なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

転厩

2022年01月16日 | 仕事

した。大変だったが。。。。。。

 理由は色々あるんですけど、まあ、いいです。とにかく、今の場所ではもうダメだ、と見切りを付けざるを得ない事態になってたから。避難しないと。

 人間の賃貸物件だったらねえ、大家と合わん、隣人と折り合いがつかない、えーい引っ越しだあ!と不動産屋に駆け込めば、まあ、どっかかっかありますわね。今なら、それこそスーモでちょちょっと検索したら出てきたり。馬だとそう簡単ではない。探すったって、いい場所かなあと思っても、「満室です」がデフォだから。

 もうちょっと言うと、少なくとも埼玉県の乗馬クラブ、どの厩舎も暗い・不潔・臭い・住みたくないわい、というのがデフォ。ちゃんとしてる場所を見つけるのに往生したわけで。

 動物関連施設は、当たり前にど汚くなります。清潔について真剣に取り組み続けないと、即メチャ不潔になる。動物に衛生観念がないんだからしょうがない、じゃないんですよ。どんどん掃除して、衛生を保つ努力をする、のが当然。

 例えば、動物病院。かなり大きい立派そうな場所でも、「臭う」病院って意外とあるんじゃないでしょうか。ダメダメです。基本の衛生管理がなってない証拠だから。当院の地味な自慢だけど、開院20年以上経過、全く臭いません。むしろ、空気がいい。別に空気清浄機なんか使ってるわけじゃない。要は衛生を保つための掃除だのなんだのをやりやすいセッティングにしてる、臭いが絶対にこびりつかない壁仕様にしてる、というのが大きい。壁のビニル壁紙、絶対やめるべき。臭い&カビがこびりつくから。臭い病院、こんなとこでよく仕事できるなあ、と逆に感心しちゃう。臭うとイライラするし。以前勤めてた病院は、入院室がとんでもなくて、ある時ブチ切れてハイターを撒きまくって消臭&そこに入院させるのをそもそもやめてしまった。よく、あんなとこに具合の悪い動物を置いておいたもんだと思う。こっちまで蕁麻疹が出たもの。

 同じことが、自分の馬にも起きていたようなのだ。ずうっとあれこれ体調不良が続いて、どうしたものかと悩んでいたのに、転厩したら、数日で体調が安定してしまった。結局は環境か、チッキショー。

 ゴミ屋敷もそうだけど、不潔な環境にいると、不潔がデフォになっちゃって、状況に鈍感になる。そういう鈍感さが、結局大事故に繋がるんじゃないかと思う。動物関連施設は、その件について真剣に考えた方がいいのではないかな。


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