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笑い測定機開発、大爆笑4秒で20「アッハ」=関西大学

2008年02月15日 | 心のしくみ
 笑いの「量」を数値化し、アッハ(AHA)という単位で表す「笑い測定機」を関西大の木村洋二教授(コミュニケーション論)と大学院修士2年の降旗真司さんの研究チームが開発した。笑いは健康にいいといわれるが、それを科学的に検証するために役立てたいという。

 ほお、横隔膜、腹筋の周辺の皮膚にセンサーを張り付け、1秒に3000回の頻度で筋肉の動きをデータ化する。これをパソコンに取り込み、独自開発の専用ソフト「DLA」で解析し、笑いの度合いを判定する。表情だけの「あいそ笑い」や、声だけの「から笑い」など、心から笑っていない人を見破ることもできるという。木村教授によると、大爆笑は1秒あたり5アッハほどで、これが4秒続くと20アッハになる。

 07年1月に研究を始め、同11月に測定器の原理に関する特許を出願した。開発費は約600万円。年内に携帯電話ほどのサイズに小型化したいという。木村教授は「将来はチンパンジーの笑いを測定して人間との違いを比べたい。人の笑いがどう進化してきたかという答えを探ることも、測定器開発の狙いの一つ」と話している。

 23日午後1時から大阪府吹田市の同大で開かれるシンポジウム「笑いを科学する」で公開実験をする。

[朝日新聞 / 2008年02月15日]
http://www.asahi.com/science/update/0215/OSK200802150063.html


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