What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

ホラーとSFの境界線はどこ?

2006年05月29日 11時13分11秒 | 
 あまりにも叙情的で、同じ本に納められている「風の古道」の方が、純然としたホラーのように思います。

 帯に「幻想的かつ端正な文体、そして読む者の魂を揺さぶる奇跡のエンディング」とあるのですが、レイ・ブラッドベリや星新一さんや岡崎弘明さんの作品を読んだ時の印象と重なる感がありました。

 SFをサイエンス・ファンタジーとする作品よりもサイエンス・フィクションとする作品が、最近多いように感じます。そんな中でホラーとSFの境界線ってどこなんだろう?と思います。
 「人外が生み出す恐怖」や「人が創り出す恐怖」がホラーなのでしょうか?私の中では(二度と読みたくない)貴志さんの「黒い家」はホラーですし、S・キングの「ローズ・マダー」はホラーとSFの混合のように思います。そしてO・S・カードの「無伴奏ソナタ」はSFだと思うのです。

 分類して名前をつけると言うのは、何事難しいと思いました。

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