京都大学の平野丈夫教授らの研究グループは、スポーツのように体で覚える学習を妨げるたんぱく質を動物実験で突き止めた。遺伝子操作でこのたんぱく質を作り出せないようにすると、体の動きに必要な情報だけを素早く選び出せることが分かった。運動障害などの仕組み解明につながる成果で、米科学誌に28日、研究論文を発表した。
学習や記憶のうち、体で覚えるタイプのものは、小脳の神経細胞が関与している。学習の最初の段階では多くの情報が脳内を伝わるが、体の動きに不要な信号だけを弱める「長期抑圧」という仕組みが働き、次第に動きがスムーズになる。
研究チームは、長期抑圧に必須の分子に結合するたんぱく質「デルフィリン」に注目。小脳のデルフィリンを欠損したマウスを作製し、左右に動くしま模様のスクリーンを見せて、眼球の動く様子を調べた。通常のマウスより短い時間で、目の動きが的確にスクリーンに追いつけるようになった。(12:22)
[NIKKEI NET 2008年05月28日]
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080528AT1G2800W28052008.html
学習や記憶のうち、体で覚えるタイプのものは、小脳の神経細胞が関与している。学習の最初の段階では多くの情報が脳内を伝わるが、体の動きに不要な信号だけを弱める「長期抑圧」という仕組みが働き、次第に動きがスムーズになる。
研究チームは、長期抑圧に必須の分子に結合するたんぱく質「デルフィリン」に注目。小脳のデルフィリンを欠損したマウスを作製し、左右に動くしま模様のスクリーンを見せて、眼球の動く様子を調べた。通常のマウスより短い時間で、目の動きが的確にスクリーンに追いつけるようになった。(12:22)
[NIKKEI NET 2008年05月28日]
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080528AT1G2800W28052008.html