つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

2021/07/09

2021年07月09日 08時00分00秒 | 戯言
0今週の水曜日から、兵庫県養父市で開催されるビバホールチェロコンクールの審査で、出向いております。
日頃は、お寺の住職であり、また保育所の園長でありますが、今週は自分が長くチェリストとして歩んで来たことを、実感しております。
コンクール(コンテスト)ですので、審査が一次、二次、本選とあるのです。
ここのコンクールは、優秀なチェリストを輩出する意義もありますが、また同時に、受験者たちは日々の研鑽の積み重ねを披露して、運だめしであったり、自分の現在地を審査を受けることで彰かになるのです。
ここでは、ただ審査をするだけでなく、残念ながら予選を通過できなかったひとに、審査員が丁寧にアドバイスする歴史があるのです。これは、結果によって落胆したひとに、希望の光を当ててあげるという、お慈悲の心に通ずるものがあると思います。
実はこの講評で一番最後まで残っているのが私です。
この事を他の審査員の先生方は、私がお坊さんだからという事で、納得されています。
今日も、限られた時間の中、自分のこれまでの経験から学んだ事を落選した受講生に伝えて、希望の灯火がついたのを見れたとき、ここに自分がいることの意義を感じるのです。

悩み多き若人達、不確かな世界の中に、信じれるのは自分の積んだ経験だけ。

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