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チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

ブラ2の練習を開始、でもイタリア語が分からない!

2014年05月08日 16時20分33秒 | 市原フィル

すっかりご無沙汰なのは、ブログだけではなく、チェロも最近ご無沙汰。

というのもバイクでこけて、エンジンの下に右足が入り込み
手痛い打撲捻挫で椅子に腰かけていられないので、
チェロも、所属オケのアンサンブルコンサートも会社もお休みだった。

秋の定期演奏会は、最も好きな曲の一つ、ブラームスの交響曲第2番。
そろそろチェロを構えて練習めいたこともできるので、前プログラムの
ベートーベン「コリオラン序曲」やモーツアルトの交響曲35番は放っておいて
まるでチェロ弾きのために作曲されたようなブラームスに取り掛かった。

ところがである。見慣れてきたはずの楽譜なんだけど、知らない言葉が
随所に出現する。

最初に気になったのは2楽章で、4分の4拍子から8分の12拍子に変わった
ところに大きく書いてある 「L'istesso tempo」。CD聞いていて同じテンポでと
いう意味だとは分かるものの、正確には分からない。

そうすると楽譜のあちこちに、自分では訳せない言葉が出てきた。
以前ブルックナーのときにはドイツ語が分からなかったの随分調べたけど
ドイツ人のブラームスは全てイタリア語で注釈を書いているのだけど
それが結構たくさんあり、これらの指示を読み解かないと演奏にならないと
思って、一から調べ始めた。

それが下記の通り

1楽章

[non troppo]ノン・トロッポ   はなはだしくなく あまり~すぎないで

[dolce] [dol.]ドルチェ    柔らかに.甘く.やさしく

[cant.]カンタービレ     歌うように 表情をこめて(=cantabile)

[quasi]クワージ      ~のように. おおよそ

[riten.]リテヌート     直ちに遅くする(=ritenuto)

[ben marcato]ベン・マルカート    十分にアクセントをつけて

[poco forte]ポーコ・フォルテ    少し強く=[pf](特にブラームスが使う)

[espr.] エスプレッシーボ    表情を豊かに感情をこめて(=espressivo)

[cresc.]クレッシェンド    だんだん強く(=crescendo,cres.)

[sempre]センプレ    常に. 引き続いて

[perdendosi]ペルデンドージ    だんだん遅くしながらだんだん弱く.消えるように(rit+dim.)

[molto]モルト    非常に. きわめて多くの=[assai]

[ma]マ    しかし

[piu]ピュー    もっと. 今までより多く

[tranquillo]トランクイッロ    穏やかな. 心安らかな

[stringendo]ストゥリンジェンド       次第に早く

2楽章

[stesso]ステッソ    同じ. 同一の

[ L'istesso tempo]    前の部分とテンポを変えないで、1拍の長さを同じにする

[grazioso]グラツィオーゾ    優雅な. 優美に 華やかな

3楽章 

[assai]アッサイ    非常に.十分に(=molto)

[leggiero]レッジェーロ    軽快に. 軽く優美に(ノン+レガートで)

[poco a poco]ポーコ・ア・ポーコ    少しずつ. だんだんに

[sostenuto]ソステヌート    各音符の長さを十分に保って. テンポを少しおさえ気味に

4楽章

[con spirito]コン・スピーリト    元気に.活気をつけて

[spirito]スピーリト    精神.心

[sotto]ソット    下に. より少なく

[sotto voce]ソット・ヴォーチェ    声や音をひそめて

[largamente]ラルガメンテ    大きく. ゆったりと. たっぷりと

[unis.]ウニーソノ      同音. ユニゾン. 複数の声部が同じ旋律を演奏すること(=unisono)

[legg.]レッジェーロ    軽快に. 軽く優美に(ノン+レガートで)(=leggiero)

 

調べて気付いたのは、これまで案外不正確に誤訳していたということ。

さてさて調べもできたので、いよいよ演奏の練習にかかろうっと。 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ご苦労様 ()
2014-05-09 08:17:09
皆さんにもお裾分けお願いします。

ブラームスのおさらいの間にベートーベンとモーツァルトも入れてね。
ベートーベンの分散和音とモーツァルトのスケールは、最初の音を見ただけで塊をイメージ出来るようにしておいて下さい。
楽器無くてもできるでしょ。(笑)
返信する
ブラームスだけではダメ? (chiibou)
2014-05-09 15:53:49
政さん、「塊で」のアドバイスご馳走さまです。
モーツァルトはチェロ何プルトですかね。ベトベンも全員乗るのかなー。ブラームスはチェロが美味し過ぎて、想像だけでも嬉しくなります。
用語一覧は、皆さんイタリア語表記はお手のものだと思いますが、Wordに落としてあるので、同報しときましょうかね。
返信する

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