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★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新刊情報

2017-10-17 07:19:08 | 新刊情報

 

<新刊情報>

 

書名:ピアノの名曲~聴きどころ 弾きどころ~

著者:イリーナ・メジューエワ

発行:講談社(講談社現代新書)

 世界最高峰、ロシアピアニズムの伝統を引き継ぐ現役女性ピアニストが、代表的なピアノの名曲を平易に解説。プロにしかわからないユニークな視点が満載、この本を読めば音楽鑑賞の楽しみが倍増すること間違いなし。アマチュアピアニストへのヒントも一杯。全てのクラシック、ピアノ音楽ファンにお勧め。


 
書名:交響曲「第九」の秘密~楽聖・ベートーヴェンが歌詞に隠した真実~

著者:マンフレッド・クラメス

発行:ワニブックス

 日本では年末の演奏が恒例となっている、楽聖・ベートーヴェンの交響曲「第九」。2018年6月1日には日本での初演奏から100年という記念すべき日を迎え、また現在までの聴衆者は世界で10億人を超えるとも言われている。しかし、合唱部「歓喜の歌」の歌詞の“本当の意味”を知る人は、世界中を見回しても少ない。今日まで、「歓喜の歌」の歌詞はキリスト教的な意味での神を称えていると考えられてきたからである。そこに異を唱えるのが、ドイツ人研究家の著者、マンフレッド・クラメス氏である。ベートーヴェンが生きたヨーロッパ近世の時代背景を丹念に考証し、ドイツ語の歌詞を入念に調べ解釈すると、まったく違った意味合いが浮かびあがってくるのだ。
 

 
書名:オーケストラ解体新書

編者:読売日本交響楽団

発行:中央公論新社

 クラシックのコンサートはどのように製作されているのか。楽団員の生活や意見をはじめ、スタッフたちの肉声など、興味深い話題が満載。コンサートが待ち遠しくなる本。図版多数。


 
書名:山本直純と小澤征爾

著者:柴田克彦

発行:朝日新聞社(朝日新書)

 「お前は世界に出て、日本人によるクラシックを成し遂げろ。俺は日本に残って、お前が帰って来た時に指揮できるよう、クラシックの土壌を整える」小澤征爾は、自分より優れた才能を持つ山本直純の激励を受けて日本を飛び出し、クラシック界の巨匠への道を駆け上がって行く。一方で山本直純は、「男はつらいよ」「3時のあなた」「8時だよ、全員集合」などのテーマ曲を手掛け、音楽の素晴らしさを庶民に伝え続ける。しかし、その多才さゆえに、彼はクラシック界では異端の扱いを受けてしまった。クラシックを心から愛し、新日本フィルの立ち上げに奔走した二人の錯綜した人生をダイナミックに描く一冊。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-10-16 10:40:52 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~「エル・システマ・フェスティバル2017」 エル・システマ ガラコンサート~

<1部>指揮:古橋富士雄 児童合唱:相馬子どもコーラス

お菓子の歌:わた菓子、チューインガム、ソフトクリーム、たいやき、おせんべ、ポップコーン
(作詞:蓬莱泰三、作曲:南安雄)

相馬盆唄(編曲:伊藤康英)、会津磐梯山(編曲:松下耕)

被爆のマリアに捧げる賛歌(作曲:エリック・コロン)
ソプラノ:コロンえりか

東京ホワイトハンドコーラスと共に
Night Road、When I Sing Song ほか
(原詩:まど・みちお/作曲:上田真樹)

<2部>ララ・ソモス(ヴォーカル・アンサンブル)

<3部>指揮:井上道義 管弦楽:フェローオーケストラ

クーセヴィツキー/コントラバス協奏曲ト短調
コントラバス:エディクソン・ルイス

阪田寛夫(作詩)、山本直純(作曲)/児童合唱と管弦楽のための組曲「遠足」
 光る、歩く時の歌、おべんとう、城跡、山の上の合唱、家路

 児童合唱:相馬子どもコーラス
 振り付け:ラッキィ池田、彩木映利
  出演指揮:井上道義
 合唱指揮:古橋富士雄
 ソプラノ:コロンえりか
  コントラバス:エディクソン・ルイス
 児童合唱:相馬子どもコーラス
 東京ホワイトハンドコーラス(指導:井崎哲也、コロンえりか)
 ララ・ソモス(ヴォーカル・アンサンブル)
 管弦楽:フェローオーケストラ

会場:東京芸術劇場コンサートホール

日時:2017年10月22日(日) 午後2時

 「エル・システマ」は、1975年、南米ベネズエラでホセ・アントニオ・アブレウ博士によって設立された組織で、子供たちがオーケストラやコーラスにさんかすることで、音楽を学び、集団としての協調性、社会性を育み、コミュニティとの関わりをつくることを目的としている。2012年よりエル・システマジャパンとして、福島県相馬市、岩手県大槌町、そして、2017年より長野県駒ケ根市と東京都でも活動を開始した。

 エル・システマ・フェスティバル3日目のガラ・コンサートには、井上道義、コロン・えりか、エディクソン・ルイスなどエル・システマと縁の深い出演者のほか、特別ゲストとして、ベネズエラのホワイトハンドコーラスの代表メンバーによるヴォーカル・アンサンブル「ララ・ソモス」が登場。また、エル・システマジャパンが継続的に取り組んでいる「相馬子どもコーラス」(合唱指揮古橋富士雄)と、楽器の指導ボランティアなどでエル・システマジャパンの活動を支えている大人たちによる「フェローオーケストラ」、そして、今年度からの新たな試みとして東京芸術劇場とエル・システマジャパンの共同で取り組みを開始した「東京ホワイトハンドコーラス」が出演する。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2017-10-13 11:12:20 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~人気ピアニスト キーシンのベートーヴェン:ピアノ作品ライヴ録音集~

キーシン

<ディスク:1>

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番
          創作主題による32の変奏曲
          ピアノ・ソナタ 第14番「月光」

<ディスク:2>

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」
          ピアノ・ソナタ「告別」
          ピアノ・ソナタ 第32番

ピアノ:エフゲニー・キーシン

CD:ユニバーサルミュージック UCCG‐1772~3(2枚組)(ライヴ録音)

 ピアノのエフゲニー・キーシン(1971年生れ)はロシア出身。モスクワ市立グネーシン記念音楽専門学校で学び、10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾いてデビュー。12歳の時、ショパンのピアノ協奏曲が発売され、世界中の注目を浴びる。コンクール入賞歴こそほとんどないが、国際的ピアニストとして世界各地で演奏、録音活動を展開。このCDは、過去10年にわたるベートーヴェンのライヴ演奏からのセレクション。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-10-12 07:17:12 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~個性派ピアニスト イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル~

クレメンティ:ソナチネ ヘ長調 op.36-4
ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI:37
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 
ショパン:バラード第3番 
リスト:「超絶技巧練習曲集」から第10番、第8番「狩り」、第5番「鬼火」
ラヴェル:ラ・ヴァルス

ピアノ:イーヴォ・ポゴレリッチ

会場:サントリーホール

日時:2017年10月20日(金)  午後7時

 ピアノのイーヴォ・ポゴレリチ(1958年生れ)は、ユーゴスラヴィア、ベオグラード出身。チャイコフスキー記念モスクワ音楽院で学ぶ。1978年、イタリア、モンテルニの「アレッサンドロ・カサグランデ国際コンクール」第1位。1980年、カナダの「モントリオール国際コンクール」第1位。1980年第10回「ショパン国際ピアノコンクール」で審査員特別賞を受賞。この後、世界的な演奏活動を開始。日本にもしばしば訪れ、その個性的な演奏内容で人気を博している。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-10-11 14:19:26 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~世界でもっとも美しい稀有な声のひとつと評される キャスリーン・バトル プレミアム・ナイト~

ヘンデル:オペラ「セルセ」から「オンブラ・マイ・フ」
シューベルト:あらゆる姿をとる恋人 D558
        夜と夢 D287
        ます D550
        糸を紡ぐグレートヒェン D118
メンデルスゾーン:新しい恋
           歌の翼に
ラフマニノフ:夜の静けさに op.4-3
        春の奔流 op.14-11
リスト:ローレライ
オブラドルス:いちばん細い髪の毛で
トゥリーナ:あなたの青い目
ガーシュウィン:オペラ「ポーギーとべス」から「サマータイム」
ミュージカル「ザ・ショー・イズ・オン」から「バイ・シュトラウス」
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から「私のお気に入り」
ハッシュ(黒人霊歌)
私の小さなともし火
天国という都
証人

ソプラノ:キャスリーン・バトル

ピアノ:ジョエル・マーティン

会場:サントリーホール

日時:2017年10月19日(木) 午後7時

 ソプラノのキャスリーン・バトル(1948年生れ)は、米国出身。オハイオ州シンシナティ・カレッジ音楽院で学び、音楽教師の職に就く。1972年イタリアの「スポレト音楽祭」に出演。1977年「タンホイザー」の羊飼い役でメトロポリタン歌劇場でのデビューを果たす。1987年ウィーンフィルのニューイヤー・コンサートに出演し、カラヤンと共演で、ヨハン・シュトラウス2世の春の声を披露。日本では1986年ニッカウヰスキーのコマーシャルに「オンブラ・マイ・フ」を歌って出演したことで一躍有名になる。翌1987年同曲を収録した「オンブラ・マイ・フ/キャスリーン・バトル」がキングレコードからリリースされ、3か月で25万枚を売り上げた。「無条件で、世界でもっとも美しい稀有な声のひとつ」(ニューヨーク・ポスト紙)と評される。

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◇クラシック音楽CD◇ツィメルマン、25年ぶりのソロCD シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番&第21番

2017-10-10 07:45:19 | 器楽曲(ピアノ)

シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番、第21番(遺作)

ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン

録音:新潟県柏崎市 

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツグラモフォン) 479-8204

 シューベルトが尊敬してやまなかったベートーヴェンは、生涯で32曲のピアノソナタを作曲したが、その最後の3曲であるピアノソナタ第30番/第31番/第32番はベートーヴェンの“後期三大ピアノソナタ”と呼ばれ、それまでのベートーヴェンのピアノソナタとは次元が異なるほど内容の円熟した孤高の音楽を形づくった傑作として知られている。シューベルトは、全部で21曲のピアノソナタを作曲(このほか未完成のピアノソナタもある)したが、ベートーヴェンと同じく最後の第19番/第20番/第21番の3曲は、シューベルトがピアノソナタの世界で最後に到達した境地を余すところなく発揮した傑作として現在でもコンサートでしばしば取り上げられている。このCDには、シューベルトのピアノソナタの最後の3曲のうち、第20番と第21番とが収められている。これは、名ピアニストのクリスチャン・ツィメルマンが2015年~2016年に掛けて行われた日本全国リサイタル・ツアー終了後、新潟県柏崎市で録音したという通常の録音とは一味異なるもの。ツィメルマンのソロ・アルバムとしては、1991年録音(25年ぶり)/1994年発売(23年ぶり)のドビュッシー前奏曲集以来となる貴重なものだ。

 シューベルト:ピアノソナタ第20番イ長調D.959は、作曲者最晩年のピアノソナタ3部作の一つで1828年に作曲された、全部で4つの楽章からなる長大な作品。そのひとつ前のピアノソナタ第19番が、ベートーヴェンのピアノソナタを思い起こさせるような堅牢でがっしりした内容を持つのに対して、この第20番は、シューベルト独自の語り口で書き綴られた美しい作品に仕上がっている。一方、ピアノソナタ第21番変ロ長調D.960は、1828年9月に作曲されたシューベルトの生涯で最後のピアノソナタであると同時に最高傑作の作品である。この作品についてシューマンは次のように書き残している。「まるで永遠に尽きることを知らぬかのように、まるで次から次へと淀むことを知らぬかのように、常に音楽的な歌に富むこの曲は、ページからページへとさらさら流れて行く。ときどき激しい高揚で中断されることもあるけれども、すぐにもとのように落ち着いてしまう。・・・そして曲は、ちょうど夜が明けたらまた新しい作曲が始まるかのように、はつらつと、軽快に、そして優しく終わる」。このようにシューマンが書き綴っているようにこの第21番のピアノソナタは、死を目前にして病に臥せっていたシューベルトが最後の力を振り絞って書いた、孤高で崇高なピアノソナタの“白鳥の歌”であり、“人類の永遠の宝”とでも言える、全体が静寂な美しさに溢れた大傑作のピアノソナタなのである。

 ピアノのクリスチャン・ツィメルマン(1956年生まれ)は、ポーランド出身。現在、世界で最も高い評価を得ているピアニストの一人。1973年「ベートーヴェン国際音楽コンクール」で優勝後、1975年の第9回「ショパン国際ピアノコンクール」で史上最年少(18歳)で優勝。1981年にポーランドを離れ、スイスに移住する。1999年、ショパン没後150年を記念して、ポーランド人の若手音楽家をオーディションで集め、「ポーランド祝祭管弦楽団」を設立。初来日は1978年で、最近ではほぼ毎年のように来日している親日家。自身がオーディオを自作するなどするため、秋葉原の電器街に出かけることなどが来日する契機になったようだ。2005年フランスの「レジオン・ドヌール勲章(シュバリエ章)」を受章した。2011年の東日本大震災当時は東京におり、震災を実際に体験し、以後、ほぼ毎年のように来日し、被災者支援のチャリティコンサート・リサイタルを行った。

 このCDのシューベルト:ピアノ・ソナタ第20番でにおいて、ツィメルマンは、実に明快な解釈を見せる。流れる出るメロディーを自然に身を任せかの如く、柔軟に一気に弾き進む。シューベルトの最後の3曲のピアノソナタは、多くのピアニストは肩に力入り、その結果、武骨な仕上がりになるケースも少なくないが、ここでのツィメルマン解釈はこれらと全く異なり、楽譜に書かれた通りに弾きこなす。演奏家の思い込みをできるだけ排除したいという考えがツィメルマンにはあったのではないか。シューベルトのあまりに短い生涯から来る、後世の人々がつくった物語をなるべく入れないで、ツィメルマンは「シューベルトが最後に行き着いたピアノソナタの音楽的な真の姿こうですよ」とリスナーに呼びかけているようにも聴こえる。一方、ピアノ・ソナタ第21番の方は、逆に、ツィメルマンのこの曲に対する熱い思いがぎゅーと凝縮されているかのような名演を聴かせる。テンポは速からず、遅からず、少しの衒いもない。死を目前にしたシューベルトの想いをツィメルマンが代弁するかのように、時折押し寄せる激高の後の静寂で孤高な精神に溢れた優れた演奏内容となっている。引き締まった構成となっているので、全体に緊張感で溢れる。しかし、そこには少しの硬さも感じられない。この曲が“人類の永遠の宝”であることが実感できるような充実した演奏内容に仕上がっている。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-10-09 10:30:08 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~福間洸太朗ピアノリサイタル 鳳凰がみたもの~

リスト:オーベルマンの谷(巡礼の年第1年スイス」から)
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
ラフマニノフ:「鐘」(前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2)
ラフマニノフ:「13の前奏曲」op.32から第12番/第13番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番
ストラヴィンスキー(アゴスティ編曲):「火の鳥」

ピアノ:福間洸太朗  

会場:サントリーホール
 
日時:2017年10月11日(水)  午後7時

 ピアノの福間洸太朗(1982年生まれ)は、都立武蔵高校卒業後ヨーロッパへ留学。パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーで学ぶ。20歳でアメリカの「クリーヴランド国際ピアノコンクール」で優勝(日本人初)。2003年ニューヨーク・リンカーンセンターでデビューを飾り、全米で50回近く公演。以後、世界各地で演奏活動を展開。現在ベルリン在住。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2017-10-06 11:19:55 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~没後20年 武満徹 オーケストラ・コンサート(ライヴ録音)~

武満徹

武満 徹:地平線のドーリア (1966)
       環礁 ― ソプラノとオーケストラのための (1962)
       テクスチュアズ ― ピアノとオーケストラのための (1964)
       グリーン (1967)
       夢の引用 ― Say sea, take me! ― 2台ピアノとオーケストラのための (1991)

指揮:オリヴァー・ナッセン

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ:クレア・ブース

ピアノ:高橋悠治、ジュリア・スー

録音:2016年10月13日、東京オペラシティ コンサートホール (ライヴ録音)

CD:FONTEC X TOWER RECORDS TWFS-90013<タワーレコード限定>

 このCDは、20世紀の日本を代表する作曲家であり、東京オペラシティ文化財団の芸術監督をつとめた武満 徹(1930年―1996年)の没後20周年に際して、2016年10月13日、東京オペラシティ コンサートホール(タケミツ メモリアル)で行われた、記念碑的演奏会のライヴ録音。当日演奏された全ての曲を収録している。指揮者のオリヴァー・ナッセンは、武満と個人的な親交も厚く、同演奏会にはまさに最適。武満 徹は、今も生きている。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-10-05 10:36:28 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~クリスチャン・リンドバーグ指揮ノルウェー・アークテック・フィルとペーター・ヤブロンスキーの共演~

オルセン:アースガルズの騎行
グリーグ:ピアノ協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第5番

ピアノ:ペーター・ヤブロンスキー

指揮:クリスチャン・リンドバーグ

管弦楽:ノルウェー・アークテック・フィルハーモニー管弦楽団

会場:東京文化会館

日時:2017年10月12日(木) 午後7時

 指揮のクリスチャン・リンドバーグ(1958年生れ)はスウェーデン出身。17歳でトロンボーンを始め、2年後ストックホルム王立音楽大学に入学すると同時にストックホルム王立歌劇場管弦楽団に入団。ソロ奏者になるべく、英国王立音楽大学に留学。25歳でストックホルム・フィルと協演し、ソロデビュー。また作曲家として、シカゴ響、オーストラリア室内管、スウェーデン放送響など多くの楽団から作品を委嘱されている。指揮者としてのスタートは2000年、初めてノーザン・シンフォニアの指揮を行う。このコンサートは大絶賛を浴び、以後指揮者としてヨーロッパ各国を中心に活躍。

 ピアノのペーター・ヤブロンスキーはスウェーデン出身。11歳でソロデビュー。英国王立音楽大学にてピアノと指揮を学び、在学中にウラディーミル・アシュケナージの目にとまり、アシュケナージ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との共演でDecca からCD デビュー。以後、世界のトップクラスのオーケストラと共演を果たす。ソロ活動のほか室内楽、指揮、芸術監督を務めるなど、世界各地で活躍。1997年「オルフェウス賞」受賞。2005年スウェーデン国王より「文化功労章メダル」を受章。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-10-04 11:00:46 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~五島記念文化賞 オペラ新人賞研修記念 西村 悟テノール・リサイタル~

ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」より序曲
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」/歌劇「ランメルモールのルチア」より「我が祖国の墓よ」
マスネ:歌劇「ル・シッド」より「おお、裁きの主、父なる神よ」
ヴェルディ:歌劇「マクベス」より「ああ、父の手は」
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より「冷たき手を」/歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」
ほか

テノール:西村 悟

指揮:山田和樹

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2017年10月11日(水) 午後7時

 テノールの西村 悟は、日本大学芸術学部音楽学科卒業、東京藝術大学大学院オペラ科修了。第36回「イタリア声楽コンコルソ」ミラノ部門大賞(1位)を受賞。2010年文化庁新進芸術家海外派遣員としてヴェローナへ。2011第27回「イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際オペラコンクール」第2位。2011年第17回「リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール」第2位ならびに審査委員長特別賞を受賞。第80回「日本音楽コンクール」第1位ならびに聴衆賞を受賞。平成25年度「五島記念文化賞」オペラ部門オペラ新人賞受賞。第23回「出光音楽賞」受賞。藤原歌劇団団員。現在、ヴェローナ在住。

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