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★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2011-10-14 10:30:30 | 新譜CD情報

 

 

<新譜CD情報>

 

~フルート・高木綾子によるモーツァルト:フルート四重奏曲集~

モーツァルト:フルート四重奏曲第1番K.285
                    第2番K.285a
                    第3番K.Anh.171 (285b)
                    第4番K.298
 
フルート:高木綾子
ヴァイオリン:長原幸太
ヴィオラ:鈴木康浩
チェロ:上森祥平

録音:2010年8月12日&13日 コピスみよし(ワン・ポイント・マイクロフォンによるDSDレコーディング)

CD:エイベックス・クラシックス AVCL-25727(SACDハイブリッド・ディスク)

 フルートの高木綾子は、愛知県豊田市出身。東京芸術大学卒業後、東京芸術大学大学院修了。2000年、第17回日本管打楽器コンクール、フルート部門1位、審査員特別賞、文部大臣奨励賞、東京都知事賞。2001年、第70回日本音楽コンクール、フルート部門1位。 2001年、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第4位(1、2位なし)。 2005年、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第3位。 2005年 神戸国際フルート・コンクール第3位―などの受賞歴を誇る。今回のCDは協奏曲に続く、モーツァルトアルバム。高木と同世代の弦楽の実力者たちを起用した今回の“四重奏曲”では、室内楽の醍醐味を味合うことが出来よう。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2011-10-13 10:34:39 | コンサート情報

 

 

<コンサート情報>

 

~ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2011~

リスト:ピアノ協奏曲第1番
シューマン:交響曲第2番
 J.シュトラウスⅡ:ワルツ「皇帝円舞曲」

指揮:クリストフ・エッシェンバッハ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:ラン・ラン
 
会場:サントリーホール

日時:2011年10月13日(木) 午後7時

 指揮のクリストフ・エッシェンバッハは、1940年生まれ。当初は国際的ピアニストとして活躍したが、1970年代より指揮活動を開始する。2000年―2010年パリ管弦楽団の音楽監督、2003年―2008年フィラデルフィア管の音楽監督を務める。2010年からは、ワシントン・ナショナル響とジョン・F・ケネディ・センターの音楽監督に就任。ドイツ政府より連邦共和国功労十字章、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を受賞している。

 ピアノのラン・ランは、1982年に中国遼寧省瀋陽で生まれる。9歳で北京の中央音楽学院に入学。1997年、渡米しカーティス音楽院で学ぶ。1999年、17歳のときチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番を、クリストフ・エッシェンバッハ指揮するシカゴ交響楽団と共演し、高い評価を得る。2008年、北京五輪の開会式で演奏。2009年、ウィーン楽友協会でラン・ラン・フェスティバルを開催するなど、現在世界的名声を得ている。

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◇クラシック音楽CD◇ティーレマン&ウィーン・フィルのリヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲

2011-10-11 10:31:55 | 交響曲

リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサル ミュージック(独グラモフォン) UCCG-2064

 R.シュトラウスは、西洋音楽史の中でも、特に管弦楽曲に最大限の効果を発揮させた曲を作曲した作曲家としてその名を残し、今後もその名は残り続けるであろう。ワーグナーの後継者としてワーグナーに匹敵する規模の歌劇を作曲すると同時、にリストが創始した交響詩を完成域までに発展させた功績は、誰もが認めるところ。ところが、そんな大作曲家R.シュトラウスではあるが、クラシック音楽をどう発展させたのか?という問いに対する回答は、必ずしも明確でない。バッハが西洋音楽の基礎を確立し、それをモーツァルトが宮廷音楽として発展させ、そしてベートーヴェンが個人(市民)としての音楽にまで高め、さらにワーグナーが新たに楽劇という新領域を生み出した。それに対し、R.シュトラウス独特の音楽とは何かが見えてこない。これは、R.シュトラウスに限らず、ワーグナー以降の作曲家すべてに言えることであるが、先人の作曲家があらゆる試みに挑戦して、それを成し遂げてしまった後に残った音楽とは、何ぞや?という難しい問いに答えなければならないからだ。

 R.シュトラウスは、晩年、歌曲「4つの最後の歌」を作曲したが、これが「サロメ」「ばらの騎士」などの歌劇や「ツァラトゥストラはかく語りき」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」などの交響詩を書いた同じ作曲家の作品か、と不思議に思えるほどの落差があるのである。歌曲「4つの最後の歌」は、昔に里帰りしたように、ブラームスさらにシューベルトの歌曲を思い起こさせるような、古典的な作風に逆戻りしてしまう。これは、現代音楽の作曲家すべてに言えることではあるが、過去の偉大な作曲家達に対し、いかに自己のアイデンティティを持った作品を生み出すことが出来るのか、を模索する中で、結局は元に戻ってしまう、という皮肉な現象の表れの一つだ。そんな大作曲家R.シュトラウスが自分の本心に忠実に作曲したのが、今回のアルプス交響曲である。曲の性格としては、交響曲というより、連作交響詩と言った方がピタリとくる。R.シュトラウスは山が大好きで、若い頃からアルプスを題材にした曲を書こうと思っていたそうだが、そんな純粋な思いがアルプス交響曲に結実したのである。ここで見せるR.シュトラウスの鮮やかな職人技とも言えるオーケストレーションの素晴らしさは例えようも無い。そんなわけであるからして、我々リスナーもここでは難しいことを一切考えずに、自分もR.シュトラウスと一緒に山に登ったつもりで、このアルプス交響曲のオーケストレーションの素晴らしさを存分に楽しむのが、一番いい聴き方なのである。

 このCDでウィーン・フィルを振っているのがクリスティアン・ティーレマンである。ティーレマンは、1959年、ドイツベルリンに生まれている。カラヤン財団のオーケストラ・アカデミーやベルリンのシュテルン音楽院などで学び、1978年、19歳でベルリン・ドイツ・オペラに採用される。これまで、1988年から1992年までニュルンベルク州立劇場、1997年から2004年までベルリン・ドイツ・オペラ、2004年から2011年までミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の各音楽総監督を務める。そして、2012年からは、7年契約でシュターツカペレ・ドレスデン(SKD)の首席指揮者に就任する予定となっている。レパートリーは、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスなどのドイツ・オペラを中心に、ドイツ・オーストリア系の古典派、ロマン派などであるが、特に現在では名実ともにバイロイト音楽祭の中心的人物となっており、今後の活躍が期待れている指揮者である。このCDは、2000年10月7、8日に楽友協会大ホールでウィーン・フィルを指揮したデビュー盤で、当日ライヴ録音されたものだけに、ティーレマンのナマの指揮ぶりを窺い知ることができる。

 リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲は、全部で21の曲(夜/日の出/登山/森にはいる/滝/幻影/お花畑/山の牧歌/林で道に迷う/氷河へ/危険な瞬間/頂上にて/景観/霧が湧いてくる/太陽がかげりはじめる/悲歌/嵐の前の静けさ/雷雨と嵐、下山/日没/エピローグ/夜)からなる。もう、これらのそれぞれの曲のタイトルを見ただけで、この曲の全貌が掴めるのではないかと思われるくらい、描写に徹した曲となっており、ビギナーからシニアーのリスナーまで、誰もが楽しんで聴けるところが、この曲の最大の特徴と言えよう。ティーレマンの指揮ぶりは、全体に重厚なつくりとなっていおり、アルプス山脈の重々しい感じを肌で実感することのできる演奏だ。だからと言って描写力に劣っているわけでなく、それぞれのテーマに沿って、実に適切で説得力ある指揮を見せ、誰が聴いても分りやすく、好感が持てる演奏内容となっている。やはりティーレマン、オペラを得意とするだけに劇的な盛り上げ方は堂に入っている。雄大な広がりのある演奏の「頂上にて」を中心に、ウィーン・フィルの豊かな音楽性に直に触れることができるのも嬉しい。最近のティーレマンの評判に違わぬ熱演を聴くことができるライヴ録音だ。(蔵 志津久) 

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2011-10-07 10:34:13 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~インゴルフ・ヴンダー/幻想ポロネーズ ~ショパン・リサイタル~

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番
      幻想ポロネーズ
     バラード 第4番
     アンダンテ・スピアナート ト長調と華麗なる大ポロネーズ

ピアノ:インゴルフ・ヴンダー

録音:2011年2月、ベルリン

CD:ユニバーサルクラシック(独グラモフォン) UCCG-1540

 ショパン生誕200年、ワルシャワの聴衆を沸かせたニュー・スター、インゴルフ・ヴンダー(1985年オーストリア・クラーゲンフルト生まれ)のCDデビュー盤。ヴンダーは、2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールで、第2位と幻想ポロネーズ賞、協奏曲賞に輝いた。ヴンダーがコンクール第3次予選で弾いたソナタ第3番と幻想ポロネーズ、第1次予選のバラード第4番、そして第2次予選のアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズを収め、彼のコンクールでの演奏を俯瞰することができる選曲。ヴンダーのエレガントで知的、情感豊かで真摯な演奏が聴ける。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2011-10-06 10:31:53 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~「イ・ムジチ合奏団」結成60年記念公演 イタリア・バロックの協奏曲~

ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲イ長調RV158
         2つのヴァイオリン、2つのチェロのための協奏曲ニ長調RV564
         弦楽のための協奏曲ト長調RV151「田園風」
         ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ジェミニアーニ:合奏協奏曲「ラ・フォリア」

弦楽合奏:イ・ムジチ合奏団

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2011年10月11日(火) 午後7時

 イ・ムジチ合奏団は、1952年、ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院の12人の卒業生たちによって結成された。2011/2012年は、結成60周年となる。弦楽器のレパートリー、特に18世紀イタリアの作曲家たちの楽曲を現代に蘇らせることを目指した彼らは、シンプルで響きのよい「イ・ムジチ(音楽家たち)」という名前を選び、指揮者は置かない。ヴィヴァルディの「四季」は、彼らの演奏によって世界中で演奏されるようになり、同時にバロック音楽ブームの火付け役となった。8回にわたる「四季」のレコーディングは、永遠のベストセラーである。

 

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◇クラシック音楽CD◇ヒラリー・ハーンのバッハ:ヴァイオリン協奏曲集

2011-10-04 10:38:59 | 古楽

~ヒラリー・ハーンのバッハ:ヴァイオリン協奏曲集~

バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番
    2つのヴァイオリン協奏曲
    ヴァイオリン協奏曲第1番
    オーボエとヴァイオリンのための協奏曲

ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
       マーガレット・バーチャー(2つのヴァイオリン協奏曲)

オーボエ:アラン・ヴォーゲル(オーボエとヴァイオリンのための協奏曲)

指揮:ジェフリー・カヘイン

管弦楽:ロサンゼルス室内管弦楽団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG‐50058

 よく“三大B”と言われるが、正直な話、私はこれまでこの“三大B”のうち、ベートーヴェンとブラームスについては、あらゆるジャンルの曲を耳にタコができるほど聴いてきたし、多分これからも聴き続けるであろうと思う。それに対し、これまで大バッハの音楽については、世間で言うほど、それほど特別な関心もなかったし、一部の有名な曲に限って聴いてきたというのが正直なところである。ところがである。最近、やたらとバッハの曲に惹かれるようになってきた。これまでは、バッハの曲を聴くと、バロック音楽という枠組みの中でしか曲を捉えられなかったが、最近は、そんな枠組みが取り外され、バッハの音楽がストレートに心に響くようになってきたようなのだ。つまり昔は古い音楽という思いが強かったが、今は、むしろ現代人の心にピタリと寄り添うような感覚をバッハの曲の中に見い出すことも少なからずある。ベートーヴェンの曲は、“苦難を克服して歓喜に至る”という、至極明快なベートーヴェンの独自の主張に酔わされるわけであるが、バッハの曲は、そんな人生の応援歌みたいな要素は皆無なのである。バッハの音楽は、リスナーにそっと寄り添い、時としては慰めみたいな言葉もかけてくれる。今の私にとっては、バッハは現代の作曲家以上に、身近に感じられる作曲家なのだ。

 そんな時に、ヒラリー・ハーンが、バッハのヴァイオリン協奏曲を4曲弾いたアルバムが目にとまった。これまで私は、バッハのヴァイオリン協奏曲を収めたCDは、オイストラフの盤を唯一の名盤として聴き続けてきたが、最近の若いヴァイオリニストは、どのようにバッハを弾きこなすのだろうという好奇心が湧き起こり、ハーンのこのCDを聴いてみようという気になったのだ。結論から言うと、ハーンの現代的な感覚に裏打ちされた新しいバッハ像がはっきりと打ち出されており、その熱演に聴き惚れてしまった。バッハの音楽に正面から向き合い、同時にその音から現代にも通じる感覚を見つけ出そうとする、真摯な演奏態度に心底から共感が湧き起こってきたのだった。ヒラリー・ハーンは、米国バージニア州生まれ(1979年)のドイツ系アメリカ人のヴァイオリニスト。フィラデルフィアのカーティス音楽学校に学ぶ。2003年、グラミー賞を受賞しているが、著名な音楽コンクールで優勝経験をせず、しかも現在の名声を勝ち得ているところをみると、真に実力派のヴァイオリニストであることが見て取れる。度々来日しているので彼女の生の演奏をお聴きになった方も少なくはないであろう。このCDのライナーノートでハーンは「このアルバムを聴きながら、みなさんもゆっくりとした楽章では旋律を口ずさみ、早い楽章では爪先で床を鳴らし、曲に合わせて踊っていただけたら、(もちろん自分の家で、ですが)幸いです。どうぞ、私たちとご一緒に!きっとバッハも喜ぶと思います」と書いている。ハーンのヴァイオリン演奏をそのまま現したようなこの文章から、その人柄が自然に浮かんできそうだ。

 早速、このアルバムの録音順に順に「バッハ:ヴァイオリン協奏曲集」を聴いて行くことにしよう。まず、最も有名なヴァイオリン協奏曲第1番から。第1楽章を聴いただけでこのアルバムの性格が分るような演奏だ。力強く、リズム感が極めて良く、メリハリが利いたその演奏は、新しいバッハ像を見る思いがする。その演奏は決して誰かの真似などではなく、ハーンが現在感じているバッハの音楽を、そのままストーレートに弾いたということが直に伝わってくる。カヘイン指揮ロサンゼルス室内管弦楽団の演奏も、感覚的にハーンと共同歩調を取り合うように伴奏していることも好感が持てる。第2楽章は、第1楽章とがらりとと変わり、ゆっくりとしたテンポで、実にしっとりとしたバッハを聴かせてくれる。私はこんなに優美で深遠な第2楽章の演奏を聴くのは初めての経験だ。バッハの音楽が本来持つ奥深さと親しみやすさを同時に再現したことには、言う言葉もないほど。第3楽章は、第1楽章のような快活なテンポで一気に弾き進む。これぞ現代に生きるバッハであるということを実感させてくれる演奏となっている。2つのヴァイオリン協奏曲は、ヒラリー・ハーンとマーガレット・バーチャーの2人のヴァイオリン演奏の意気がピタリと合い、バッハの音楽が持つ、筋がピーンと張ったような古典美が伝わってくる。第2楽章のゆっくりしたテンポも伸び伸びとした表現が実に心地良い。

 ヴァイオリン協奏曲第1番は、第2番の陰に隠れ、比較的目立たないヴァイオリン協奏曲ではあるが、一度その魅力に嵌ると、第1番を凌ぐようなバッハならではの音の魔術の虜になってしまう。ハーンの演奏も、そんな曲の性格を意識したように、第2番に比べ一層緻密で重厚な演奏に終始し、その聴き応えは、腹の奥底へと響くような充実感あるものになっている。しかも、ハーン独特のしなやかで華のある弓使いが随所に見られ、思わず「これは凄いヴァイオリニストだ」という思いに駆られる。第2楽章の静かで、朗々とした旋律を聴くと、もう時間が一瞬停止して、音そのものだけが光り輝いている・・・そんな感じがひしひしと迫って来るようだ。オーボエとヴァイオリンのための協奏曲の第1楽章は、誰でも聴いたことのあるメロディーが流れ出し、ハーンではないが「ゆっくりとした楽章では旋律を口ずさみ」たくなるようだ。第2楽章は、オーボエとヴァイオリンとが絡み合うように演奏して行くが、2人の演奏家の絶妙のコンビネーションを心の奥まで堪能することができる演奏内容となっている。この楽章だけとっても、この録音のレベルの高さが裏づけされるし、現代に生きているバッハを実感できる。第3楽章は、オーボエとヴァイオリンが、技術の粋を込めた演奏を披露する。そこにあるのは純粋な音の悦びだけである。
(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2011-10-03 10:29:55 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

ベートーヴェン:歌劇「エグモント」序曲
          ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
          交響曲第3番「英雄」

指揮:マレク・ヤノフスキ

管弦楽:ベルリン放送交響楽団

ピアノ:河村尚子

会場:横浜みなとみらいホール

日時:2011年10月10日(月/祝) 午後2時 

 指揮のマレク・ヤノフスキは、1939年ワルシャワ生まれ。ドイツで教育を受け、指揮をザヴァリッシュらに師事。フライブルク、ドルトムントの歌劇場で音楽監督を務める。2002年りベルリン放送響の芸術監督・首席指揮者に就任。2005年からは、スイス・ロマンド管の音楽監督も務めている。

 ピアノの河村尚子は、1986年渡独。ハノーファー国立音楽芸術大学在学中、2006年、ミュンヘン国際コンクール第2位。翌年、クララ・ハスキル国際コンクール優勝。一躍、世界の注目を浴びる。現在、ドイツを拠点に国際的な活動を広げている。

 ベルリン放送交響楽団は、ドイツ最古の放送交響楽団。創設は、ドイツのラジオ放送が開始された1923年。チェビリダッケやヨッフムなどが首席指揮者を務めてきた。2002年には、ヤノフスキが芸術監督・首席指揮者に就任した。

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