キビの収獲

2014年08月23日 | Weblog


暑いのですが曇ってきて、風が出てきました。風が吹けばそれなりには涼しくなりますが、やっぱり暑いです。夏ですからね。まだまだ涼しさを望んでも無理です。無理を承知で期待してはいますけど。

 

キビだんごのキビの実が色づいてきました。毎年、こぼれた種から自然に発芽しますが、今年は奧さんがこのようにまとめてくれました。

この黍(キビ)は、十年ほど前に退職して畑作りを始めた時に、近所の知り合いが持ってきてくれました。しかし、穀類は完全に収獲を終えるまでに手間がかかるので、本格的に収獲をするのは止めていましたが、今年はまとまってこれだけ成長して実ったので、収獲してみようと言う気持ちになりました。

 

まだ青いところがありますが、このように熟し具合はまちまちです。こういうものは収獲しづらいものです。一度に一斉に実ると言うのはやりますいのですが。早く色づいたのは、それだけ早く実が落ちます。種の保存の為の自衛策なのでしょうか。もともとは野生のものでしょうから。

 

一粒ひとつぶは、このように丸くなっていて、十分に実が入っているようです。これだけ実っているのを見れば、収獲しないともったいないという気持ちになってしまいます。

 

一番上の画像を見れば、まだ青いものも多いので、一斉に収獲というのは無理ですので、黄色くなっったものだけを選んで、剪定ばさみとか花ばさみで穂だけちょん切り、とってきて乾燥を始めました。
乾燥させると殻が開いて、中から実がこぼれます。そうしたら、柄と殻はとり除き実だけを収穫します。

実は、実らずに黄色く変色したものも混じっていますので、バケツに水を入れ、浮かんだ物は流し、下に残ったものだけ取り出して、もう一度乾燥させてから仕舞い込みます。水に入れると、洗うという作業にもなりますので、実と一緒に土埃などの汚れが除去されてきれいになります。

粒のままご飯に炊き込むか、粉にして団子にするとかして食べます。他にも方法があるかと思いますが、あれば知りたいです。

特別においしいというものでは無く、かと言って不味いというものでもないものです。昔は、米の補助食品の一つとして食べられていたのでしょうか。

この他に、一時 モロコシ(高黍) というものも作っていたことがあります。やはり団子などにして食べます。鶏はモロコシよりもキビの方を喜んで食べます。