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ナツノの日常のことを書いています。
しばらくの間コメントお休みさせてくださいね…by ナツノ

よつばと!

2006-08-25 | 季節

長いこと間を開けてしまいました、留守ばかりしていて、本当にごめんなさい!

子供が友達に借りてきた漫画…うん、なになに…「よつばと!」って、「と!」ってなに?四羽の鳩さんかと思いながら読み始めた…。よつばちゃんという女の子のまわりの平凡な?毎日が淡々と綴られている。「平凡な?」と書いたのは、読んでいくうち、よつばちゃんはあんまり平凡な訳ではないのかも知れない…と感じ始めたからです。

それが何故だか漫画の中では、時は静かに…波のない海のように静かに流れていくのです。どうしてなんだろう?本当は、よつばちゃんの日々の発見や心の葛藤は激しいはずだし、大人たちも元気いっぱい暮らしている。なのに、なんだか物悲しささえ感じるこの静けさはなぜだろう。

次々やってくる毎日を綴りながらも、この作者さんは、日々の生活の中から「何か」をすうっと抜き取ってしまった気がする。あるいは「何か」をわざと書こうとしていない。だからこの漫画には静けさがある気がする。じゃあ魔法のように消されたものは…それはなんだろう。そして、その引き算?の結果、物足りなさを感じさせるのではなく、かえって私には、懐かしさや、いとおしさすら感じさせるのです。

そう、作者さんが日常生活から抜き取ってしまった「何か」って…?「ないほうがラク」なものなのかもしれない。あると苦しいものなのかも…だけど実際の生活にはついてまわる「灰汁」のようなものなのかもしれないです。

よつばと!の世界は、実際に私たちにやってくる毎日、毎朝からほんの少しの間だけ、安らぎの風だけが吹く世界へと、連れて行ってくれます。…もう8月も終わりです。よつばちゃんととーちゃんは「つくつくぼうし」が、鳴いて夏を終わらせるんだって言っていました…。

盆踊り

2006-08-08 | 暮らし

小さな商店街に小さな公園があります、小学生だった私が金魚の模様の浴衣を着て出かけて行った公園です。あの頃はだだっ広いだけの公園でしたが、いつ頃からか周囲はコンクリートの壁と高いフェンスが建ち、道路と区切られるようになりました。小さな子供のサッカー教室がそこで開かれるからでしょうか。時たま数人の若者がフットサルをきゅうくつそうにしています。

昨日、一昨日と町全体をドンドンドドンと太鼓の音が包みました。お勝手の窓を開けると、公園のほうから踊り唄が風に乗り流れてきます。
…引っ越したばかりの昨年の今頃、中3だった娘を連れ、この盆踊りを見に行きました。それからもう一年たったのですね。あの頃は娘も、急に変わってしまった環境(特に転校先の中学)になじむのに必死の毎日でした。
年月は一回りして、なんとな~くゆっくりですが、私たち一家にもひとつの流れが出来てきた気がします。

♪踊り踊るならチョイト東京音頭~ヨイヨイ♪
フト、今がいつだったのか、思い出せなくなるような気持ちです。タイムマシンに乗って懐かしい時代に戻ってきたのか…。
娘がカキ氷を買って人混みから戻ってきました。そうです…同じ踊り唄、しかし時は移り変わりました。私はこのトシになり、再びここにいるのですね。

お年寄りとコンビニ

2006-08-02 | 暮らし

コンビニってかゆいところに手が届く感じでなんだか好きです。…夜になって、駅前や、家の近所で…道の先にコンビニの明かりがついていると、なんだか安心します。

吉行和子さんがコンビニのCMに出ていますが、お年寄りの多い事もわかるんです。以前は一人暮らしだった母は、コンビニでちょこっと煮物などお惣菜を買うことがありました。人ごみのスーパーで大きなかごを抱えて歩き、レジの列に並ぶのはしんどいようです。
私たちと暮らすようになってからも、お散歩がてらプリンなどをひとつふたつ買いに、コンビニに歩いてゆきます。朝早くから開いているから、早起きのお年寄りには便利です。

ところが先月、いつものコンビニに張り紙が…閉店のお知らせです。母にはいつ伝えようかと悩みました。きっとがっかりします。せっかくの運動コースだったのに…。ただのお散歩と、買い物という目的のあるお散歩とでは、外へ行こう、という気持ちも微妙に変化する気がしたのです…。
やはり母は「ええーっそうなの~」と…。閉店の理由は、すぐ側のスーパーがリニューアルできれいになったからのようです。

少し多めに歩くことになりますが、もうひとつ先のコンビニへ行けばいいのです。が、「それだとちょっと、遠いから~」とのこと。うーん、そこをもうチョット頑張って~「歩くのもクスリだと思ってサ!」と私。早く次のお店が入ってくれればありがたいですが…!