leaf*

ナツノの日常のことを書いています。
しばらくの間コメントお休みさせてくださいね…by ナツノ

とても手軽で簡単だけど美味しいから…

2007-04-30 | 暮らし

時々食べたくなるのがじゃがいもの煮っころがしです。この季節、新じゃがはみずみずしくて皮が薄くて大好きです。チンして作ります。

作り方はホントの手抜きも手抜きです。
1 薄皮を残しても美味しいかもしれませんが、新じゃがの場合でも皮はむいてしまいます。
2 中くらいの新じゃが4つを六等分~四等分にして、水気の残ったままラップしてちょうど良い柔らかさまで電子レンジでチンします。
3 それを熱々のフライパンで水気を飛ばすように煎り、水気が飛んだら油を少し加え適度に焼付け、火を止めてすぐ熱いうちにお醤油を好きなだけからめます。
4 お皿に盛ったら鰹節をパラパラします。

次はスナップエンドウです。これもスグに出来ます。シャキッとして美味しい…

1 筋をキチンとむいて水にさらします。フタ付のフライパンを用意します。
2 油ほんの少々を引いたフライパンが熱々になったところへ、水気の残ったスナップエンドウをジャッ!!と放り込みます。
3 すかさずフタをし、中火で揺すりながら煎り付けます。フタをしてあるので、エンドウの水気で蒸されるように炒めあがります。
4 途中、何度か様子を見て、緑が濃くなり、やや焼き色がつけば皿にあけ、お好みで塩少々をふり、熱いうちにいただきます。

《春のスピリットオブフリーダム/ER》

小川洋子さんの本

2007-04-27 | 

どなたにも出会えてよかったと思える作家さんってきっといますよネ…。このところ、私は小川洋子さんの本が好きです。
日常のようでいて、少し何かがずれている、そんな世界のお話が多いように思います。ちょっと気味悪い物語もありますが、描写が繊細で透明感にあふれていて、引き込まれます。

物語ももちろん良いですが、最近、数冊のエッセイ(文庫)を読みました。
エッセイは物語とはまた違い、小川さんの息遣いまでが聞こえてきそうです。その中には、小川さんの物語のつくり方、コトバをどのように積み上げ重ねてゆくのか…についても書かれていて、たいへん興味深いです。

また、ご家族のこと、生活のことなども書かれていて、小川さんの書く物語に少しずつ、実生活の断片?が形を変えて現れていることも感じたり。また、お子さんへの母としての想いが書かれたくだりを読むと、人間として小川さんに親しみや、好感を持つことが出来ます。


《テッセンが開き始めました》


卯の花が揺れて

2007-04-24 | 母のこと

黄モッコウが八部咲きとなりました。母から、珍しく花の名前を聞かれました。
そう、あれは黄モッコウ。トゲがないでしょう、あれもバラなのよ…

今度は夕方になって… これ、なにかしら?
ウツギだよ。3年前からそこにあったでしょう。
そうだった? ウツギってどう書くの?
空の木と書くの。茎の中が竹のように空洞なんだって。そうそう、卯の花というのは、このウツギを指して言うんだって。
ああ、卯の花…それにしても可愛いねえ…。母はしゃがんでウツギをいつまでも眺めています。 

白内障手術のおかげで、ある程度視力の戻った母は、最近は時たま、ビオラの花がら取りもしてくれます。以前はビオラの花がらとツボミとが、見分けられなかったのですが…。

年齢とともに筋力が落ち、歩き方がぎくしゃくしてきました。心も…糸のように危うげです。思考力がはっきりしているぶん、日常の細かい部分で、どこまで本人の生活力を尊重しつつ…こちらが手を出すべきか…難しいなぁ、と思ったりします。

《画像は卯の花(姫ウツギ/ユキノシタ科ウツギ属)》

八重桜の頃…

2007-04-13 | 母のこと

一重の桜が終わったら、そろそろ八重桜の出番ですネ! 青空を背景に、どっしりとした八重桜を仰ぎ見れば、春から初夏へと…時の流れを感じます。

母の病院の駐車場でもソメイヨシノが散り、八重桜に変わりつつあります。
八重桜の花とツボミの重さに耐えかねてか、たくさんの枝がトンネルのように枝垂れています。その下を駐車場所を探してゆっくり通過します。八重桜の葉は、やや薄茶色ですね。幼い頃よく手に取ったアブラゼミの羽の色に似ている…とフト思ったりします(笑)。

「今日は昨日よりふらふらするの…。会計…してきてくれる? 車…病院の玄関までまわしてくれる…?」 私「う~ん。自分で歩きなよ!」 「……」 「じゃ、車椅子にする?」 「…いやだ」

いやなんだよね? なら、ヘンでも(病院にヘンだなんて思うヒト居ないと思いますが…)ゆっくりでも歩けばいいじゃない…ありのままでいいじゃない。
「手押し車も便利なんじゃない?」 「…いやだ」 以前は、杖をついて歩くのも嫌がっていました。でもそれで転倒しちゃ、元も子もありません。

「ベッド、介護用の手すり付のにする?」 「…まだいい」
大げさに言えば、母の、母なりの人生観。しんどいけど、止めてしまったら…動かなくなる、という重く暗い気持ちが、絶えずココロのどこかにあるのでしょうか。トシをとる、ということは、そういうことなのでしょうか…。
でもその気持ちがあるから、まだまだ母もナントカ自力でやれているのかもしれないですね…。私も、複雑な気持ちです。

小さな冒険…?!

2007-04-10 | 暮らし

ひとつ いいこと

ひとつ いやなこと

でも だからって プラス マイナス ゼロ? ゼロではないよね。


きっと

ひとつ いいこと あったぶん あったかな気持ちになれた

それでココロの皮が びろ~んと伸びて

悲しい気持ちを 包み込む余裕が 少しばかり増えて…


マイナスを飲み込んだ


プラスには そんないいところがあるような気がして

だから ひとり ビールをあけて チイサナ乾杯をした


****

えいっと車にのり、自分で運転したことの無い、やや離れたデパートまで行ってみました。いつも隣に乗っていたので、道はわかっているつもりでした。が、緊張…やはり一人でそこまで行くには、私にとっては、ちょっとした冒険でした。

でもそんなことをしたくなる日でした…、いや、何も考えず運転しちゃえ! と、なかば捨てばちに家を出発しました。無事にこうして帰って来れました。時にはそんなことをしたくなります。
春だから? かな。なぜでしょうか。

混んでるデパートでお互いに行き会って、通路を譲るとき、今日は心がけて「あ、ごめんなさい」と言いました。すると、お年寄りのかた程、「あらあら、こちらこそ、ごめんなさいネ」と言ってくれました。そんなひと言で、なんだか救われたりもします。

家について、車を止めていて、近所のおばさんと娘さんと赤ちゃんとがやってきました。「コンニチワ」 「コンニチワ、暖かいですね、今日は。」

それだけの会話なのに、ココロのトゲが消えていました。…ヒトのココロって、不思議ですよね…。





散るが始まり…。

2007-04-06 | 季節

自転車に干したカサをたたんでいたら、横の黄モッコウのツボミが一粒ふた粒…ほころんでいます。気の早いモッコウさんです^^。

一昨日の午後3時ごろ…フト遠くを見ると、東から南にかけて入道雲がむくむく湧き出していました。あのあたりは東京湾の海上でしょうか、どんどん育って見事なシュークリーム状の入道雲が行列をなして、並んでいました。
こんな季節に…と思っていると、そのうち北東のほうから灰色の雲がやってきて…気づくとあの入道雲たちも、濃い墨色の低い雲に変わっていました。その頃、急激に空気が冷えてきたと思ったら、とつぜん大雨に。雪も降ったようですね。気温はナント4℃だったとか…。

桜もあの大雨で終わりかな…昨日はワンの散歩途中、デジカメを持ち、近くの児童館の庭へ。半分花びらが散り、葉っぱがずいぶん見えています。

はら、はら…花びらが散れば桜は終わり。そう思っていたらテレビでどなたか話していました。桜は散って終わりでなく始まりなんだって…。花が散るから、葉が出て、実が成り…また翌年の花を咲かせる準備に入る訳で…だから、花が散るのが始まりなのではないかとのこと。ふうん、ナルホド。

散るが始まり…。桜に限らず、違う方向から物事を捉えることも、時には大切なんだと思います。他の事だって…きっと…。チイサナ頭の刺激になりました^^。