What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「遠距離介護で心がけること」

2010年05月12日 12時55分37秒 | 日常
[読み得・医療&介護]遠距離介護 情報を味方に : いきいき快適生活 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)より引用

「遠距離介護で心がけること」

◎ 地元の介護情報を集める
◎ 親の収入、財産を把握する
◎ 介護チームを作る
◎ 親の望みを知る(子どもの価値観を押しつけない)
◎ 「介護」もさまざま(電話をして精神的に支えることも重要)
◎ 費用は「介護家計簿」に記録(費用負担を巡るトラブルは多い)
◎ 無理は禁物(介護する本人の生活も大事)
◎ 仕事は辞めない(介護は長期戦。本人の生活も困窮する)

(太田さんのアドバイスをもとに作成)

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 どれも大切な事ですが、特に『親の望みを知る(子どもの価値観を押しつけない) 』と『無理は禁物(介護する本人の生活も大事)』という言葉が、心に響きました。


 私がうちのおばあさんの介護をしたのは、トータルで一年間ちょっとくらいの期間にしか過ぎませんが、実家の両親&兄は、祖母が亡くなるまでの十年間を介護しつづけました。ちょうど新しい介護制度やサービスが普及し始めた頃で、試行錯誤しながらサービスを利用している様を見ていたおかげで、介護サービスを使う事に、私はまったく抵抗はありませんでした。逆に、サービスを受けるおばあさんに本人に抵抗感が強くあって、たびたびとまどう事がありました。

もとから、自分が年寄りなのをすっかり脇に置いといて(苦笑)お年寄りや病人が嫌いで、若い人に混じるのが好きな人だったのですが、体が思うように動かなくなってからは、ますますデイサービスなどに出かけて、自分と同じような状態のお年寄りに混じるのを嫌がるようになりました。なので、訪問入浴サービスのみを利用していたのですが、それすら知らない人たちに体を見られるのは嫌なこともあったようで、最期まで不服そうな顔をしていました。

家族からすれば、せめて半日、あるいは一晩でもお世話になれればなぁと願っていたのですが、出好きで人と騒ぐのが好きだったのが、不自由な体に閉じ込められた事がで、精神的に参ってしまったんだと思います。つい、体の不自由さを補う事の方に目が行きがちですが、心の健康も同じくらい考えなきゃいけなかったんだなぁと、後々思いました。

 それと介護をしてみて判ったのですが、エゴのぶつかり合いというのでしょうか、それ以前のストレス(うちのおばあさんは、びっくりするぐらい嫌な人だったんですよ・笑)とはまったく別の、家族同士の本音の部分が曝け出されて、正直、これが何年も続いたらどうなるんだろうと、先の見えない状況の辛さに、体のしんどさよりも心のしんどさが募りました。

しんどい思いをして、それまで見えなかった色々なことが見えるようになったのは、大きなプラスだと思います。つい、マイナスな事ばかり考えてしまいますが、自分を見つめ直すきっかけというか、家族との在り方やなんかもひっくるめて、みんなで支え合っていけば、なんとかなると信じて、向き合う気持ちが結局一番大事なのかも。


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祝・30万IP!

2010年05月12日 10時57分50秒 | ブログ
 拙宅のIP(トータル訪問者数)が、本日300.000を超えました!嬉し~い

ブログを始めて三年半ちょっとたちましたが、年齢・性別・ジャンルを問わず、たくさんの方々とお話ができて、とても嬉しい日々を過ごせました。これからも、どうぞよろしくお願いします。



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