つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

いかん!

2010年05月07日 02時43分44秒 | Weblog
今日は、悪いことをしたなあ! と反省の半日でした。

というのは、娘のことです。

あれほど、幼稚園での様子をばらす様なことをしないようにしようと、嫁さんと打ち合わせしていたのに、つい言ってしまったのです。


普通、父兄の方々には園児のことは先生を通じてお話があるか、本人の口からの情報しかないわけで、本人がわざわざ自分の不利になることをしゃべるわけがないのです。

実は、僕が幼稚園の副園長という役職にもあることで、時々園に出向いて様子を見ています。ですので、娘がどのように遊んでいたかチェック出来てしまうわけなんです。

それで、今日は「貸して!」が言えてなかった現場を見ているわけです。
それを、家で娘の悪いところを指摘していたとき、つい今日の現場のことを嫁さんの前でしゃべってしまったんです。

その時の、娘のガックリうなだれた様子を見たときは、あまり「悪いことをしたなあ!」とは思わなかったんです。

年少さんは、まだ自己中心的な行動が普通ですから、集団の中で「貸して!」「入れて!」という行為自体がまだなかなか成り立たない時期です。とも言われ、また、この時期は家で幼稚園でのことをなるべく褒めるようにしてあげてください、とも言われていたのに…。

明日から、優しいパパになろう!

遅くから失礼しました




道(その6)

2010年05月06日 17時18分46秒 | Weblog
前回の続き

「はぐらかし?」


次に海外派遣コンクールというのを受けた。

自分では余裕で受かると思っていたのに、落ちてしまった。ショックだった。

その審査委員に安田先生がおられたので、なぜ落ちたのか聞いてみた。

先生曰く「秋津君、君の演奏は決して悪くないんだけど、でもどこか「はぐらかし」的演奏なんで、それが悪かった。」と言われ、愕然となった。

はぐらかし。ちょっと普段あまり使わない言葉だがなんとなく意味は解った。要するに詐欺的な感じなわけ。

こっちに行くのかな?と思ったらひらっとかわし、ではこっちなのかな?と思ったら、またあっちに行ってしまう。聴いている人の気持ちを、もてあそんでしまう感じなわけ。

要するに、なりふり構わずに素の自分の思いを語ることが出来ない。常にこれでいいのかな? 間違いがないか? 体裁を気にしたり後ろを振り返って見てしまう。

でも、これには心当たりがあった。

僕が中学の頃、親父が斎藤先生のお話の中から、あることを言っていたのを、子供心に小耳に挟んでいた。

落語家の話「はなし家というのはお客さんを笑わせるのが商売だが、皆を笑わせている時に、決して自分が笑っていない。どうすればお客さんが笑うか、その術を知っているのが、一流なはなし家です」

この話がどうも僕の頭に、余計なことをインプットしてしまった。

要するに、音楽を感じちゃいけない。自分が弾いている時、常に客観的にとらえることが大事。お客さんの心をつかむ術をひとつずつ覚えていけばいいんだ、と。

そういえば、「秋津くんは常に冷静に演奏出来るタイプだよね」とか言われたことが多々あるなあ。

こういうわけで、うんちくは一杯覚えたけれど、肝心の中身が見当たらない。それを探して三千里の旅に出ることとなったのです。


つづく

たまにはお坊さん

2010年05月05日 20時46分02秒 | Weblog
先日、神戸にある親戚のお寺で、住職継職奉告法要というのがあり、それに招かれてお坊さんとチェロ弾きと両方勤めてきました。
演奏者は友人を3人招きカルテットの演奏と少しだけソロも弾きました。



どうです、なかなかのものでしょう? 自分が忙しかったので、写真はあまりないのですが、そのあとのパーティー会場がまたなかなかの場所にある素敵なイタリアンでした。エリア的には北野の一番東側かな? 元の水道局の跡地に立っていて、一番登りきったところだったので、裏はすぐ山なので、自然と都会的なものと両方あって、素晴らしいの一語です。ただ、肝心のレストランの名前を忘れました。ゴメンなさい。

昼間は海が見えて眺めはいいし、夜は夜景もいいし。そこでパチリ。



演奏しているところを撮ってもらいました。でも、暗くて良く見えないでしょう? 一番右が私です。


木香庵

2010年05月05日 09時47分40秒 | Weblog
そういえば、先月博多のいつものお宿に泊まった時、ちょっと一番いい時を逃したが、藤のつるに囲まれたいい味出ているお宿をパチリ。



部屋の窓からもうひとつパチリ。



季節の移ろいを感じることが出来る、素敵なお宿でした。

いつも、ありがとうございます、木香庵さま。




セミナーしました

2010年05月05日 09時46分42秒 | Weblog
昨日終わったのですが、恒例の5月チェロセミナーを5月3日と4日の二日間やりました。今回はこのあとある1000人のチェロのコンサートに向けてのセミナーとしました。両日とも20人くらいの参加者でした。
平均年齢は、う~ん38歳あたりかな?(微妙)最高齢70超から最年少10歳くらいでしたから。

間近に迫った1000人のチェロのコンサートの演奏曲目の中から幾つかの曲を選んで練習しましたが、クリニックとして「ポジションチェンジのこつ」「大きな音、小さな音」「<>のつくりかた」「ハーモニーを考える」という点を取り上げてみました。

皆さん、一生懸命トライする感じがとても伝わり、少しずつ成果を見るにつれて、こちらも喜びを感じることはあっても、疲れを感じる暇も無く、練習後は懇親会に突入しました。

様々な質問攻めに合いつつも、みなさんのキラキラした眼差しの中では、ちょうど海の中で体中を小魚がツンツンつついて、くすぐったい感じくらいの小気味よい感触のものでした。

参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。

では、おまけのショットをどうぞ。




道(その5)

2010年04月25日 14時56分07秒 | Weblog
前回よりつづく

「悲劇」

桐朋学園大学の二年生の時に、毎日コンクールに出たら第2位になったが、そのあとは結構天狗になっていた。

大学3年4年と進むうち演奏する機会も段々増え、桐朋学園オーケストラでドボルザ ークのコンチェルトを弾かせてもらったり、東京女子大オーケストラでもハイドンのコンチェルトを弾いた。

しかし、大学4年の時だったか、巨匠のシュタルケルさんが学校で公開レッスンをされると聞いてすかさず受けたが、その時に弾いた曲が悪かったのと、あることにより僕の予定は大きく変わったのだ。

弾いた曲はシューベルト「アルペジオーネ・ソナタ」だった。意気揚々とその場にあがった僕だったが、その場に何と堤剛、岩崎洸さんのご面々のお顔があったのだ。これには、ちょっと舞い上がってしまった。

「ヤバ! こりゃあ気合入れて弾かないと、男がすたる」と思ったかどうか…。

まあ、普段の自分の演奏をすれば良かったのに、二倍も三倍も上手に弾かなくては! と思ったところが、そもそもの間違いだった。

何だか、どう弾きたいとかじゃなくて、「上手に!」 しか頭になかった。

1楽章を弾いたところで、シュタルケル先生に英語で何か言われた。
通訳の方もその言葉を正しく翻訳出来なかったらしく、会場に向けて助けを求められた。会場の堤先生がお答えになった。

その言葉は「悲観主義者」ということだった。彼はどうして電話ボックスの中で弾いているような感じで弾くんだ? と言われたのを覚えているが、その頃には僕は既に自分を失っていた。

このレッテルは、これ以後、僕のなかでなかなか拭い去ることの出来ないこととなる。

つづく

ご質問にお答えします

2010年04月16日 00時29分19秒 | Weblog
読者の皆様

質問にお答えしましょう。

まず「親鸞さまにであう集い」のお話の続きはどうしたのか?というご指摘でしたが、ご指摘の通り、完全に完結していないのです。

僕の中でも、朗読の役者さんたちに、本番のあと、どのように感じられたかをお聞きしたかったのです。そのことが聞こえてきたら、続編をお話できると思ってましたので。(気長に待っていて下さいますか?)

こんなとこですが、よろしいでしょうか?


もうひとつありました。
連載もの「道」の4回目の文中の「土台無理」の意味ですね。

そういえば、「秋津くんは何だかやりにくい生徒さんだったわね。終始うつ向き加減で、返事もハキハキしないし!」なんて、おっしゃってましたが、土台無理だったんです。悪しからずご理解下さいましたでしょうか?

土台無理? 要するに、照れてしまって先生の顔が見れなかっただけじゃなく、「心そこにあらず」で、レッスンにならなかったわけです。
確か、美人な先生やボインな先生が好きだったような記憶がありますから。
小学生の割に、ませてたんでしょうかねえ?

これでいかがでしょう?


では、意味不明のことなど、今後もどうぞご質問ください。
出来るだけ早く、回答させていただきますので。


秋津 智承



かえってきたアイツ

2010年04月15日 02時59分28秒 | Weblog
そうなんですよ!

結構前からアマガエルの鳴き声が近くで聞こえるので、ひょっとして帰ってきたりして???  と、去年家にしていた場所を覗くも、未だ発見できずにいたのです。

が、しかし先日またしても「ケーッ、ケッケッケ」と大きな音で鳴くので目を凝らしてベランダのほうを見てみたのだが見つからず、諦めついでにもう一方の金具を覗いてみたら、いました、いました。 



去年のアイツかどうかは定かではないけれど、もう勝手にそういうことにしちゃいました。

「おかえり」 今年も、元気で頑張れよ!


春を感じて

2010年04月07日 09時00分06秒 | Weblog
読者のみなさん

とうとう、春がやってきたようです。

先日、あるお店のお使いの時、軒の下辺りにツバメの糞を見つけました。
えーっ、まだ寒いから冗談じゃないの?
と、思ってましたが、町をすいーっと軽やかに通り抜けた達人を見つけ、「あ、やっぱりホントだったんだ!」と。

まだまだありますよ。定番から新しいのまで。



これは、僕の住んでる町の誇りにしているレストランの自慢の桜



これは、先日嫁さんの実家の裏で見つけた花にらの群生です。

綺麗でしょう?

では、また。

道(その4)

2010年04月05日 08時56分00秒 | Weblog
前回より続く


その毎週見てもらう先生ですが、斎藤先生のお弟子さん達がローテーションを組んで毎週違う先生が見る、というとてもユニークな指導方法でした。

そういえば、子供心に優しい先生と厳しい先生の振り分けをしてました。

今日はラッキーとか、やれやれとか。
しかし、僕は結構ませてたんでしょうか。女の先生が来られると、目が合わせられないというか、特にボインな先生の時は、固まってしまってました。

その…、腕を取って「こういう風にするの」とそのとき、先生のポニョポニョのところに僕の腕が当たっちゃったりしたら、もう大変なことに…。失礼しました!
実はその後、その先生達にお会いした際にこの話をしたことがありますが、どうやらその当時も当代随一な巨乳で有名な先生だったのだそうで、目立っておられたのは事実なようでした。
そういえば、「秋津くんは何だかやりにくい生徒さんだったわね。終始うつ向き加減で、返事もハキハキしないし!」なんて、おっしゃってましたが、土台無理だったんです。悪しからずご理解下さいましたでしょうか?

つづく