なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

キネシオテーピング

2014年10月19日 | 仕事
の基礎講習会に参加。理由はいろいろあるけど、メインは動物に応用できないものか、ちょっとその可能性を探りに、というところでしょうか。

 なまじの学術講演会より面白かったが、ほぼぶっ通しで6時間貼ったり貼られたり、ということで、疲れた~~~。

 このテーピングの特徴は、「テーピング」で通常連想する、患部の固定とか圧迫とか、というのとは反対のアプローチをする点。ちょっと理解しづらいところも多かったんですが。

 伸縮性のあるテープを使うのだが、それを引っ張って固定するわけではないんですね。うまく貼れると、テープがシワシワになる、それが皮膚をうまく引っ張り上げて、ターゲットの体液循環を良くしたり、筋肉の伸縮に余裕を持たせたり、ということをして、その結果可動域が無理なく広がったり、故障個所の痛みが和らいだり、ということらしい。

 これはマッサージで時々使われるテクニックであるところの「皮膚つまみ」を持続して行う、という効果があるのだという。なるほど。

 理屈は、今まで経験した中では一番筋が通っている感じがする。なーんかアヤシイ整体とか、いっぱいあるからなあ。

 日本では、指圧・あんま・鍼灸・柔道整復師あたりまでは資格制度があるが、整体関係の資格ってなんもないから、とかく訳のわからない「治療法」の類が山ほど。騙されてたまるかあ!!という気合で臨まないとイカン、というのが、こちらの基本スタンス。一応、それはクリアしていたような気がする。

 ただ、これを動物に応用となると、どうやるか、考えないと。膝蓋骨脱臼の治療なんかテーピングで十分じゃないか、とずうっと思ってるんですけどね。
コメント
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