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吉川晃司主演 横溝正史『蝶々殺人事件』TVドラマ化

2020年05月14日 09時33分52秒 | 
  うわ~、よくもこんな古い作品を掘り起こしてきたもんだ!と驚きました。家にあるのはカドカワの昭和五十二年発行の十九刷です。
 
(こんな大昔の作品でも、書影をアップするとネタバレになるのかしら?と思いアップを止めました。もし、このお話を未読の方でネタバレが全て大嫌いな方は、カドカワシリーズの表紙絵をご覧にならない方が良いです)
 
巻末の大坪直行さんの解説を読むと、”昭和二十一年五月から翌年の四月まで「ロック」誌に連載”とあるので、七十四年前の作品です。
横溝さんの息子さんのエッセイ?か何かで、「疎開先の岡山の田んぼ道を、着物姿で帯がとけたのにも気づかず、アイデアを考えるのに夢中で黙々と歩く姿は鬼のようだった」というのを読んだ覚えがあるのですが、ここにも”ちょうど、横溝正史が、トリックの鬼となり、いつものになるかわからないトリックを、あれやこれやとひねってみては、ひとり悦に入っていた時期である”と書かれています。横溝作品のトリックの代名詞のように挙げられるお話ですが、それを今の時代にもってくると、どう評価されるのでしょうね。
 
私はここで”『蝶々殺人事件』はクロフツへの挑戦と見てよかろう。”と書かれているのを読んで、クロフツの『樽』を古本屋さんで探して買って読んだんじゃなかったかな?これでハヤカワの「江戸川乱歩監修 世界探偵小説全集」を集めるはめになった、思い出深い作品です。
 
 
あ~、由利先生のイメージドンピシャの吉川さんが早く観たいです! 放送が愉しみだ~。  
 
☆「吉川晃司 地上波連ドラ初主演 横溝正史ホラーミステリー 6・16から5週連続」
 
 歌手で俳優の吉川晃司(54)が地上波の連続ドラマ初主演を務めるカンテレ・フジテレビ系「探偵・由利麟太郎」(火曜、後9・00)が、6月16日から5週連続で放送されることが13日、わかった。横溝正史原作の由利麟太郎シリーズを初めて連ドラ化。元警視庁捜査一課長の経歴を持つ白髪の名探偵を演じる。助手役の志尊淳(25)とのコンビで、京都を舞台にホラーミステリーを描く。
 
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