日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

運命じゃない人

2007-10-16 | 映画の話
地元に、単館系の映画専門のミニシアターがあります。
おかげで、多少時期遅れになることはありますが、わりとマニアックな映画も見ることができます。

そこで、この度『後払い劇場』という企画が行われました。

「どんなに内容がよくても、監督やキャストの知名度が低かったり、宣伝費が乏しいと、地方都市では集客が見込めず、上映されない映画がたくさんあります。 そこで、映画館シネマモードでは、そんな知られざる傑作の中から“絶対のオススメ作品”を厳選上映し、お客様それぞれの満足度に応じて鑑賞料金を払ってもらう「後払い劇場」を実施します。」

というわけで、見終わった後に、満足度に応じた料金を自分で決めて払うのです。
料金の目安としては、満足~ほぼ満足なら1000円以上、普通なら700~800円、不満なら500円以下(0円でも可)ということです。

今回が第1回で、土曜日の夜と、火曜日の昼の2回実施されました。

なんだか面白そうな企画…
後払いでOKということは、数ある映画の中からスタッフさんが厳選した、よほどの自信作なわけですよね。
どんだけ面白いのか、これは見てみたい

ということで、行って来ました。
ちょっと前の2004年の作品です。

 『運命じゃない人

婚約破棄となり、二人で住む家を出てきた桑田真紀。婚約指輪を質屋に持って行ったが3500円にしかならず、一人入ったレストランはカップル、家族、友達同士でにぎわっている。寂しさがこみ上げて今にも泣きそうだ。

サラリーマンの宮田 武は、頼まれ事は断れず、すぐに人を信じてしまう典型的ないい人。結婚前提でマンションを購入した途端、行方知れずになってしまった前の彼女・あゆみのことでさえ、心配しているほどの人の良さだ。

そんな宮田の親友で私立探偵の神田は、宮田のことが歯がゆくて仕方がない。いつまでも前の彼女にことを引きずっていても仕方がないと、宮田のために女の子をナンパしてやる。それはレストランで一人で寂しそうに食事をしている真紀だった。

 
   ↑真紀     ↑神田    ↑宮田


すげえ面白かったっ
さすがは第1回の「後払い」企画に持ってくるほどの自信作

ネタバレにならないようにこの映画の面白さを説明するのは難しそうですが、ちょこっとだけ。
宮田の周辺で1日の間(夜から朝だから半日か?)に起こる事件を、宮田や神田、あゆみ、ヤクザの組長などの登場人物それぞれの視点からパラレル的に描いています。
宮田の視点から描く世界では気付いていないけど、他の登場人物が実はニアミスしてたりとか。
さらにその人も、実は他の人と気付かずに絡んでいたり。
宮田にとっては、初対面の女性(真紀)とちょっぴり恋が芽生えそうで心ときめく、でも平凡な一日。ところがその周囲では、ハラハラ・ドキドキ・ドタバタの事件が起きていた

伊坂幸太郎の小説に、同じ時系列で平行して起こるストーリーを描いた作品がありますが、それに近い感じです。(他の作品にも同じ人物がチラッと登場する感じも)
ほんのチョイ役と思っていた人まで、実は…

そういう事が分かった時の、「おお~」という驚きが次から次へと。
コメディとしても随所に笑えるシーンが仕込まれていて、とにかく楽しい


さて、私はいくら払ったか…?
この小さなシアターでは、カード会員+メルマガ会員特典でいつでも1000円で見られるので、「面白かったら1000円払おう」という心積もりで行ったのですが、あえて期待値を高められてハードルが上がっている中でも、予想以上に良かった、ということで端数ですがプラス200円させてもらいました。
この企画がなかったら絶対見てなかった作品なので、見に行って良かったです。
またやって欲しいなぁ
面白そうだと思った方、DVDで、ぜひ見てみてくださいね

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『探偵ガリレオ』 東野圭吾

2007-10-15 | 本と漫画の話

今日から始まる月9の新ドラマ「ガリレオ」の原作です。
CMを見て、「お、もしかして推理物?」と興味を引かれて、本屋でフェア中・平積みの文庫を手に取りパラパラ…。

東野圭吾さん、超人気作家ですが
ほとんど読んだことがなくて…。
(ずいぶん前に、『怪笑小説』という短編集を読んだのみ。内容はすっかり忘却…)

これも短編集だから読みやすそうだし、いい機会かなぁ、と購入してみました。
 

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突然燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体(※)、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。
※表紙裏のあらすじでは「心臓だけ腐った」と書いてありましたが、文中正しくは「右胸の皮膚」のことでした。

「燃える」「転写る(うつる)」「壊死る(くさる)」「爆ぜる(はぜる)」「離脱る(ぬける)」と、各タイトルも一工夫あって面白い。
科学ミステリらしくするためか、ちょっと話に無理がある気もしましたが、全体的にはまずまずな感じでした。
シリーズ続編の『予知夢』も気になって買ってしまいました。

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この後、ついにシリーズは直木賞受賞作となる長編『容疑者Xの献身』に繋がるようです。
そうだったのか。『容疑者Xの献身』は単独の作品ではなく、シリーズ物だったのか。
『容疑者Xの献身』、ちょっと興味はあったものの、長編だし、現代物だし(基本的に現代が舞台の小説はあまり好みのジャンルではないので)、東野圭吾ってあまりにも有名になりすぎてて、今更…的な感じもして尻込みしていたのです。
でもこうなると、『容疑者Xの献身』も気になってきました。


ところで、このシリーズの探偵役の湯川は、「頭脳明晰スポーツ万能、でもちょっと変人」という設定。
この「天才、でも変人」の探偵って、私のツボなのです。
それも読んでみる気になった一因です。
京極夏彦の榎木津礼二郎とか、島田荘司の御手洗潔とか、有栖川有栖の火村英生とか… (火村助教授は猫好きでもありますし漫画化された火村氏がまたスタイリッシュな長身の超美形で痺れます)

ドラマのCMで見ると、キャストが福山雅治ということで、「天才、変人」さらに「男前」でもあるわけですかと食いつきました
(福山雅治の顔自体はそれほど好みの部類ではないのですが、男前なのは事実ですから)
ところが、あとがきを見ると、湯川のイメージモデルは「佐野史郎」だったのだそうです。
すみません、ちょっと、テンション下がりましたよ
いや、佐野史郎さんが悪いわけじゃないですけども、先に福山雅治のイメージが付いちゃってましたから…
読んでみたら、確かにイメージは佐野史郎…なのかなぁ。(←当たり前)

ドラマのキャスティングの方は、ちょっとイロをつけちゃったわけですね。
ワトスン役も、原作では男ですが、ドラマでは女の柴咲コウみたいですしね…
原作では、男同士の会話ばかりで色気なんかなかったのですが、きっと恋愛も絡めてきちゃったりするんでしょうね。
まあ、月9だからなぁ…

でも、ドラマの方がどんな感じになるのか気になるので、久しぶりに連ドラ見てしまいそうです。
さて、どんなかなぁ?

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ユズは天才?

2007-10-14 | ユズの話

夏の間は暑くて遊びのノリも悪く、あまり遊ばなかったのですが、やっと涼しくなって、ユズが遊びたがるようになりました。

お気に入りのネズミのオモチャを、廊下や玄関で投げてやります。
遊びたそうにしている時に、ネズミを出してきてシャカシャカさせると(振ると音が出るんです)、すぐ走って定位置にスタンバイ。
廊下の途中にある脱衣場から顔を出し、すごく期待を込めたキラキラの眼差しで、投げてもらうのを待ち受けます。

ネズミをユズに渡してしまうと、数分でガジガジ齧ってボロボロにしてしまうので、ユズがネズミを取ったら、すぐ横から奪い返してまた投げるっ
 ネズミのオモチャ→「使用前使用後
 ネズミ投げ遊びの様子→「ユズ行き倒れ

遊びが終わると、ネズミは目の届かない所にしまいます。

しかし、ユズも目ざとく、ネズミのストックがある引き出しをかぎつけたりします。
 その時の話→「ユズにバレた

ストックの場所は変えましたが、遊びに使っている現役?のネズミは、すぐ取り出せるように手近な所に置いています。
最近は、廊下が見通せる私の寝室の、入ってすぐのところにあるラックの上に乗せていました。一番上は私の目線ぐらいになるので、当然ユズには届きません。

ところが、今日外出から帰って部屋に入ると…
足元に、ラックの上に置いていた乳液のボトルが落ちている…

「?」

「まさか…」
そう、なんと、ラックの上のネズミが無いのですよっ

そこに置いてあるのは見られていなかったのに、ついに見つけてしまったのです


実は思い返してみると、一昨日くらいから、このラックの下の段に手をかけて、雑貨の入ったカゴなどを探っているのは何度か見かけていたのです。

「何してるの?そこには何も入ってないよ~」なんて言って笑ってたんですが。

どうやらユズ、廊下の先で待ち受けている時、私が部屋にいったん引っ込んで、すぐネズミを手にしているので、入ってすぐの辺りが怪しい、と目星をつけたらしい

 

そこで、まずは棚の下段を探っていたのです。

 

でも、どうやら無いらしいぞ。

そしてついに、上段に目を付けた

このラックは、私のベッド(高さのあるベッドです)のすぐ横に置いてあるので、まずベッドに上がり、ラックの上へ手を伸ばして、ネズミをゲット

 

(化粧水とか鏡とかゴチャゴチャ物がいっぱい置いてあるので、ラックに上がる事はできなかったと思われる その拍子に乳液だけ落ちちゃった、と。)

ここまで推理して、あまりの知能犯ぶりに、怒るより感心してしまいました。


思えば、追加のご飯が欲しい時に、私のベッドに登って脅迫するような手を使ったり
(以前よく布団に粗相をされたので、ユズがベッドに上がる気配がすると私がすっ飛んで見に行きます。それを分かっていて、「ご飯をくれないとイタズラするよ」という顔でこちらを一瞥、ベッドを降りてご飯のところへ誘導。)

玄関の脱走防止用の柵を外して、その隙間に入り、玄関が開くのを待ち受けていたり
(手作りの柵なのですが、ユズが必ず克服するので、改良を繰り返して知恵比べ)

父が玄関先にちょっと出てすぐ入るような用事の時に、よく柵を閉めるのを忘れているので、父の出入りを狙ってたり

窓も全部つっかえ棒をかましてますが、父が開けた後よく忘れている。それをまたユズがよく知ってる。

なんだかすごく悪知恵が働くな、とは思ってたのですが。

ユズって、もしかして天才 (←親バカ丸出しですよ。)

あ、怒られるようなことはちっとも学習しなくて、懲りずに何度でもするんだけどなぁ…?

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○○ジェネレータ

2007-10-13 | モブログ

最近の話題ランキングには、「脳内メーカー」や「にゃんにゃん分析」みたいに、遊べるサイトがよく載ってますね。

ちょっと前にも、「漢字説明ジェネレータ」というのをみつけました。

電話などで相手に名前を説明する時、うまく説明しにくい字だったりしませんか?
ここでは、それを自動的に変換してシュミレーションしてくれます。



↑こんな感じです。
ちなみにやってはみたものの、“漢字”ということで、本名を明かすわけにもいかないので、ここで結果をご紹介できないのが残念?です。
「ひなにゃんこ」を無理矢理漢字にしてみようかと思いましたが、「にゃん」が難しいので断念。
まあ、これは実際やってみてください。
ただし、これはあくまでも“遊び”。かなりふざけた結果になるので、実用的ではないようです


次に、その流れで発見した「勇者名ジェネレータ
RPGで、司教様に名前をつけてもらう、というようなシチュエーションです。



まさに「・・・。」
ちなみに、ひなは「ヒバフン」、ユズ「にゅずぴょん」でした 「・・・。」
でも「にゅずぴょん」は、ちょっと呼んでみたくなるなぁ
本名でもやってみましたが、元の名前がバレそうな感じだったので秘密です


さらに「相関図ジェネレータ
5人までの名前を入力すると、勝手に相関図を作ってくれます。
多い方が面白いので、母と妹も入れてみました。

 
なんとなく、現実の関係に重なるような重ならないような…?
ユズとひなの、加害者・被害者は完全に逆ですね
そして、ひとつ気になることが…
私とユズの関係が、“無い”のです!
そんなのアリ
試しに2人だけでやってみても、名前が2つ、ポツンポツンとあるだけで、線がない
ユズとはご縁すら繋がってないのか

ホント、ユズってこういうの「はずさない(ネタになるような結果を出してくれる)」なぁ

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大きい小さい

2007-10-11 | 猫たちの話
 

ユズ目線で写真を撮ったら、たまたま背後にひなが…

 きゃー食われるっ

…なーんて。
いや、現実に食われそうになってることもあるんですけどね(苛められて)

あくびしてくれたらもっと面白いのが撮れたんですが、してくれませんでした
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アヒルと鴨のコインロッカー

2007-10-08 | 映画の話


伊坂幸太郎原作、『アヒルと鴨のコインロッカー』を見に行って来ました。
 

 「誰かが来るのを待ってたんだ。ディランを歌う男だとは思わなかった」

 「一緒に本屋を襲わないか」

 「悲劇は裏口から起こるんだ」

 「あの声は、神様の声だ」


大学入学のため仙台に越してきたその日に、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら片付けをしていた椎名(濱田岳)は、隣人の河崎(瑛太)に声をかけられる。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む引きこもりのブータン人留学生ドルジに広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた……。
意味不明な本屋襲撃。その裏には、河崎・ドルジ・その彼女琴美、3人の悲しい物語が――



小説の映像化にはがっかりすることが多く、あまり期待はしていなかったのですが、映像化は不可能と言われていたトリックがどう処理されるのか気になって、見に行って来ました。

実は、伊坂幸太郎の作品は好きで全部読みましたが、この作品はあまり好きではない方に入ります。
動物虐待が描かれているのを読むのが辛かったこと、主人公の琴美に共感できなかったことなど、ネタバレになるので避けますが、最終的な読後感がイマイチでした。(決して作品の出来がどうこうではなく、個人的な好みの問題なのであしからず)
好きな本は何度でも読み返したくなるのですが、これは「再読はないな」、と思いました。

ところが、意外なことに、映画を見終わった後、作品のイメージがガラッと変わったのです。
「読み直したい」、と思いました。

原作では、椎名と、留学生ドルジの恋人で河崎の元カノ・琴美、二人の目線で交互に物語が進みました。
映画では、ドルジの目線で描かれるシーンが入ることで、より深くドルジに共感できるようになったのかもしれません。
そのため、本ではサラッと読み過ごしていたエピソードの一つ一つに対するドルジの想い入れが、より印象的に伝わってきました。
(逆に、読んでいてイライラした琴美の目線で描かれるシーンがなかったのも良かった)
おかげで、なんだか「やっと原作が理解できた」、と感じられました。
ラストシーンもすごく切なくて、良かったです。

演出上、ちょっとくどい?ように感じるところもあったりしましたが、見終わってみるともう細かい所は大目にみたくなってました。

原作のイメージを変えてくれた、稀有な映画体験でした
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にゃんにゃん分析

2007-10-07 | ヘンなもの、面白いもの見つけました
またまた脳内メーカーシリーズで、今度は「にゃんにゃん分析」をやってみました

  にゃんにゃん分析 


まずは、HNと本名で

  
どちらも、なんとなくひなに似た猫です

では、そのひなは?
 
模様は違うけど、可愛い子猫ちゃんです

で、ユズは…?
 
うわ、この寝相は
ま、まんまじゃんっ
見事、オチがつきました
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ぐりとぐら

2007-10-05 | アートの話
先日、ふくやま美術館の企画展『ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展』を見に行って来ました。

 

「ぐりとぐら」は、知らない人はいないんじゃないか?というくらい、大人気の絵本です。
ぐりとぐらが焼いたあのカステラ(パンケーキだと思ってましたが)の美味しそうなこと
私の中では、絵本などに登場する食べてみたいメニューダントツ1位です
読むたびに、祖母に「ホットケーキを焼いて」と頼んでいました。(そのせいで、パンケーキだと記憶したのかな)


その「ぐりとぐら」シリーズをはじめ、山脇百合子さんの描いた絵本の原画を色々見ることができました

ほとんどは横に文章が付いていたので、絵本を読むようにストーリーも楽しめました。
以前見た絵本の原画展では、簡単なあらすじくらいしかなくてちょっと物足りなかったので、よかったです。
やっぱり絵本はストーリーと絵が一体になって面白さが増幅されます。
音声ガイドも無料で貸し出されていて、展示順にお話が読み上げられるらしく、親子連れや大人のグループでも使っている姿をたくさん目にしました。
「私も借りればよかったかな…」とちょっと後悔

うろ覚えだったお話や、初めて読む絵本もあって、楽しかったです。
久しぶりに「いやいやえん」とか読み直したくなりましたよ。
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迷う~

2007-10-04 | 映画の話

パイレーツ・オブ・カリビアン3、『ワールド・エンド』のDVD予約が始まっています。
2を映画館で見て、すっかりこのシリーズにハマってしまい、しかもラッキーなことに、懸賞で1&2のDVDセットが当たってしまいました。
これは、3を買って全巻揃えるしかないっ
と気合を入れて待っていたのですが、なんと(案の定?)「スペシャルエディション」「コレクターズセット」の2種類が発売になるではないですか

スペシャルエディション
特典映像つき2枚セット&アートカード4枚(通常価格3,990円)

コレクターズセット
更なる特典映像が1枚付いて、コンセプト・アート集、ブラック淡水パールのオリジナルチャームも付き初回限定生産(通常価格10,290円)

この商売上手っと誰にでもなく言いたくなりました。

オリジナルチャームに興味をそそられたものの、「1万円は高いなぁ」と怯んだのですが、ネットで色々探してみると、最安値(たぶん)26%OFFの税込7,614円を発見
むむむ~
最初からそんなに安くなってるのを見ると、7,614円でも結構高いとはいえ、「買っちゃおうかな…」とグラグラ揺れます

でも、最初に調べた時点では、詳しい内容やどんなデザインのチャームなのかすら、分からなかったんです。
予約締め切りまでまだ少し期間に余裕があるので、もうちょっと待ってみよう、と保留に。

そして、先日、小さいながらも一式の内容がほぼ分かる画像が出てました

 
公式サイトで、もう少し大きな画像や詳しい内容が見れます。

黒丸の中にあるのが、オリジナルチャームらしいです。
「ナニコレ?思ってたより地味?何のモチーフ?」と拡大してよく見ると…

…もしかして、コレは…?
冒頭の処刑場シーンに使われた「首吊りロープ」では
「映画の1シーンのモチーフをアレンジした」と説明にあったのが、コレ
ジャックやティア・ダルマが身に付けていたアクセサリー類がモチーフになるものとばかり思っていたのに…

アイデアは面白いけど、正直、あまり欲しくないかも…

特典映像やコンセプト・アート集にも興味はあるけど、ちょっとテンションダウン
安い方の「スペシャルエディション」にしとこうかなぁ…

某通販サイトでの予約締め切りは10/5。明日です。
でも、ギリギリまで迷いそうです

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9月に読んだ本

2007-10-03 | 本と漫画の話

『百怪図譜 京極夏彦画文集』 京極夏彦 ★★★☆ (画文集)
『猫川柳 激闘編』 ★★★★ (ムック)
『ピーコとサワコ』 ピーコ×阿川佐和子 ★★★★ (対談集) ※再読
『謎は解ける方が魅力的』 有栖川有栖 ★★★★ (エッセイ)
『夢のような幸福』 三浦しをん ★★★★ (エッセイ) ※再読
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー ★★★★☆ (一般文芸)
『ワニのあくびだ なめんなよ』 椎名誠 ★★★★ (エッセイ)
『よいネコ、わるい癖』 アリス・レア ★★★★ (実用)
『川の光』 松浦寿輝 ★★★★ (児童文学)
『独断流「読書」必勝法』 清水義範×西原理恵子 ★★★☆ (読書エッセイ)

9月も暑かったせいか、全然本を読む気がしなくて、かなり少なめです。

 『百怪図譜 京極夏彦画文集』
 京極さんはもともとデザイナーだけあって、絵もお上手です。本に付いている栞にも、毎回妖怪のイラストが入っていて、それも楽しみの一つ。
 この本は、2000年に限定各30部で制作されたリトグラフを収録しています。カラーで、色鉛筆で描いたようなザラザラとした荒いタッチ。
 個人的には、栞に描かれていたような、筆でササッと描いたような勢いのある作品の方が好きだなぁ、と思いました。

 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
 最初は、作者のイメージと同じようなボンヤリとした覇気のない(リリーさんは結構好きですよ)内容と文章に「うーん…面白いかなぁ?」って感じでしたが(本業じゃないので、文章力は期待してはいけないかも)、オカンが東京へ出てくる辺りから、オカンが最後は亡くなるのが分かっているだけに、徐々に引き込まれました。
 さすが実話を題材にしているだけに、オカンのキャラクターの勝利、と言ったところでしょうか。これだけ献身的に愛してくれるお母さんが亡くなるのですから、親を持つ身ならそりゃあ身につまされて泣けますって
 オカンの遺言「ママンキーのひとりごと」、遺品から見つかる「母というものは」という詩、これでもかと言うほど愛情が伝わってきます。

 『よいネコ、わるい癖』
 nabukoさんから教えてもらいました。猫の悪い癖についてのQ&A。巻末には、食べさせてはいけない植物類のリストも。
 噛み癖についてとか、該当するところだけの飛ばし読みですが外国の本を翻訳しているので、日本での飼い方にはなじまない部分もありましたが、そういう手もあるのか、と参考にもなりました。

 『川の光』
 読売新聞に連載されていた小説が単行本化されたので、通して読んでみました。小さなネズミの親子が安住の地を求めて旅をする冒険物語で、新聞連載としては異例の児童向けの内容です。でも、毎回ハラハラドキドキで、夢中になって読みました。
 絶体絶命のピンチになる度に、助けてくれる存在が現れるのですが(犬、ドブネズミ、猫、人間の男の子や動物病院の先生など…)、本来なら「そんな都合よく…」と突っ込むけれど、すっかり3匹の小さなネズミに肩入れしているので「ああ、良かった」と一安心。大人も楽しめる小説です。 

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