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北神第9地点遺跡への訪問記 on 2020-9-30

2020年11月02日 04時53分43秒 | 神戸情報

2020年9月30日、神戸電鉄神鉄道場駅から徒歩10分程度のところに所在する

北神第9地点遺跡に行ってきましたので写真紹介します。

 

上の2枚の写真は北神第9地点遺跡の遠景です

右側が1号墳(長方形の古墳)、左側が2号墳(円墳)

上の写真は現地説明板

字や図、写真が小さいので拡大したものを添付しておきます。

上の写真は説明文 平成21年(2009)3月 神戸市教育委員会が作製

1号墳 

 北神第9地点遺跡1号墳は4世紀に造られた、南北11m、東西14mの長方形墳。

 埋葬施設は丸太を縦に半分に割って、仲を割りぬいた割竹形木棺でした。

 棺に使用された木材はすでに腐っていましたが、その痕跡から棺の長さは3.6m、

 直径は0.6~0.7mもある長大なものであったことがわかりました。

 棺内には副葬品はなく、棺の付近に土師器の壺や甕の破片が出土したのみでした。

2号墳

 北神第9地点遺跡2号墳は、1号墳の東側に接して6世紀前半に造られた直径15mの円墳。

 埋葬施設は箱型の木棺をそのまま埋めたもので、3基の木棺が並んでいました。東側の木棺

 が最も長く3.2mあり、中央の木棺は2.4m、西側の木棺が最も短く1.8mでした。

 副葬品は、東棺からは、300点を越す土玉や管玉が出土しました。棺の回りからは、

 お供えに使った須恵器の杯や壺のほかに、皮袋形提瓶(かわぶくろがたていへい)という

 変わった形の器が出土しました。また、鉄剣も出土しています。

 中央棺の棺内には副葬品はありませんでしたが、棺の外には須恵器の杯を伏せてその中に

 管玉やガラス玉が置かれていました。

 西棺には棺の上に須恵器の杯や壺と一緒に鉄製鍬先が置かれていました。

 これは、棺蓋の上面にまかれていたものであろう。
掘形内には須恵器の杯や壷のほか、皮袋形の提瓶が置かれていた。
また、排水溝からは鉄剣が出土した。

 

上の写真は北神第9地点遺跡の測量図

上の写真は現地調査時に撮られた全景写真

 

棺の周辺の出土遺物の詳細は写真とともに下記サイト(神戸市埋蔵文化財センター)で見れます。

 https://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/center/spots/html/kita/h9_5.html

 

上の写真は北神第9地点遺跡の所在地の位置を示しました。

鹿の子台北ハイツの中にあります。

 

 

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