準法において労働者を働かせることができる限度の時間です。法定労働時間は、1日8時間、1週間については40時間となります。それを超える労働は時間外労働となり、割増賃金を支払う必要があります。労働時間は業務に従事していた時間だけではなく、使用者の指揮監督下にあるかどうかでみます。 例えば、準備・整理の時間、仕事待機の時間、出席することが義務づけられた研修の時間なども労働時間に含めます。また、労働基準法では、当直などの時間外勤務は労使が協定を結んだ上で、原則月45時間以内と定めています。 労働基準監督署の基準では、医師の当直(宿直、日直の総称)は、病室の定時巡回など軽度で短時間の業務と定義されています。

従来は、医師の当直に対して、時間外、休日労働の割増賃金ではなく、割安な手当が支給されることが常態化していました。今回、奈良地方裁判所は、産科医の夜間や土曜休日の宿日直勤務について、労働基準法上の時間外労働に当たるとの判断を示し、奈良県に割増賃金の支払いを命じましたが、奈良県は、その奈良地裁の判決を不服として控訴する方針を発表しました。

奈良県は産婦人科医が不足し、産科救急事例の多くが県内で受け入れできない状況が恒常化していると聞いています。(2006年、奈良県の某病院で分娩中に急変した妊婦さんが、約20の病院から受け入れを断られ、約6時間後に大阪府内の病院に搬送され、その1週間後に死亡した事例は、当時大きく報道されました。)このような危機的状況を打開するためには、奈良県内の産婦人科医の頭数を大幅に増やす必要があり、今回は県の周産期医療提供体制を立て直す大きなチャンスであったと思われます。県の上層部の方々は、産科医療が一度完全に崩壊しないことには、事態の重大性が全く理解できないのかもしれません。

医師の当直勤務は「時間外労働」、割増賃金支払い命じる判決

産科業務と労働基準法

愛育病院、日赤医療センター: 労働基準法違反で是正勧告

**** NHKニュース、奈良、2009年5月3日

時間外手当の判決で県が控訴

 県立奈良病院の産婦人科医の時間外手当をめぐる裁判で、奈良県は、1500万円あまりを医師らに支払うよう県に命じた、奈良地方裁判所の判決を不服として、1日、大阪高等裁判所に控訴しました。

 この裁判は、県立奈良病院の産婦人科に勤務する医師2人が、夜間や休日の当直勤務で、出産や救急患者の対応に追われているのに、待ち時間の多い仕事という扱いで、割り増し分の時間外手当が支払われないのは違法だとして、奈良県に未払いの賃金を支払うよう求めているものです。

 この裁判で、奈良地方裁判所は、4月22日、「産婦人科医の夜間・休日の当直は、待ち時間の多い勤務とは言えない」として、労働時間にあたると認め、奈良県に対し、あわせて1500万円あまりを支払うよう命じる判決を言い渡しました。

 奈良県は、この判決を不服として、1日、大阪高等裁判所に控訴しました。

 控訴の理由について、奈良県の荒井知事は会見で、「診察などの業務が当直勤務時間中の4分の1しかなかったのに、勤務時間すべてを時間外手当の対象とした判断は適切でない」と述べました。

(NHKニュース、奈良、2009年5月3日)

****** 朝日新聞、2009年5月1日

奈良県が判決不服で控訴 産科医の時間外手当訴訟

 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が当直勤務中の時間外手当(割増賃金)の支払いを県に求めた訴訟で、県は1日、医師の訴えを認めて計約1540万円の支払いを命じた4月22日の奈良地裁判決を不服として、大阪高裁に控訴すると発表した。

 記者会見した荒井正吾知事は「当直勤務時間すべてを割増賃金の対象とする判決は適切ではない。診療をしていない待機時間は労働時間から外すべきだ」と話した。

(朝日新聞、2009年5月1日)

****** 読売新聞、2009年5月1日

産科医割増賃金訴訟 奈良県が控訴

 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が当直勤務などに時間外割増賃金の支払いを求めた訴訟で、県は1日、当直は時間外労働にあたり、計1540万円の支払いを命じた奈良地裁の判決を不服として、控訴すると発表した。

 県は「当直勤務すべてを時間外労働の対象にするべきではない」などとしている。荒井正吾知事は「勤務医の当直勤務が、労働基準法に抵触するかどうかという、全国の病院に共通の課題を突きつけられた判決。さらに上級審の判断を求めたい」と話した。

(読売新聞、2009年5月1日)

****** 産経新聞、2009年5月1日

産婦人科医訴訟で奈良県が控訴

 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科の医師2人が、夜間宿直や休日勤務などに対する割増賃金の支払いを県に求めた訴訟で、県は1日、医師らの訴えを認めて計約1540万円の支払いを命じた奈良地裁の判決を不服として控訴する方針を固めた。

 県は、判決が宿直や休日の勤務時間すべてを割増賃金の支払い対象としたことについて、「診療を行っていない待機時間は労働時間にあたらず、実態に即していない」などとしている。

(産経新聞、2009年5月1日)

****** 共同通信、2009年5月1日

産科医当直労働時間外で控訴へ 奈良県

 県立奈良病院(奈良市)の産科医2人が当直勤務の時間外割増賃金などの支払いを県に求めた訴訟で奈良県は1日、当直を時間外労働と認め、計約1500万円の支払いを県に命じた奈良地裁判決を不服として、大阪高裁に同日控訴すると発表した。

 控訴理由について県は「当直時間のすべてを割増賃金の対象にするとした判決は適切ではない。診療していない待機時間は労働時間から外すべきだ」などとしている。

割増賃金 労働基準法は、使用者に対し原則1日8時間、1週間に40時間を超えて働かせてはならないと残業を禁止している。事前に労使が協定を結んだ場合には残業をさせることができるが、使用者は25%以上の割増賃金を上乗せして支払うことが義務付けられている。

(共同通信、2009年5月1日)


新型インフルエンザ アジアで初の感染確認例についての報道

2009年05月02日 | 新型インフルエンザ

コメント(私見):

新型インフルエンザは日を追うごとに感染が拡大し、香港や韓国でも、新型インフルエンザの感染が確認されました。現時点(5月2日19時)で、16の国と地域において合わせて639人の感染が確認されています。

このウイルスが日本に入り込んでくるのも、もはや時間の問題と考えられます。

産婦人科においては、新型インフルエンザ感染の疑いのある妊婦さんの妊婦健診をどの病院でどうやって実施するのか?分娩はどの病院のどの分娩室でいかに対応するのか?帝王切開となった場合はどの手術室を使うのか?など、緊急時にパニックに陥らないように、今のうちに担当者間でよく話し合って、詳細を取り決めておく必要があります。

新型インフルエンザに関する Q and A

4/29 豚インフルエンザ関連のニュース

4/30 WHO、警戒水準をフェーズ5へ引き上げ 新型(豚)インフルエンザ

5/1 横浜の高校生、新型インフルエンザには感染してなかったことが判明 (厚労省の会見)

**** NHKニュース、2009年19時15分

感染確認 16の国と地域

 新型インフルエンザの感染は、これまでに世界の16の国と地域で確認されており、感染者の数は630人を超えました。

 新型インフルエンザの感染は、1日夜、アジアでは初めて香港で確認されたのに続き、2日、韓国でも確認されました。これで、感染が確認されたのは、世界全体では16の国と地域であわせて639人となりました。このうち、メキシコの16人とアメリカの1人のあわせて17人の死亡が確認されています。感染が確認された国と地域の内訳は、▽メキシコが最も多く397人、次いで▽アメリカで145人、▽カナダで51人、▽スペインとイギリスでそれぞれ13人、▽ドイツで5人、▽ニュージーランドで3人、▽イスラエルとコスタリカ、フランスでそれぞれ2人、▽オーストリアとスイス、オランダ、デンマーク、香港、それに韓国でそれぞれ1人となっています。

(NHKニュース、2009年19時15分)

**** NHKニュース、2009年19時15分

韓国 感染確認で検疫態勢強化

 韓国では、初めて新型インフルエンザの感染が確認されたことを受けて、空港や港などで検疫態勢を強化するなど、感染の広がりを食い止めようとしています。

 韓国の保健福祉家族省は、2日、メキシコ旅行から先月帰国した51歳の女性が新型インフルエンザに感染したことを確認したほか、同居していた44歳の女性も感染した疑いがあるとして詳しく調べています。国内で初めて新型インフルエンザの感染が確認されたことを受けて、ソウル近郊のインチョン国際空港では検疫態勢を強化し、職員をふだんより30人以上増やしました。そして、熱が出たと申告してきた乗客が乗っていた便については、ひとりひとりの乗客の体温を計るなどしています。また、韓国南部のプサン港でも、これまでに感染が確認されている国や地域から到着した船に職員が乗船して検疫を行い、新型インフルエンザの感染の広がりを食い止めようとしています。一方、韓国には、大型連休の期間中に10万人近い日本人観光客が訪れると予想されています。このうち、ソウル中心部のミョンドンを訪れた人は、韓国で初めての感染が確認されたことについて、「多少は不安だが、韓国で感染した人が1人と確率は低いので、このまま滞在を続けます」、「日本にウイルスを持ち帰らないように気をつけなければならない」などと話していました。今回の事態を受けて日本に帰国するという観光客はいませんでしたが、市内では、マスクをつけて歩く日本人観光客の姿が目立ち始めています。

(NHKニュース、2009年19時15分)

**** NHKニュース、2009年19時15分

香港 日本人宿泊客も隔離

 香港の衛生当局は、新型インフルエンザへの感染が確認されたメキシコ人男性が泊まっていたホテルの宿泊客と従業員全員を1週間ホテルの中に隔離することを決め、日本人旅行客を含むおよそ350人の健康状態の確認を進めています。

 香港の衛生当局は、1日夜、観光で香港を訪れているメキシコ人男性が新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表しました。男性は4月30日午後に香港に到着し、その後ホテルで発熱したということです。これを受けて香港当局は、独自に設けている3段階のインフルエンザの警戒レベルを最高の「緊急」に引き上げ、男性が宿泊していたホテルの宿泊客と従業員およそ350人全員を1週間ホテルの中に隔離し、健康状態に問題がないか確認することを決めました。今のところ、新型インフルエンザの症状を訴えている人はいないということです。また、香港の日本総領事館によりますと、このホテルに宿泊していた日本人旅行客から連絡があり、日本人も滞在していることが確認できたということです。ただ、何人いるかなど詳しいことは把握できておらず、総領事館では、香港当局と連絡をとりながら健康状態などの確認を進めています。

(NHKニュース、2009年19時15分)

**** CNN、2009年5月2日18時37分

香港のホテルを1週間「封鎖」、新型インフルエンザ感染判明で

 香港で1日、、中国・上海経由で同地を訪れたメキシコ人男性(25)の新型インフルエンザ感染が確認されたことを受け、香港の衛生当局は2日、男性が滞在していたホテルの「封鎖」を決定、宿泊客約200人、スタッフ約100人が約1週間、建物内にとどまることを命じた。

 このホテルは「メトロパーク・ホテル」。宿泊客らには抗インフルエンザ薬のタミフルが投与される予定。香港政府によると、男性は4月30日、上海経由で香港に到着していた。

 アジアで感染者が確認されたのは、香港が初めてだった。

 メキシコ人男性は病院で手当を受けているが、友人と共に行動していたとされ、友人の健康状態も調べている。上海では空港外に出なかったとされる。

(CNN、2009年5月2日18時37分)

**** 毎日新聞、2009年5月2日東京夕刊

新型インフルエンザ:韓国でも感染者、「水際作戦」を強化 メキシコ在住者帰国で

 【ソウル大澤文護】メキシコから帰国した韓国人女性が新型インフルエンザ感染者と確認されたことで、韓国政府は2日、この女性と同じ航空機に搭乗していた乗客337人の健康状態の追跡調査を急ぐとともに、同日から帰国し始めたメキシコ在住韓国人の到着に合わせた「水際作戦」を強化している。

 韓国政府の発表などによると、感染が確認されたのは51歳の修道女で、先月19日からメキシコ市南部のモレロス地域で奉仕活動に従事した後、同26日に韓国・仁川空港に到着した。28日に「推定患者」と認定された後、ソウル市南郊の軍関係の病院で隔離治療を受けている。保健当局は「すでにインフルエンザの症状は治まり、合併症の兆候もない」と話している。この女性を仁川空港まで迎えに出た40歳代の修道女が、インフルエンザの兆候を引き起こし、新型インフルエンザの「推定患者」と認定された。新型インフルエンザと確認された女性から感染した可能性が指摘されている。韓国政府の対策本部は特殊防疫マスク50万枚を購入、国内の各国際空港の出入国係官、病院職員などに配布する。

 聯合ニュースによると、2日早朝、メキシコ在住の韓国系企業従業員の家族ら計45人が米ロサンゼルス経由の航空便で仁川空港に帰国した。機内で全員が保健当局による検査を受けたが、新型インフルエンザの兆候はなかったために帰宅した。

(毎日新聞、2009年5月2日東京夕刊)

**** NHKニュース、2009年5月2日8時43分

韓国で初めての感染を確認

 韓国の保健福祉家族省は先月、メキシコから帰国した51歳の韓国人女性が新型インフルエンザに感染したことを明らかにしました。韓国で新型インフルエンザの感染が確認されたのはこれが初めてで、これによって世界で感染が確認されたのは、16の国と地域であわせて600人になりました。

(NHKニュース、2009年5月2日8時43分)

**** 共同通信、2009年5月2日8時46分

韓国で感染初確認 新型インフル、隣国へ

 【ソウル2日共同】韓国保健福祉家族省は2日、メキシコ旅行から帰国し新型インフルエンザの感染の疑いが濃い推定患者と診断されていた韓国人女性(51)の感染が最終的に確認されたと明らかにした。韓国で新型インフルエンザ確認は初。

 感染確認はこれで16カ国・地域となった。アジアでは香港に続き2カ所目。ついに年間400万人以上が往来する隣国まで迫り、日本は感染流入阻止に向けた水際対策の重要性がますます高まった。

 感染が確認された女性は4月中旬にメキシコを旅行し、26日に米ロサンゼルス経由で仁川国際空港に帰国。飛行機内でせきや悪寒、発熱などの症状があり、28日から隔離病棟に収容された。同省によると退院が可能な状態まで回復したという。

 韓国政府は5月1日、女性と同じ修道院で暮らす別の女性も推定患者と診断されたと発表。メキシコなどへの渡航歴がなく、2次感染の可能性があり、詳しい検査を続けている。

 韓国政府は現在、4段階のうち下から2番目の注意の警戒態勢を警戒へ格上げするかどうか検討する。保健当局はメキシコからの入国者は症状の有無にかかわらず、自宅などで1週間の隔離状態に置く措置を取っている。

(共同通信、2009年5月2日8時46分)

**** FNNニュース、2009年5月2日8時16分

新型インフルエンザ 韓国でも初の感染者確認 メキシコに旅行した51歳の韓国人女性

 世界的広がりを見せる新型インフルエンザについて、2日午前、韓国でも初めての感染者が確認された。感染が確認されたのは、4月にメキシコに旅行した51歳の韓国人女性。帰国後、発熱の症状などを訴え、病院で手当てを受けていた。この女性を仁川空港に迎えに行った別の女性も感染が疑われていて、現在検査が行われている。

(FNNニュース、2009年5月2日8時16分)

**** FNNニュース、2009年5月2日7時18分

新型インフルエンザ アジア初の感染者確認 香港を旅行で訪れていたメキシコ人男性

 新型インフルエンザの感染が世界各地に広がりを見せている中、香港で1日、アジア初の感染者が確認された。香港政府の発表によると、感染が確認されたのは、香港を旅行で訪れていたメキシコ人の男性。男性は、4月30日にメキシコから中国・上海を経由して香港に到着したあと、発熱の症状が出たという。アジアでの感染確認は、これが初めてとなる。一方、ヨーロッパでも感染が広がっているが、イギリスやドイツでは、新たにヒトからヒトへの感染が確認されている。2日午前7時現在までに感染が確認されたのは、メキシコ、アメリカ、カナダなど15の国や地域で、594人となっている。ところで、WHO(世界保健機関)は1日、記者会見を行い、新型インフルエンザに有効なワクチンが使用可能になるには、4~6カ月かかるとの見通しを示した。

(FNNニュース、2009年5月2日7時18分)

**** NHKニュース、2009年5月2日5時27分

香港 アジアで初の感染を確認

 香港の保健当局は、1日夜、香港を訪れているメキシコ人男性1人が新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表し、男性が泊まっていたホテルを封鎖するなどして、感染が広がっていないかどうか確認を進めています。

 香港の保健当局の発表によりますと、新型インフルエンザへの感染が確認されたのは、メキシコ人の25才の男性で、4月30日に観光のため友人2人と香港を訪れたということです。男性は、30日の夜、香港のホテルに入ったあとに発熱し、病院に運ばれて詳しい検査を受けた結果、新型インフルエンザに感染していることが確認されました。男性はメキシコから上海経由で香港に入りましたが、上海の空港で乗り換えたときは体調に異常はみられなかったということです。香港の保健当局は、感染が確認された男性と、男性の友人のメキシコ人2人を病院の専門の病室に隔離するとともに、男性が宿泊していたホテルを封鎖し、従業員と宿泊客をホテルに留め置いたまま健康状態を観察しています。また、中国本土の衛生当局と連絡を取り、感染が確認された男性と同じ中国東方航空の便に乗っていた乗客にインフルエンザの症状が出ていないかなど、詳しく調べることにしています。アジアで新型インフルエンザへの感染が確認されたのは香港が初めてです。

(NHKニュース、2009年5月2日5時27分)