シューマン:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第3番
演奏:クナッパーツブッシュ指揮ドレスデン・シュターツカペレ
CD:キングレコード KICC 2161
ハンス・クナッパーツブッシュはワグナー指揮者として一世を風靡した巨匠である。その指揮ぶりは重々しく、しかも限りなくゆっくりしたテンポで進んでいく。いかにもドイツ音楽の王道をいくといった感じだ。もし、フルトベングラーに対抗できる指揮者がいるとしたらクナッパーツブッシュだけであろう。東西の横綱を分け合うといった関係と言ったらよいだろうか。フルトベングラーが“動”の巨匠なら、クナッパーツブッシュは“静”の巨匠と表現してもよいかもしれない。クナッパーツブッシュは言ってみれば“動かざるもの山の如し”だ。その意味からすると感情を叩きつけるフルトベングラーよりも一歩上を行く真の巨匠なのかもしれない。このCDは1956年11月4日のライブ録音で、その巨匠ぶりが遺憾なく発揮されている。シューマンおよびブラームスの交響曲の録音の中でも1、2を争う名演だ。(蔵 志津久)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
ブラームス:交響曲第3番
演奏:クナッパーツブッシュ指揮ドレスデン・シュターツカペレ
CD:キングレコード KICC 2161
ハンス・クナッパーツブッシュはワグナー指揮者として一世を風靡した巨匠である。その指揮ぶりは重々しく、しかも限りなくゆっくりしたテンポで進んでいく。いかにもドイツ音楽の王道をいくといった感じだ。もし、フルトベングラーに対抗できる指揮者がいるとしたらクナッパーツブッシュだけであろう。東西の横綱を分け合うといった関係と言ったらよいだろうか。フルトベングラーが“動”の巨匠なら、クナッパーツブッシュは“静”の巨匠と表現してもよいかもしれない。クナッパーツブッシュは言ってみれば“動かざるもの山の如し”だ。その意味からすると感情を叩きつけるフルトベングラーよりも一歩上を行く真の巨匠なのかもしれない。このCDは1956年11月4日のライブ録音で、その巨匠ぶりが遺憾なく発揮されている。シューマンおよびブラームスの交響曲の録音の中でも1、2を争う名演だ。(蔵 志津久)
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