紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

「バーニー・ケッセル」~「オン・ファイヤー」

2007-04-19 23:52:10 | ジャズ・ギター
名ジャズギター奏者、「バーニー・ケッセル」がエメラルドレーベルに残した傑作「オン・ファイヤー」を紹介します。

「バーニー・ケッセル」はジャズ・ギターの開祖「チャーリー・クリスチャン」直系のギタリストだが、洗練された表現と、ファンキーなノリの両面を持ち合わせている。
このアルバムはそんな彼の演奏を収めたライブ録音です。
それでは、詳細を解説しましょう。

アルバムタイトル…「オン・ファイヤー」

パーソネル…リーダー;バーニー・ケッセル(g)
      ジェリー・シェフ(b)
      フランク・キャップ(ds)

曲目…1.スロー・バーン、2.ジャスト・イン・タイム、3.いそしぎ、4.リカード・ボサノヴァ、5.スイート・ベイビー、6.フー・キャン・アイ・ターン・トゥ、7.ワン・ミント・ジュレブ

1965年 録音

演奏(曲)について…さて、いつものお薦め曲ですが、個人的にはワンパターンの3曲目「いそしぎ」と4曲目「リカード・ボサノヴァ」に後ろ髪を引かれつつも、ずばりベストプレイはケッセルのオリジナル曲、冒頭の「スロー・バーン」です。
正しく正統的4ビートに乗って、ケッセルがジャージーな演奏をしており、バックの二人との呼吸もピッタリで言うことなしです。
ちなみに、「いそしぎ」はスローテンポで、とてもメロディックな演奏で、「リカード~」は序奏の入り方などを聴いても、とてもセンス良い演奏に仕上げています。
2曲目「ジャスト~」はハイテンポで演奏し、ケッセルの「ギタテク」が満喫できます。
5&6曲目のバラード両曲は情感が溢れていて良いですよ。
そして、ラストの「ワン・ミント~」は元曲がR&Bらしく、ブルージーな演奏で途中でバンド・メンバーの紹介も入っていて、ライブの盛り上がりが良く分かってgoodな演奏です。

駄曲、駄演なしのお得な一枚です。