![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/bd/c6a59ccbab8248a21680bdcb5b70c93f.jpg)
1965年に「コルトレーン」が発したフリー宣言、問題作と言われているのが、今日紹介する「アセンション」です。
モダン・ジャズ…取分けバップから発展したモード・ジャズにプラスして、「コルトレーン」自身が、更なる音階と音調的発展をさせたのが、所謂「コルトレーン・チェンジ」と「シーツ・オブ・サウンド」である事は、先回「マイ・フェイヴァリット・シングス」の時に(少し)紹介させて頂きました。
私個人的には、この時代の演奏形態が、「ジャズの完成型」だと信じておりますし、最も好きな「ジャズ」なのですが、「コルトレーン」の進攻は止まりませんでした。
つまりアルバム「アセンション」は、(「コルトレーン・チェンジ」等でも飽き足らず?)ジャズの将来性を更に模索していた「コルトレーン」が、実験的いや、意欲的に取組み進攻した証のレコーディング・セッションとなったのです。
正直申し上げますと、このアルバムは多くの方に聴いてもらえる物では無いと思いますし、問題作では有っても、「コルトレーン」の代表作でも傑作でも全く有りません。
ただ、私も実は、この「アセンション」を聴いたのが、実に10数年ぶりなのですが、前回聴いた時よりもかなり聴き易く?なっていたのが不思議で…「エリック・ドルフィー」の「アウト・トゥ・ランチ」も確か同様な印象が有りますけど…何ででしょうかねぇ?
ここ10年以上で、(フリー)ジャズ以上に過激な音楽を知らず知らずの内に聴いていて、耳が慣れてきているのかも知れません。
このアルバムで良い演奏をしているのは、CDのライナー・ノーツで「星野秋男」氏も書かれておりますが、過去の音階に囚われない、若手の新鋭たちで、「コルトレーン・チルドレン」とも言うべき、「ファラオ・サンダース」や「アーチー・シェップ」、「マリオン・ブラウン」と言ったメンバーです。
彼らは(フリー)アドリブで生き生きとした思い切りの良いブローを演ってくれてます。
一方、至高のカルテットを形成していた、「エルヴィン・ジョーンズ」、「マッコイ・タイナー」は、半ば呆れた心理状態になっており、「どうでもいいや」「成る様に成れ!」と入った心境で演奏しているらしいです。
私的には、「エルヴィン」も「マッコイ」もベストではなくとも、それなりにパフォーマンスを演じていると思いますが…。
最後まで「コルトレーン」と付き合うことになるベーシスト「ジミー・ギャリソン」は、終盤のアドリブ・ソロを含めてgoodな演奏をしていますね。
いずれにせよ、「ハバード」などは、この系統の音楽(ジャズ)は、肌に合わなかった様で、「ハバード」らしさは出ていないようです。
それでも、フリーとは言え、もはや20世紀の古典としての価値すら出てきたアルバムとだと思います。
序奏の演奏なんかは、メロディアスと言っても良いような???
まぁ、怖いもの見たさで、聴いてくれる方がいれば嬉しいですね。
多分大丈夫です…ハイ!!!
アルバムタイトル…アセンション
パーソネル…リーダー;ジョン・コルトレーン(ts)
フレディ・ハバード(tp)
デューイ・ジョンソン(tp)
ジョン・チカイ(as)
マリオン・ブラウン(as)
ファラオ・サンダース(ts)
アーチー・シェップ(ts)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
アート・デイヴィス(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
曲目…アセンション
録音…1965年6月28日
原盤…impulse A-95 発売…ワーナー・ブラザース
CD番号…32XD-577
演奏について…前説で殆ど言ってしまったので、詳細はこれ以上は言いません。
序奏の以外にもメロディアスな感じ、ソロで言えば「コルトレーン」は当然のことながら、近い将来の飛躍を予感させる、「ファラオ・サンダース」「マリオン・ブラウン」「アーチー・シェップ」の3人のソロは行けてます。
「ギャリソン」の渋くも重厚なソロも良いです。
「マッコイ」の少し仲間ハズレなモード・ピアノ演奏と「エルヴィン」のガツンガツン、バシンバシンと我が道を行く敲き加減も面白いです。
たまには気分転換にこう言うのも良いです!!
モダン・ジャズ…取分けバップから発展したモード・ジャズにプラスして、「コルトレーン」自身が、更なる音階と音調的発展をさせたのが、所謂「コルトレーン・チェンジ」と「シーツ・オブ・サウンド」である事は、先回「マイ・フェイヴァリット・シングス」の時に(少し)紹介させて頂きました。
私個人的には、この時代の演奏形態が、「ジャズの完成型」だと信じておりますし、最も好きな「ジャズ」なのですが、「コルトレーン」の進攻は止まりませんでした。
つまりアルバム「アセンション」は、(「コルトレーン・チェンジ」等でも飽き足らず?)ジャズの将来性を更に模索していた「コルトレーン」が、実験的いや、意欲的に取組み進攻した証のレコーディング・セッションとなったのです。
正直申し上げますと、このアルバムは多くの方に聴いてもらえる物では無いと思いますし、問題作では有っても、「コルトレーン」の代表作でも傑作でも全く有りません。
ただ、私も実は、この「アセンション」を聴いたのが、実に10数年ぶりなのですが、前回聴いた時よりもかなり聴き易く?なっていたのが不思議で…「エリック・ドルフィー」の「アウト・トゥ・ランチ」も確か同様な印象が有りますけど…何ででしょうかねぇ?
ここ10年以上で、(フリー)ジャズ以上に過激な音楽を知らず知らずの内に聴いていて、耳が慣れてきているのかも知れません。
このアルバムで良い演奏をしているのは、CDのライナー・ノーツで「星野秋男」氏も書かれておりますが、過去の音階に囚われない、若手の新鋭たちで、「コルトレーン・チルドレン」とも言うべき、「ファラオ・サンダース」や「アーチー・シェップ」、「マリオン・ブラウン」と言ったメンバーです。
彼らは(フリー)アドリブで生き生きとした思い切りの良いブローを演ってくれてます。
一方、至高のカルテットを形成していた、「エルヴィン・ジョーンズ」、「マッコイ・タイナー」は、半ば呆れた心理状態になっており、「どうでもいいや」「成る様に成れ!」と入った心境で演奏しているらしいです。
私的には、「エルヴィン」も「マッコイ」もベストではなくとも、それなりにパフォーマンスを演じていると思いますが…。
最後まで「コルトレーン」と付き合うことになるベーシスト「ジミー・ギャリソン」は、終盤のアドリブ・ソロを含めてgoodな演奏をしていますね。
いずれにせよ、「ハバード」などは、この系統の音楽(ジャズ)は、肌に合わなかった様で、「ハバード」らしさは出ていないようです。
それでも、フリーとは言え、もはや20世紀の古典としての価値すら出てきたアルバムとだと思います。
序奏の演奏なんかは、メロディアスと言っても良いような???
まぁ、怖いもの見たさで、聴いてくれる方がいれば嬉しいですね。
多分大丈夫です…ハイ!!!
アルバムタイトル…アセンション
パーソネル…リーダー;ジョン・コルトレーン(ts)
フレディ・ハバード(tp)
デューイ・ジョンソン(tp)
ジョン・チカイ(as)
マリオン・ブラウン(as)
ファラオ・サンダース(ts)
アーチー・シェップ(ts)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
アート・デイヴィス(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
曲目…アセンション
録音…1965年6月28日
原盤…impulse A-95 発売…ワーナー・ブラザース
CD番号…32XD-577
演奏について…前説で殆ど言ってしまったので、詳細はこれ以上は言いません。
序奏の以外にもメロディアスな感じ、ソロで言えば「コルトレーン」は当然のことながら、近い将来の飛躍を予感させる、「ファラオ・サンダース」「マリオン・ブラウン」「アーチー・シェップ」の3人のソロは行けてます。
「ギャリソン」の渋くも重厚なソロも良いです。
「マッコイ」の少し仲間ハズレなモード・ピアノ演奏と「エルヴィン」のガツンガツン、バシンバシンと我が道を行く敲き加減も面白いです。
たまには気分転換にこう言うのも良いです!!
これは是非一度聴いてはみたいのですが、“愛聴盤”にはきっとならなさそうなので、いつも購入を躊躇しているのです。図書館かTSUTAYAにあったら借りようかなと思っています。
このアルバム、多分、「TSUTAYA」にも無いのではと思いますので、以前、私が申し上げたことの中に、(著作権保護のため&アーティストに敬意を表して)CDやLPをCD-Rや(DVD)には絶対焼かない主義だと言っておりましたが、garjyuさんが、この問題作を聴きたいのならば、話は別ですよ。
貴殿が望むのであれば、(禁を破って)CD-Rを作成しましょう。
★勿論、無償ですよ。
お返事、お待ちしております。
ですが、私、意外に生真面目(というよりは臆病)ですので、今回はご遠慮させていただきます。
TSUTAYAでは、仕入のリクエスト(それが通るかどうかは分からないけれども。)が出来るようです。ちょっと、そんなのも使ってみようかな、と思っています。
ついに登場って感じでうれしいです。
このアルバムはコルトレーンの中では『バラード』と同じくらい大好きです。
専門家の方からも賛否両論らしいですね。
確かに名盤とは言われてないとは思いますが、自由なインプロヴィゼーションは最高。
テーマ曲はわかりやすいと思います。
私も紹介したいと思いつつ、エリックさんのような上手な解説ができませんので、ついつい躊躇してしまっていました。
ありがとうございます。
garjyuさんでしたら…との思いで、清水の舞台から飛び降りる覚悟で(大袈裟だ!)ご提案させて頂いたので、一寸残念です。
でも、いかにもgarjyuさん、らしいなぁとも思います。
と言うのも、頂く買うは別として、手元にライブラリー・コレクションとして持つのなら、この「アセンション」は、garjyuさんが持ってはいけないカテゴリーかもしれませんので…。
いつか、聴く機会が有りましたら、感想をお聞かせ願えれば幸いです。
私、自身、ただ長いだけで…?或いは意味不明な、擬声語や擬態語が多い?ので、読んで頂いている方には、ご迷惑をかけているのでは?といつも思っています。
しかし、この文章でも、日々読んで頂いている、「pooh」さんには、心から感謝致します。
ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。
多い事か。嘆息と言う言葉は、まさにこんな輩に向けるためにある。こんな連中は、ジャズ、クラシック、映画、小説などを見聞きするのを止めた方がいい。「上から目線」「人には好みがあるから」「押し付けはいけない」などはたわごとにしか過ぎない。芸術が分からない連中にとっては、国宝級の仏像も、「木彫りの人形」にしか見えないのだろう。
安易に打ち込みで作った音の反復を、「トラック」とか「グルーヴ」とまつりあげる昨今では、本物は理解されない。