秋に市フィルで演奏するブラームスの交響曲第1番読響で聴けるので予約してあった。
梅雨の晴れ間というか、少々肌寒い赤坂の街を歩いてサントリーホールに早めに到着。
開場まで30分以上あっても、すでにお客さんが並び始めている。
いつも開演間近になると、多くの人が駆け込んでくるカラヤン広場もまだまばら。
時間があると立ち寄ることにしている Ark hills CAFEに向かった。
Cafeは窓を開け放って、さわやかな風が引き込んでくれる。
それぞれ好きなコーヒーを注文して・・・
お店に備えてあるMacなぞ覗き込んで雑談しながら時間つぶし。
時間が来たのでゲルト・アルブレヒトの振るブラ1ってどんなだろう・・・
今日は市フィルのことは忘れて、プロの音楽に浸ってみようとホールに向かった。
会場に入って気付いたこと。
本日はブラームスの3番と同じく1番の二本立てと思っていたら
舞台にはなぜかピアノがデンと鎮座しているではないか。
よくよくプログラムを見直したら、本日は1曲目はブラームスのピアノ協奏曲第2番だった。
コンチェルトの演奏は若林顕さん。
あまり聴きなれていない曲だったけど、第3楽章はチェロ協奏曲と間違えるほど、
主席チェリストのソロが続き、ピアノと弦の柔らかなコラボレーションに聞き惚れた。
<帰りに購入した2001年みなとみらいホールでのアルバム>
15分の休憩後は、誰もが大好きだと思うブラ1だ。
ティンパニーの導入に始まり、最後の歓喜に至る全てが素晴らしい曲だと改めた感じた。
ただアルブレヒトは、古楽器の研究もしているとおり、作曲者の時代考証に造詣が深く
いままで聴き慣れてきた、どちらかというと扇情的だったり、重々しい指揮とは異なり
ハイスピードで、さらっと流れてゆく印象を受けた。
読響の演奏会、実は初めてだったけど、素晴らしかった。
特にppの表現とはこういうことか・・・と改めて感じるものがあった。
プログラムの代わりに配布された読響創立50周年の「月間オーケストラ6月号」には
読響楽団員全員の写真が載っていたが、エルダー楽員の中に我が師匠の名前を発見!
名演を繰り広げてきた読響活躍されてきたけど、
今も現役で活躍中なんだと感慨ひとしおだった。
追記:購入したアルバムには師匠の姿もばっちり写っていた
読売交響楽団だった頃、男性奏者ばかりで地味だが硬派な演奏を聴かせるオケって印象でした。読売日本交響楽団になって女性奏者も増えましたがチェロパートは今も全員男性ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=FG7F_z1xnIs