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ビーグル犬の子犬 ハナがやって来た
Puppy Hana came over

スノーシューを自作する

2015年02月20日 | 工作 The works of my hobby
 30年以上前に 雑誌BePAlでスノーシューの作り方の記事を読んだことがある。
作ってみたかったが木を曲げるのが難しそうで諦めた。
 去年の暮れに山葡萄の蔓でならスノーシューが出来るのではないかと思いついた。
早速友人の恵山民芸さんから蔓の芯を貰ってきた。



上のL.L.Beanのクラシックモデルを手本にした。
貰った蔓は小さな輪にして保管してあったので とりあえず伸ばしてみた。
下の蔓の中の小さな蔓は 試しにバーナーで熱を加えてどれだけ曲がるか試した物。
バーナーは普通にホームセンターで売っているカセットボンベ式。



とりあえずモデルの原寸図面を描く。
前後のヒモの編み方は分かったが 中心部は複雑で解読が難しいので今はパスする。



蔓には大きな節があったりするのできれいな形にはならないが それはそれで面白いと思う。
長さも少し短くてテール部分をモデルのように長くは出来なかった。



それらしい形になったので骨木を入れる。テールを接合する。
接着部分は耐水接着剤(タイトボンド)とスリムビスを使用した。



ネットの材料は何を使うか迷ったが、麻紐にした。
ホームセンターで普通にある物。50メートルで500円弱だと思った。
前後の編み方は一筆書きになるようになっている。
骨木と前後部分の蔓に紐を通す穴をドリルで空けた。(中心部は蔓には穴を空けない)



モデルのビンディングを外して 中心部の編み方を解読する。



やはり一筆書きで つま先部分は3本位重ねて編んで補強してある。
モデルは中心部分の紐は前後に比べて一回り太いのを使ってる。
ホームセンターではこれ以上太い浅紐はなかったので浅紐を2本重ねにした。
編むのに夢中になって中心部の写真を撮るのを忘れてしまった。



靴のビンディングの型紙を作る。
靴上部は簡略化のためベルトでなく紐で固定することにした。



手持ちの革の中から厚めの物を選び切り抜く。



装着する。



下から見たところ。
踵が上がり、登りではつま先が雪に食い込む。



踵部分のベルトのバックルは手持ちの古いナイロンベルトのバックルを付け替えた。
これでほぼ完成。
後は強度と防水性を良くするために防腐剤(キシラデコール)を塗る予定。



小さい子用バージョンも作ってみた。



古いラケットを子供用カンジキに改造するアイデアは20年前から思いついていたが
この機会にようやく実現した。
柄の部分を少し長めに残しているのは足を浮かせた時、柄の重さで前部を上に向かせるためだ。
紐は細いナイロンロープを使用、星柄に編んでみた。



L.L.Beanモデル。



ビンディング拡大。



孫は正月にしか来ないので今年は使用することは無いだろう。
私が履くにはフレームがちょっと細い。
耐荷重は40Km?
恵山民芸さんに次回はもっと太い蔓をお願いしておこう。
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