leaf*

ナツノの日常のことを書いています。
しばらくの間コメントお休みさせてくださいね…by ナツノ

あめがふるふる

2016-06-09 | 季節

 

昔住んでいた昭和の家屋は畳が主でした、

窓ガラスは

木枠の中に模様が入ったすりガラスで…

ガラガラとした引き戸でした。

開ければ前に縁側があり、

座布団を干したり、日向ぼっこも出来ました。

庭の隅には八つ手の葉があり、アジサイの葉の上にはかたつむりがいました。

 

小学校へ行く時にお友達のところに迎えに行くと

やはり八つ手の葉がありました。

電灯は暗く、しずかなものでした。

雨の日は昼から薄暗い事が多いでした。

母の帰りを待つことも多く、心細いこともありました。

 

ありったけのおもちゃを出してきて

じゅんばんに並べてみたり、絵本を読んだり

カチコチカチコチ、

柱時計の音が少し怖く感じました。

 

カチコチ、時計の音が

家に向かって歩いてくる、

母のヒールの靴音に聞こえたりもしました。

あめがふるふる あめふる

あそびにいきたし かさはなし…

 

という歌を口ずさむと

いまでもその頃の

おるすばんの様子がよみがえります。

遠い昔の

雨の日の思い出です…