なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

2012年07月05日 | 仕事
の感想。やっと腑に落ちた!!感がある。


 思えば、工学部の卒業生の皆様の冗談じゃない働かされぶりは、はたから見ていてもおかしいんじゃないか?としか思えないレベルで、しかも、どこの企業でもその状況が全然変わらない、のはどうしてなのか?と不思議でしょうがなかった。ブラック企業なんて言うが、はっきり言って三菱だ、日本精工だ、シャープだ、どーれもこれもみーんなブラック企業です

 で、しかし、経営者としては、例えば、誰か雇ったとして、その人の給料をどう決めますか?という事に対して、なんというか、まともな基準を見出せなくて。結局、V科卒の人間ならこのくらいか、という相場で考えざるを得ないのかな?しかし、どうして右肩上がりにしなくちゃならないんだ?とか。
 元来給料なるものが、雇ってる人間の「生活に必要な必要経費」から算出された額になる、というのは、なーるほど!!と思わせられる。当り前っちゃ当たり前かもですが、そういう解説は今まで聞いた事がなかったから。だから、雇用者としては、その人個人の業績なんざ給料の額とは何ら関係ない、となるわけか、なるほど。日本人の場合、ヘタに家族でも持っちゃうと、必要経費の額が右肩上がりに必然的になっちゃうから、給料も右肩上がりにせざるを得ない、と。
 だから、資格なんか取っても、ほとんど給料に反映されないわけだ。そうなっちゃう。これは、資本主義というか、労働者側が「自分の時間を経営者に売っている」システムである以上、どうしようもないことらしい。だから、どこに行っても、何をやっても、結局ブラック企業的な働かされ方になる、と。

 確かに、仕事を早く片付けて、重宝がられることはあれど「じゃあ、もう帰りますよ~~」とはいかないもんなあ。次の(または他の奴の)仕事を更に抱えさせられるだけ、だもんね。

 その辺を、かなり面白い分析に基づいて解説しているので、これは、経営者が読むべきだと思う。

 

 
コメント
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