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★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-01-17 09:37:23 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~紀尾井ホール室内管弦楽団 第115回定期演奏会~

<ミュトスとロゴスⅡ アポロンに寄せて>

クープラン:パルナッスス山もしくはコレッリ讃
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
ヴォーン=ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
武満 徹:弦楽のためのレクイエム
ストラヴィンスキー:ミューズを率いるアポロ

指揮・ヴァイオリン:ライナー・ホーネック

管弦楽:紀尾井ホール室内管弦楽団

会場:紀尾井ホール

日時:2019年2月8日(金) 午後7時/2月9日(土) 午後2時

 紀尾井ホール室内管弦楽団(首席指揮者:ライナー・ホーネック)は、設立当初、尾高忠明(現・桂冠名誉指揮者)のリーダーシップのもと、緻密な構築性と豊かな表現力を築きあげてきた。現在では国内有数の優れた室内オーケストラとして広く知られ、本拠地・紀尾井ホールのほかに、北海道から九州まで、国内各地からの依頼により数多くの公演を行っている。2000年には初の欧州公演を行い、ウィーン・ムジークフェライン、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ザルツブルク・モーツァルテウムなどの名門ホールで大きな成功を収めた。また、2005年には「ドレスデン音楽祭2005」から音楽祭のレジデント・オーケストラとして招聘されるなど、高い評価を得ている。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-01-16 09:34:10 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~巨匠リッカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団のヴェルディ:「レクイエム」~

ヴェルディ:「レクイエム」

指揮:リッカルド・ムーティ

管弦楽:シカゴ交響楽団

ソプラノ:ヴィットリア・イェオ
メゾ・ソプラノ:ダニエラ・バルチェッローナ
テノール:フランチェスコ・メーリ
バス:ディミトリ・ベロセルスキー
 
合唱:東京オペラシンガース

会場:東京文化会館

日時:2019年1月31日(木) 午後7時/2月2日(土) 午後2時

 指揮のリッカルド・ムーティ(1941年生れ)は、イタリア、ナポリ出身。これまでフィルハーモニア管弦楽団首席指揮者、フィラデルフィア管弦楽団音楽監督、ミラノ・スカラザ音楽監督を歴任し、2010年からシカゴ交響楽団音楽監督を務めている。

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◇クラシック音楽◇新刊情報

2019-01-15 09:09:04 | 新刊情報

 

<新刊情報>

 

書名:ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる

著者:片山杜秀

発行:文藝春秋(文春新書)

 「歌は世につれ、世は歌につれ」と言うが、これは流行歌だけに限った話ではない。一般大衆から遊離したハイカルチャーに思えるクラシック音楽も、実は社会、経済と深いつながりがあるのだ。19世紀に質量ともにピークを迎えたクラシック音楽は、大都市の市民階級という新しい消費者に向けられた最新の文化商品でもあった。誰が注文し、いかにして作られ、どのように演奏され、どこで消費されたか。クラシック音楽を知れば世界史がわかる、といっても過言ではない。歴史の流れがするすると頭に入る、斬新な音楽史&世界史。

 

 

書名:修復家だけが知るストラディヴァリウスの真価

著者:中澤宗幸

発行:毎日新聞出版

 なぜストラディヴァリウスは300年もの間、ヴァイオリンの最高傑作として受け継がれてきたのか。製作者アントニオ・ストラディヴァリとはどんな人物だったのか。なぜ、ストラディヴァリウスはこれほどまでに高額で売買されるのか。他の幾千というヴァイオリンと、どこが違うのか。科学や技術が発達した現在においても、なぜ18世紀につくられた楽器を超えることができないのか。多くの人を魅了してやまない至高の楽器・ストラディヴァリウスの謎を、修復のプロが解き明かす。

 

 

書名:ジャズは本棚に在り~ジャズ書と名盤~

著者:行方 均 

発行: シンコーミュージック・エンタテイメント

 古今東西、ジャズについて書かれた書物は数多いが、それらをまとめて紹介する本はほとんどない。ジャズと本の両方に対する深い想いがなくては難しい仕事であるからだ。ジャズ・ファンにはすでにおなじみのレコード・プロデューサー/音楽評論家、そしてジャズ界きっての読書人である行方均(雑誌掲載時はペンネーム雑木林進)が、じつにたのしく、それを目の前に出してみせてくれる。「JAZZ JAPAN」に7年半、全92回 にわたって連載された、「ジャズ書」の紹介と、それにまつわる名演、名盤&ジャズ界の人々の話。

 

 

書名:はじめてのアメリカ音楽史

著者:ジェームス・M・バーダマン、里中哲彦

発行:筑摩書房(ちくま新書)   
 
 ブルーズ、ジャズ、ソウル、ロックンロール、ヒップホップ……ルーツから現在のアーティストまで、その歴史を徹底的に語りつくす。各ジャンルのアルバム紹介付き。著者のジェームス・M・バーダマンは、早稲田大学名誉教授。テネシー州メンフィス生まれ。著書に「ロックを生んだアメリカ南部」「アメリカ黒人の歴史」(NHKブックス)など多数。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-01-14 09:18:18 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~札幌交響楽団 東京公演2019~

モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ブラームス:交響曲第2番

ピアノ:岡田 奏

指揮:マティアス・バーメルト(首席指揮者)

管弦楽:札幌交響楽団

会場:サントリーホール 

日時:2019年1月30日(水)  午後7時

 札幌交響楽団 東京公演2019。札幌交響楽団は、1961年発足。北海道唯一のプロ・オーケストラとして「札響」の愛称で親しまれている。2018年4月から首席指揮者としてスイス出身のマティアス・バーメルト(1942年生まれ)が就任。このほか通算22年にわたり指揮者を務めてきた尾高忠明名誉音楽監督、ラドミル・エリシュカ名誉指揮者、広上淳一友情客演指揮者のほか、指揮者に佐藤俊太郎、垣内悠希を揃えている。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2019-01-11 09:30:47 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~東京都交響楽団首席トランペット奏者 高橋 敦の“トランペット・シング!”~

高橋 敦

ビゼー(デボラ・カランド編):組曲「カルメン」
アーバン:ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈りによる華麗な幻想曲」
フォーレ(ティエリー・カンス編):シシリエンヌ
フランセ:陽気なパリ
ジョン・ウィリアムズ:ウィズ・マリス・トワード・ノン
バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」より
ガーシュウィン(ジョゼフ・トゥリン編):Someone to watch over me

トランペット:高橋 敦

ピアノ:野田清隆

CD:オクタヴィア・レコード OVCC-00146

 トランペットの高橋 敦は、富山県出身。洗足学園大学卒業。第65回「日本音楽コンクール」トランペット部門第1位。第13回「日本管打楽器コンクール」トランペット部門第1位。これらの功績が認められ、富山県未来財団から「とやま賞」ほかを受賞。1999年東京都交響楽団の首席奏者に就任し現在に至る。「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ」の首席トランペット奏者なども務めている。洗足学園音楽大学客員教授、上野学園大学客員教授、東京音楽大学講師。このCDでは、オペラやミュージカルの楽曲を中心にトランペットの歌を聴かせる。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-01-10 09:42:31 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~前橋汀子カルテットのベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」/第14番~

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調 op.59-2「ラズモフスキー第2番」
           弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 op.131

弦楽四重奏:前橋汀子カルテット

           前橋汀子(vn)
           久保田巧(vn)
           川本嘉子(va)
           原田禎夫(vc)

会場:Hakujyu Hall

日時:2019年1月29日(火) 午後7時

 前橋汀子カルテットは、日本を代表するソリストとして長年活躍を続けてきた前橋汀子が、第一線で活躍するメンバーと2014年に結成した弦楽四重奏団。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-01-09 09:44:47 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~大阪フィルハーモニー交響楽団 東京定期演奏会~

武満徹:トゥイル・バイ・トワイライト
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲
エルガー:交響曲第1番

ヴァイオリン:神尾真由子

指揮:尾高忠明

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団 

会場:サントリーホール

日時:2019年1月22日(火)  午後7時

 大阪フィルハーモニー交響楽団の第51回「東京定期演奏会」。大阪フィルハーモニー交響楽団は、1947年朝比奈隆を中心に「関西交響楽団」という名称で創立し、1960年、改称。創立から2001年までの55年間朝比奈隆が音楽総監督・常任指揮者を務めた。大植英次音楽監督時代には、「星空コンサート」「大阪クラシック」といった大型プロジェクトで注目を集めた。2014~2016シーズンは井上道義を首席指揮者に迎えた。2018年4月、尾高忠明が音楽監督に就任。現在、フェスティバルホール(大阪・中之島)を中心に全国各地で演奏活動を展開。

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◇クラシック音楽CD◇ソプラノのドーン・アップショウ&デイヴィッド・ジンマン指揮ロンドン・シンフォニエッタのグレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」

2019-01-08 09:37:08 | 交響曲

グレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」

ソプラノ:ドーン・アップショウ

指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:ロンドン・シンフォニエッタ

CD:ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCC‐5340

 このグレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」のCDは、1991年5月にロンドンのCTSスタジオで録音されたものである。1976年に作曲されたこの曲は、当時、欧米で30万枚を超えるセールスを記録し、それまで一部の間でしか知られていなかったグレツキの名前を一躍有名にした。きっかけとなったのは、この曲の第2楽章がイギリスのFM局で繰り替えし放送されこと。「お母さま、どうか泣かないでください」で始まるこの歌詞がリスナーの心を掴んだようである。それに加えて、ソプラノのドーン・アップショウの天使のような歌声が哀しみを湛えて、静かにリスナーの胸に響いたのだ。これが大きな反響を呼び、CDの売り上げに繋がったようだ。この交響曲は、ソプラノとオーケストラのための作品で、3つの楽章では、それぞれ次のような詩が歌われる。第1楽章は、15世紀ポーランドの祈りの言葉を歌詞とした「聖十字架修道院の哀歌」、第2楽章は、第2次世界大戦末期に囚われた18歳の女性が独房の壁に書いた祈りの言葉、そして第3楽章は、ポーランドのオポーレ地方の方言による民謡で、戦いで息子を失った悲しみを切々と訴える年老いた母親の心境が書かれている。つまり、いずれもポーランドの女性の悲痛な想いが込められた歌詞となっている。これはレクイエムとも言える曲で、よく聴くと、フォーレのレクイエムを何となく思う浮かべてしまう。リスナーへ静かに深く訴えかける力が強く感じられる。グレツキは、もともと現代音楽の作曲家としてそのキャリアをスタートさせたが、この交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」を完成させる頃は、カノン技法やシンプルなミニマリズムによった作風に変わって行った。そのため、この曲は、非常に聴きやすく、誰もが馴染むことができる曲に仕上がっている。これほど愛される要素を持ったグレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」なのだが、現在、演奏会でほとんど取り上げられないのが不思議であると同時にもったいない気がしてならない。

 ヘンリク・グレツキ(1933年―2010年)は、ポーランドのチェルニツァ出身。現代音楽の作曲家としてそのキャリアをスタートさせた。デビュー時の彼の作品はピエール・ブーレーズを始めとするミュージック・セリエル(セリー音楽:ある音列<セリー>を設定し、それを厳密な規則性に基づいて分割、変形して構成された音楽。20世紀初頭のシェーンベルクの十二音音楽に始まる)の作曲家らと同じく、前衛的な様式に基づくものであった。その後、突如として宗教性を打ち出す作風へと歩んで行く。この時期以降は調性的側面への傾倒や巨大なモノフォニーなどを追求し、理解されやすい作風となって行った。交響曲第2番以降のグレツキの音楽は、16世紀以前のカノン技法から現代にいたるまでの音楽様式採用することになる。彼の音楽はholy minimalism(ミニマリズム:要求される要素を最小限度まで突き詰めようとした一連の最小限主義で、シンプルなフォルムを特徴とする)と称される。グレツキの作品に宗教的信仰を反映するものが多いのは、カトリック教徒であるため。単純な和音の反復や宗教性を徐々に帯び始め、1970年代後半には、ついに全音階主義に立ち返えり、そして交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」がつくられる。1990年以降に入ると、「悲歌のシンフォニー」のヒットによってholy minimalismの潮流に乗る作曲家が次々と現れ、グレツキはその盟主とも言える立場になった。そして「弦楽四重奏曲第2番」あたりからは、死を暗示する沈黙の使用が目立ち、体調不良を訴えることが増え、創作数が激減する。2010年11月12日、カトヴィツェの病院にて死去。享年76歳。


 この曲では歌詞の内容が重要となることから、このCDのライナーノートから、各楽章で歌われる歌詞を紹介させてもらう。

  【第1楽章】 

  (15世紀後半の聖十字架修道院の哀歌「ウィングラの歌」より)

  私の愛しい、選ばれた息子よ、
  自分の傷を母と分かち合いたまえ。
  愛しい息子よ、私はあなたをこの胸のうちにいだき
  忠実に仕えてきたではありませんか。
  母に話しかけ、喜ばせておくれ。
  わたしの愛しい望みよ、あなたはもうわたしのもとを離れようとしているのだから。

  【第2楽章】 

  (ナチス・ドイツ秘密警察の本部があったザコパネの「パレス」で、第3独房の第3壁に刻み込まれた祈り。その下に、ヘレナ・ヴァンダ・ブアジュシャクヴナの署名があり、「18歳、1944年9月25日より投獄される」と書かれている)

  お母さま、どうか泣かないでください。
  天のいと清らかな女王さま、
  どうかいつもわたしを助けてくださるよう。
  アヴエ・マリア。

  【第3楽章】 

  (ポーランド、オポーレ地方の民謡)

  わたしの愛しい息子は
  どこへ行ってしまったの?
  きっと蜂起のときに
  悪い敵に殺されたのでしょう
  人でなしども        
  後生だから教えて
  どうしてわたしの
  息子を殺したの
      (以下略)

 第1楽章の出だしはゆっくりと重々しく始まり、悲歌が歌われる予兆をいやがうえにも感じさせる。やがてカノンが奏せられ、15世紀後半の聖十字架修道院の哀歌「ウィングラの歌」が始まり、「私の愛しい、選ばれた息子よ、自分の傷を母と分かち合い給え…」が歌われ、最後は、徐々にカノンが減って行き、コントラバス独奏で終わる。第2楽章は、暗く苦悩に満ちた雰囲気の楽章で、第二次世界大戦末期に、囚人の身となった18歳の女性がゲシュタポ(ナチス・ドイツの秘密国家警察)の独房の壁に書いた祈りの言葉「お母さま、どうか泣かないでください。・・・」が切々と歌われる。投獄された自分の身を助けて欲しいと祈る女性の切なさ、悲しみ、怒りが深く刻まれた楽章で、リスナーの胸を深く打つ。第3楽章は、ポーランドのドイツに対するシレジア蜂起の際に息子を失った母親の嘆きの言葉が綴られたポーランド、オポーレ地方の民謡が重々しく歌われる。このCDでソプラノのドーン・アップショウは3つの悲歌を、静かに、優美に歌う。そのためか、内容は、悲痛極まりない歌詞であっても、曲が終わった後では、何か清々しささえ感じさせてくれる。下手な歌唱法を駆使するより、曲に真正面から取り組み、誠実に歌い切るドーン・アップショウの歌声は強く印象に残る。デイヴィッド・ジンマン指揮ロンドン・シンフォニエッタの響きも、単に重々しさだけでなく、天上に一点の希望の光を見出すような透明感が聴かれ、救われる思いがする。ソプラノのドーン・アップショウ(1960年生まれ)は米国インディアナ州ナッシュビル出身。ニューヨークに出てメトロポリタン歌劇場で訓練を受ける。1984年メトロポリタン・オペラでニューヨークデビューを果たす。1998年初来日。「ロサンゼルスタイムズ」誌に「もっとも重要な演奏者の一人」と紹介れたこともある。グラミー賞を複数回受賞。指揮のデイヴィッド・ジンマン(1936年生まれ)は、アメリカ出身。ミネソタ大学に学ぶ。1985年~1988年ボルチモア交響楽団の音楽監督として、同楽団をアメリカ屈指のオーケストラへと育て上げた。ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団音楽監督を歴任。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2019-01-07 09:41:14 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルのマーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」~

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

指揮:アンドレア・バッティストーニ

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ:木下美穂子、今井実希、安井陽子
アルト:中島郁子、小林由佳
テノール:福井敬
バリトン:青山貴
バス:ジョン・ハオ

合唱:新宿文化センター合唱団
 
会場:新宿文化センター(東京都新宿区)

日時:2019年1月19日(土) 午後5時

 指揮のアンドレア・バッティストーニ(1987年生れ)は、イタリア、ヴェローナ出身。国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者の一人と評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場首席客演指揮者、2016年10月から東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者を務めている。スカラ座、ヴェニス・フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、スウェーデン王立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場など、また、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、イスラエル・フィルなど、世界の主要歌劇場、オーケストラと共演を重ねている。2017年には初の著書「マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽」を音楽之友社より刊行。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2019-01-04 09:55:15 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~今、世界が注目するテオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナのマーラー:交響曲第6番「悲劇的」~

クルレンツィス

マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」

指揮:テオドール・クルレンツィス

管弦楽:ムジカエテルナ

録音:2016年7月3日~9日、モスクワ

CD:ソニーミュージック・ジャパン SICC-30490 BSCD2

 指揮のテオドール・クルレンツィス(1972年生れ)は、ギリシャ、アテネ出身。サンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団においてユーリ・テミルカーノフのアシスタントを務める。2004年ノヴォルシビスク国立歌劇場の音楽監督に就任。さらにアンサンブル・ムジカエテルナとムジカエテルナ室内合唱団を創設して芸術監督を務める。2011年ペルミ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督。2018年南西ドイツ放送交響楽団首席指揮者に就任。「レコード・アカデミー賞」(音楽之友社主催)2017年度(大賞:チャイコフスキー:「悲愴」、銀賞:モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」)および2018年度(大賞:マーラー:交響曲第6番「悲劇的」)と2年連続受賞。

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