2007年から開発を行ってきたショートメッセージ配信(SMS)技術の特許
登録番号:特許第4889813号
出願日:2011.2.28
登録日:2011.12.22
発明者:イクバル・アバドウラ
を特許侵害したということで
株式会社MARIMORE(代表:イクバル・アバドゥラ、東京都台東区)は、
2012年12月28日、株式会社メディアネットワークサービス(東京都渋谷区、
以下MNS社)に対して、東京地方裁判所に特許侵害訴訟を提起いたしました
(特許第4889813号)。当社はこの訴訟で、SMS配信API技術に関する侵害行
為の停止とともに、損害賠償を求めています。
今後の行方に注目したいと思います。
プレスリリースの内容
特許の中身は以下のとおり。
(11)【特許番号】特許第4889813号(P4889813)
(24)【登録日】平成23年12月22日(2011.12.22)
(45)【発行日】平成24年3月7日(2012.3.7)
(54)【発明の名称】データ仲介システム
(21)【出願番号】特願2011-41884(P2011-41884)
(22)【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【審査請求日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511053252
【氏名又は名称】株式会社MARIMORE
【住所又は居所】東京都台東区台東1-9-4松浦ビル5F
(72)【発明者】
【氏名】イクバル ビン アブドゥラ
【住所又は居所】東京都台東区台東1-9-4松浦ビル5F 株式会社MARIMORE内
【課題】送受信のインターフェイスの開発が容易であると共に、異なるキャリア間、及び国内、海外を問わず、自由にメッセージ等の送受信サービスを行うことが可能な、データ仲介システムを提供する。
【解決手段】相手先携帯端末に対してリクエストデータを送信する送信元端末と、送信元端末と公衆回線又は広域ネットワークを介して接続され、リクエストデータを受信する管理装置と、管理装置と接続され、相手先携帯端末に接続しうるショートメッセージサービス(SMS)を提供する複数のゲートウェイ装置とを備え、管理装置は、複数のゲートウェイ装置から、一のゲートウェイ装置を選択すると共に、選択されたゲートウェイ装置に対して、送信元端末から受信したリクエストデータに対応する処理を請求するデータ仲介システムであって、ゲートウェイ装置のAPIに従ってデータを送信するプロトコル変換と、レスポンスデータ変換手段とを備えた構成とする。
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手先携帯端末に対してリクエストデータを送信する送信元端末と、上記送信元端末と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記リクエストデータを受信しうる管理装置と、上記管理装置と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記相手先携帯端末に接続しうるショートメッセージサービス(SMS)を提供する複数のゲートウェイ装置とを備え、
上記管理装置は、上記複数のゲートウェイ装置から、一のゲートウェイ装置を選択すると共に、選択されたゲートウェイ装置に対して、上記送信元端末から受信したリクエストデータに対応する処理を請求するデータ仲介システムであって、
上記送信元端末から、上記管理装置に対して送信されるリクエストデータは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のPOSTメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、
上記管理装置は、上記リクエストデータを解析し、選択された上記ゲートウェイ装置に対して送信するデータを抽出する、リクエストデータ解析手段と、
選択された上記ゲートウェイ装置のアプリケーションインタフェイス(API)に従って、通信プロトコルを変換して、上記データを送信するプロトコル変換手段と、上記ゲートウェイ装置を経由して受信した処理結果を、JSON(Java(登録商標)Script Object Notation)形式のフォーマットに変換するレスポンスデータ変換手段とを備えていることを特徴とするデータ仲介システム。
【請求項2】
上記送信元端末のリクエストデータには、相手先携帯端末の電話番号、送信元端末を識別しうる識別番号、及び相手先携帯端末に送信するメッセージテキストデータが含まれると共に、
上記レスポンスデータには、上記リクエストデータに対する要求の処理結果を示す、ステータスデータ、詳細ステータス確認用のURL、メッセージID、送信失敗時のエラーメッセージ、及び相手先携帯端末の電話番号が含まれることを特徴とする請求項1に記載のデータ仲介システム。
【請求項3】
上記送信元端末のリクエストデータには、検索対象の相手先携帯端末の電話番号が含まれると共に、
上記レスポンスデータには、上記リクエストデータで検索要求された相手先携帯端末の電話番号の有無情報、相手先携帯端末の電話番号、相手先端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、相手先携帯端末が所属しているキャリアのコード、及び処理におけるエラーコードナンバーが含まれることを特徴とする請求項1に記載のデータ仲介システム。
【請求項4】
上記管理装置は、上記ゲートウェイ装置毎の通信料金を保存するゲートウェイ装置通信料金保存手段を備え、
上記送信元端末からリクエストデータを受信した場合、上記ゲートウェイ装置通信料金保存手段を参照すると共に、通信費用が最低となるゲートウェイ装置を選択する、ゲートウェイ装置選択手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項5】
上記送信元端末から上記管理装置にPOSTメソッドを用いてアクセスする場合におけるアクセス先のURLには、リクエストの種類に応じた所定のキーコードが含まれていることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項6】
上記管理装置は、上記送信元端末が保有するポイント情報を保存するポイント情報保存手段と、
送信元端末の所有者がポイントを購入した場合に、購入したポイント数に応じて保有ポイント数を増加させると共に、上記送信元端末との送受信が行われた場合に、保有ポイント数を減じる、ポイント管理手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項7】
上記管理装置には、上記送信元端末からのポイント残高確認リクエストに応じて、上記送信元端末が保有するポイントの残高を抽出し、ポイント残高を上記送信元端末に返信するポイント残高確認手段を備え、
ポイント残高確認のリクエストデータは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、
上記管理装置から上記送信元端末に返信されるレスポンスデータは、JSON形式のフォーマットに基づいて記載されると共に、当該送信元端末の所有者が所有するポイント残高数を含むことを特徴とする請求項1から請求項6いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項8】
上記送信元端末は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1から請求項7いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【発明の効果】
【0028】
請求項1の発明にあっては、相手先携帯端末に対してリクエストデータを送信する送信元端末と、上記送信元端末と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記リクエストデータを受信しうる管理装置と、上記管理装置と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記相手先携帯端末に接続しうるショートメッセージサービス(SMS)を提供する複数のゲートウェイ装置とを備え、上記管理装置は、上記複数のゲートウェイ装置から、一のゲートウェイ装置を選択すると共に、選択されたゲートウェイ装置に対して、上記送信元端末から受信したリクエストデータに対応する処理を請求するデータ仲介システムであって、上記送信元端末から、上記管理装置に対して送信されるリクエストデータは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のPOSTメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、上記管理装置は、上記リクエストデータを解析し、選択された上記ゲートウェイ装置に対して送信するデータを抽出する、リクエストデータ解析手段と、選択された上記ゲートウェイ装置のアプリケーションインタフェイス(API)に従って、通信プロトコルを変換して、上記データを送信するプロトコル変換手段と、上記ゲートウェイ装置を経由して受信した処理結果を、JSON(Java(登録商標)Script Object Notation)形式のフォーマットに変換するレスポンスデータ変換手段とを備えていることから、SMTPプロトコルを用いた場合と異なり、インターフェイス構築の自由度が高く、また、レスポンスデータがJSON形式フォーマットで記載されているため、送信対象のデータの取り出し処理が容易である。
また、プロトコル変換手段によって、ゲートウェイ装置のAPIに従って、通信プロトコルを変換すると共に、ゲートウェイ装置を経由して受信したレスポンスデータがJSON形式フォーマットに変換されるため、国内、海外のゲートウェイ装置間のAPIの違いを意識することなく、相互にSMSメールの送受信ができる。
従って、送受信のインターフェイスの開発が容易であると共に、異なるキャリア間、及び国内、海外を問わず、自由にメッセージ等の送受信サービスを行うことが可能な、データ仲介システムを提供することができる。
【0029】
また、請求項2の発明にあっては、上記送信元端末のリクエストデータには、相手先携帯端末の電話番号、送信元端末を識別しうる識別番号、及び相手先携帯端末に送信するメッセージテキストデータが含まれると共に、上記レスポンスデータには、上記リクエストデータに対する要求の処理結果を示す、ステータスデータ、詳細ステータス確認用のURL、メッセージID、送信失敗時のエラーメッセージ、及び相手先携帯端末の電話番号が含まれることから、送信元端末から、国内及び海外を問わず、相手先携帯端末の電話番号を指定することによって、メッセージテキストデータを、SMSメールによって送信することができる。
【0030】
また、請求項3の発明にあっては、上記送信元端末のリクエストデータには、検索対象の相手先携帯端末の電話番号が含まれると共に、上記レスポンスデータには、上記リクエストデータで検索要求された相手先携帯端末の電話番号の有無情報、相手先携帯端末の電話番号、相手先端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、相手先携帯端末が所属しているキャリアのコード、及び処理におけるエラーコードナンバーが含まれることから、相手先携帯端末に対してSMSメールを送信する前に、相手先携帯端末の電話番号の使用有無を、事前に確認することができるため、無駄な通信費用を削減することができる。
【0031】
また、請求項4の発明にあっては、上記管理装置は、上記ゲートウェイ装置毎の通信料金を保存するゲートウェイ装置通信料金保存手段を備え、上記送信元端末からリクエストデータを受信した場合、上記ゲートウェイ装置通信料金保存手段を参照すると共に、通信費用が最低となるゲートウェイ装置を選択する、ゲートウェイ装置選択手段とを備えることから、常に送信元端末の所有者が支払う課金が最低となるゲートウェイ装置が自動的に選択される。
従って、通信費用を更に削減することができる。
【0032】
また、請求項5の発明にあっては、上記送信元端末から上記管理装置にPOSTメソッドを用いてアクセスする場合におけるアクセス先のURLには、リクエストの種類に応じた所定のキーコードが含まれていることから、キーコードの保有者以外の者の不正アクセを防止することができる。
【0033】
また、請求項6の発明にあっては、上記管理装置は、上記送信元端末が保有するポイント情報を保存するポイント情報保存手段と、送信元端末の所有者がポイントを購入した場合に、購入したポイント数に応じて保有ポイント数を増加させると共に、上記送信元端末との送受信が行われた場合に、保有ポイント数を減じる、ポイント管理手段を備えることから、保有ポイントの範囲でサービスを受けることができるため、予期しない通信費を請求される虞が無い。
【0034】
また、請求項7の発明にあっては、上記管理装置には、上記送信元端末からのポイント残高確認リクエストに応じて、上記送信元端末が保有するポイントの残高を抽出し、ポイント残高を上記送信元端末に返信するポイント残高確認手段を備え、ポイント残高確認のリクエストデータは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のGETメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、上記管理装置から上記送信元端末に返信されるレスポンスデータは、JSON形式のフォーマットに基づいて記載されると共に、当該送信元端末の所有者が所有するポイント残高数を含む。
【0035】
従って、リクエストデータの要求に従って、管理装置は、自己が保有する、送信元端末の所有者が保有するポイント残高を、JSON形式フォーマットで記載して、送信元端末に返信するため、送信前にポイント残高を確認しておくことにより、不意のポイント残高切れによって、相手先携帯端末との送受信ができなくなることが無い。
【0036】
また、請求項8の発明にあっては、上記送信元端末は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
従来SMSメールは携帯電話間において行われているが、本データ仲介システムを用いた場合は、相手先がSMSに対応した携帯電話であれば、パーソナルコンピュータ等からもSMSメールの送信が可能となる。
登録番号:特許第4889813号
出願日:2011.2.28
登録日:2011.12.22
発明者:イクバル・アバドウラ
を特許侵害したということで
株式会社MARIMORE(代表:イクバル・アバドゥラ、東京都台東区)は、
2012年12月28日、株式会社メディアネットワークサービス(東京都渋谷区、
以下MNS社)に対して、東京地方裁判所に特許侵害訴訟を提起いたしました
(特許第4889813号)。当社はこの訴訟で、SMS配信API技術に関する侵害行
為の停止とともに、損害賠償を求めています。
今後の行方に注目したいと思います。
プレスリリースの内容
特許の中身は以下のとおり。
(11)【特許番号】特許第4889813号(P4889813)
(24)【登録日】平成23年12月22日(2011.12.22)
(45)【発行日】平成24年3月7日(2012.3.7)
(54)【発明の名称】データ仲介システム
(21)【出願番号】特願2011-41884(P2011-41884)
(22)【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【審査請求日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511053252
【氏名又は名称】株式会社MARIMORE
【住所又は居所】東京都台東区台東1-9-4松浦ビル5F
(72)【発明者】
【氏名】イクバル ビン アブドゥラ
【住所又は居所】東京都台東区台東1-9-4松浦ビル5F 株式会社MARIMORE内
【課題】送受信のインターフェイスの開発が容易であると共に、異なるキャリア間、及び国内、海外を問わず、自由にメッセージ等の送受信サービスを行うことが可能な、データ仲介システムを提供する。
【解決手段】相手先携帯端末に対してリクエストデータを送信する送信元端末と、送信元端末と公衆回線又は広域ネットワークを介して接続され、リクエストデータを受信する管理装置と、管理装置と接続され、相手先携帯端末に接続しうるショートメッセージサービス(SMS)を提供する複数のゲートウェイ装置とを備え、管理装置は、複数のゲートウェイ装置から、一のゲートウェイ装置を選択すると共に、選択されたゲートウェイ装置に対して、送信元端末から受信したリクエストデータに対応する処理を請求するデータ仲介システムであって、ゲートウェイ装置のAPIに従ってデータを送信するプロトコル変換と、レスポンスデータ変換手段とを備えた構成とする。
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手先携帯端末に対してリクエストデータを送信する送信元端末と、上記送信元端末と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記リクエストデータを受信しうる管理装置と、上記管理装置と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記相手先携帯端末に接続しうるショートメッセージサービス(SMS)を提供する複数のゲートウェイ装置とを備え、
上記管理装置は、上記複数のゲートウェイ装置から、一のゲートウェイ装置を選択すると共に、選択されたゲートウェイ装置に対して、上記送信元端末から受信したリクエストデータに対応する処理を請求するデータ仲介システムであって、
上記送信元端末から、上記管理装置に対して送信されるリクエストデータは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のPOSTメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、
上記管理装置は、上記リクエストデータを解析し、選択された上記ゲートウェイ装置に対して送信するデータを抽出する、リクエストデータ解析手段と、
選択された上記ゲートウェイ装置のアプリケーションインタフェイス(API)に従って、通信プロトコルを変換して、上記データを送信するプロトコル変換手段と、上記ゲートウェイ装置を経由して受信した処理結果を、JSON(Java(登録商標)Script Object Notation)形式のフォーマットに変換するレスポンスデータ変換手段とを備えていることを特徴とするデータ仲介システム。
【請求項2】
上記送信元端末のリクエストデータには、相手先携帯端末の電話番号、送信元端末を識別しうる識別番号、及び相手先携帯端末に送信するメッセージテキストデータが含まれると共に、
上記レスポンスデータには、上記リクエストデータに対する要求の処理結果を示す、ステータスデータ、詳細ステータス確認用のURL、メッセージID、送信失敗時のエラーメッセージ、及び相手先携帯端末の電話番号が含まれることを特徴とする請求項1に記載のデータ仲介システム。
【請求項3】
上記送信元端末のリクエストデータには、検索対象の相手先携帯端末の電話番号が含まれると共に、
上記レスポンスデータには、上記リクエストデータで検索要求された相手先携帯端末の電話番号の有無情報、相手先携帯端末の電話番号、相手先端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、相手先携帯端末が所属しているキャリアのコード、及び処理におけるエラーコードナンバーが含まれることを特徴とする請求項1に記載のデータ仲介システム。
【請求項4】
上記管理装置は、上記ゲートウェイ装置毎の通信料金を保存するゲートウェイ装置通信料金保存手段を備え、
上記送信元端末からリクエストデータを受信した場合、上記ゲートウェイ装置通信料金保存手段を参照すると共に、通信費用が最低となるゲートウェイ装置を選択する、ゲートウェイ装置選択手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項5】
上記送信元端末から上記管理装置にPOSTメソッドを用いてアクセスする場合におけるアクセス先のURLには、リクエストの種類に応じた所定のキーコードが含まれていることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項6】
上記管理装置は、上記送信元端末が保有するポイント情報を保存するポイント情報保存手段と、
送信元端末の所有者がポイントを購入した場合に、購入したポイント数に応じて保有ポイント数を増加させると共に、上記送信元端末との送受信が行われた場合に、保有ポイント数を減じる、ポイント管理手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項7】
上記管理装置には、上記送信元端末からのポイント残高確認リクエストに応じて、上記送信元端末が保有するポイントの残高を抽出し、ポイント残高を上記送信元端末に返信するポイント残高確認手段を備え、
ポイント残高確認のリクエストデータは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のGETメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、
上記管理装置から上記送信元端末に返信されるレスポンスデータは、JSON形式のフォーマットに基づいて記載されると共に、当該送信元端末の所有者が所有するポイント残高数を含むことを特徴とする請求項1から請求項6いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【請求項8】
上記送信元端末は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1から請求項7いずれか1項に記載のデータ仲介システム。
【発明の効果】
【0028】
請求項1の発明にあっては、相手先携帯端末に対してリクエストデータを送信する送信元端末と、上記送信元端末と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記リクエストデータを受信しうる管理装置と、上記管理装置と公衆回線、若しくは広域ネットワークを介して接続され、上記相手先携帯端末に接続しうるショートメッセージサービス(SMS)を提供する複数のゲートウェイ装置とを備え、上記管理装置は、上記複数のゲートウェイ装置から、一のゲートウェイ装置を選択すると共に、選択されたゲートウェイ装置に対して、上記送信元端末から受信したリクエストデータに対応する処理を請求するデータ仲介システムであって、上記送信元端末から、上記管理装置に対して送信されるリクエストデータは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のPOSTメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、上記管理装置は、上記リクエストデータを解析し、選択された上記ゲートウェイ装置に対して送信するデータを抽出する、リクエストデータ解析手段と、選択された上記ゲートウェイ装置のアプリケーションインタフェイス(API)に従って、通信プロトコルを変換して、上記データを送信するプロトコル変換手段と、上記ゲートウェイ装置を経由して受信した処理結果を、JSON(Java(登録商標)Script Object Notation)形式のフォーマットに変換するレスポンスデータ変換手段とを備えていることから、SMTPプロトコルを用いた場合と異なり、インターフェイス構築の自由度が高く、また、レスポンスデータがJSON形式フォーマットで記載されているため、送信対象のデータの取り出し処理が容易である。
また、プロトコル変換手段によって、ゲートウェイ装置のAPIに従って、通信プロトコルを変換すると共に、ゲートウェイ装置を経由して受信したレスポンスデータがJSON形式フォーマットに変換されるため、国内、海外のゲートウェイ装置間のAPIの違いを意識することなく、相互にSMSメールの送受信ができる。
従って、送受信のインターフェイスの開発が容易であると共に、異なるキャリア間、及び国内、海外を問わず、自由にメッセージ等の送受信サービスを行うことが可能な、データ仲介システムを提供することができる。
【0029】
また、請求項2の発明にあっては、上記送信元端末のリクエストデータには、相手先携帯端末の電話番号、送信元端末を識別しうる識別番号、及び相手先携帯端末に送信するメッセージテキストデータが含まれると共に、上記レスポンスデータには、上記リクエストデータに対する要求の処理結果を示す、ステータスデータ、詳細ステータス確認用のURL、メッセージID、送信失敗時のエラーメッセージ、及び相手先携帯端末の電話番号が含まれることから、送信元端末から、国内及び海外を問わず、相手先携帯端末の電話番号を指定することによって、メッセージテキストデータを、SMSメールによって送信することができる。
【0030】
また、請求項3の発明にあっては、上記送信元端末のリクエストデータには、検索対象の相手先携帯端末の電話番号が含まれると共に、上記レスポンスデータには、上記リクエストデータで検索要求された相手先携帯端末の電話番号の有無情報、相手先携帯端末の電話番号、相手先端末の所属国コード、相手先のネットワークコード、相手先携帯端末が所属しているキャリアのコード、及び処理におけるエラーコードナンバーが含まれることから、相手先携帯端末に対してSMSメールを送信する前に、相手先携帯端末の電話番号の使用有無を、事前に確認することができるため、無駄な通信費用を削減することができる。
【0031】
また、請求項4の発明にあっては、上記管理装置は、上記ゲートウェイ装置毎の通信料金を保存するゲートウェイ装置通信料金保存手段を備え、上記送信元端末からリクエストデータを受信した場合、上記ゲートウェイ装置通信料金保存手段を参照すると共に、通信費用が最低となるゲートウェイ装置を選択する、ゲートウェイ装置選択手段とを備えることから、常に送信元端末の所有者が支払う課金が最低となるゲートウェイ装置が自動的に選択される。
従って、通信費用を更に削減することができる。
【0032】
また、請求項5の発明にあっては、上記送信元端末から上記管理装置にPOSTメソッドを用いてアクセスする場合におけるアクセス先のURLには、リクエストの種類に応じた所定のキーコードが含まれていることから、キーコードの保有者以外の者の不正アクセを防止することができる。
【0033】
また、請求項6の発明にあっては、上記管理装置は、上記送信元端末が保有するポイント情報を保存するポイント情報保存手段と、送信元端末の所有者がポイントを購入した場合に、購入したポイント数に応じて保有ポイント数を増加させると共に、上記送信元端末との送受信が行われた場合に、保有ポイント数を減じる、ポイント管理手段を備えることから、保有ポイントの範囲でサービスを受けることができるため、予期しない通信費を請求される虞が無い。
【0034】
また、請求項7の発明にあっては、上記管理装置には、上記送信元端末からのポイント残高確認リクエストに応じて、上記送信元端末が保有するポイントの残高を抽出し、ポイント残高を上記送信元端末に返信するポイント残高確認手段を備え、ポイント残高確認のリクエストデータは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のGETメソッドを用いて、上記管理装置に送信されると共に、上記管理装置から上記送信元端末に返信されるレスポンスデータは、JSON形式のフォーマットに基づいて記載されると共に、当該送信元端末の所有者が所有するポイント残高数を含む。
【0035】
従って、リクエストデータの要求に従って、管理装置は、自己が保有する、送信元端末の所有者が保有するポイント残高を、JSON形式フォーマットで記載して、送信元端末に返信するため、送信前にポイント残高を確認しておくことにより、不意のポイント残高切れによって、相手先携帯端末との送受信ができなくなることが無い。
【0036】
また、請求項8の発明にあっては、上記送信元端末は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
従来SMSメールは携帯電話間において行われているが、本データ仲介システムを用いた場合は、相手先がSMSに対応した携帯電話であれば、パーソナルコンピュータ等からもSMSメールの送信が可能となる。