日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

魍魎の匣

2007-12-31 | 映画の話
期待と不安と入り混じりつつ、公開を待っていた『魍魎の匣』を見に行って来ました。

 魍魎の匣

戦後間もなくの東京。元女優、陽子の娘が行方不明になり、探偵・榎木津が捜査を依頼される。
一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団の陰謀を掴むべく調査していた。
更に巨大な箱型の建物の謎を追う刑事・木場。
全ての事件は、複雑に絡まり、一つに繋がっていた。それぞれの謎を解くため、彼らは古書店・京極堂の店主、中尊寺のもとに集まった。

原作は、京極夏彦の「京極堂シリーズ」の2作目で、前作『姑獲鳥の夏』も実相寺昭雄監督で映画化されました。
監督が亡くなったので、2作目は無いだろうと思っていたのですが、原田眞人監督で映画化。
私が今までで読んだ推理小説の中でも、一番好きな作品です。
前作を見た感想が、イマイチだっただけに、今度もあまり期待しないでおこう、と思いながら公開を待っていました。


で、見た感想ですが…

「原作とは別物」として見れば、それなりに面白かったです。
原作のエッセンスだけ使って、キャラもストーリーも大胆に再構成して「別の作品を作った」、という感じです。
パラレルワールドのような、似て非なる物語。
原作に比較的忠実に作られた実相寺監督の前作に比べると、思い切り変えちゃった分、諦めがつくと言うか…(笑)
原作と同じ部分を探す方が難しいくらいで。

そう割り切って見る事ができれば、所々コミカルな場面があったりするのも面白かったし、怖ろしい所はとことんグロテスクにしたりと、嫌いじゃない演出でした。

それでも、「○○(←ほぼ全キャラ)はそんな性格じゃないやい」とか「箱館はこんな感じじゃないよう」とか、「これはやりすぎてギャグになっちゃうよ」とか突っ込みたくなるのは、原作ファンとしては仕方ないですが…
大体、物語としても結構破綻してると思う
特にラストにかけてのドタバタ?は、「なんかもう無茶苦茶ですがな…」と思いました。

でも、いっそここまで突き抜けてやりきっちゃうと、(くどいですが、別物としては)アリかなぁ?と苦笑いしながら許せちゃうような。
一緒に誘った友人(私ほどの思い入れは無いようだけど京極ファン)も、随所で笑ってましたし(笑うところじゃなくても、あまりにも原作と違っていて笑えてしまう)、「結構面白かった」と言ってました。


批判してるんだか褒めてんだかよく分からない感想になってしまいましたが、いろんな意味で楽しめたし、「こんなんじゃなーいっ」と怒らなかっただけでも良しとします。


ただ、この映画を見て、原作を未読の方に、「これが『魍魎の匣』かぁ」、と思われちゃうと、悲しいなぁ。
これは、ぜひ先に原作を読んでから見に行って欲しいし(そうしないと、たぶん話についていけないと思う)、もう見ちゃった人も、ぜひ原作を読んで欲しいです。
「えっこんなに違うの」とビックリしますよ

さて、大掃除を中断して今日はお出かけだったので、明日も掃除をしなければ
(あ、日付変わってますね。「今日」だ。)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスプレゼント

2007-12-27 | 猫たちの話
クリスマス、ペットショップへ寄ると、以前記事にしたマタタビシートを発見
前に探しに来た時にはなかったのに、入荷するようになったのかも

ユズとひなへのクリスマスプレゼントに、買って帰りました

2袋買ったけど、あっという間に効果がなくなるので、一度に2つとも開けるのはもったいなくて、やっぱり半分に切ってみました。

今度は、開封してすぐ切ってあげたのが良かったのか、2匹ともそれぞれに満喫してくれました

ひな



ユズ



意外にも、ひなは転がったりして激しく遊び、ユズはひたすら静かに舐めてます
普段と正反対です

ひなは、一人で味わった後も、私の手と格闘して遊びました



マタタビで理性が飛んでいるのか、本気噛みでした

でもたっぷり遊べたから、良かったねひな。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユズとリンゴ

2007-12-26 | ユズの話
年賀状を作っていたら、ユズが邪魔をしにやってきました。

スタンプを押して乾燥中のハガキが机の上に並んでいるので、その上に乗るのは「やーめーてーっ」と断固阻止。

はぶてた(ふてくされた)ユズは、机の上のわずかな隙間に、無理矢理座り込んでしまいました

 

なぜか片付けていなかったリンゴの上に片手を乗せるユズ
リンゴが邪魔ならそんな所に無理に座らなくても…
 
でもなんだか脇息(肘置き)に手をかける時代劇のお殿様にも見える

 「苦しゅうないぞよ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンタさん…?

2007-12-23 | ヘンなもの、面白いもの見つけました
いよいよクリスマス間近
今日は「イブイブ」だそうです。 …「イブイブ」って…

街で、ちょっとヘンな雰囲気のサンタさん見つけました

 
何?この悩ましげなセクシーポーズ…

 
ニヒルに笑って流し目です
なんだかこのサンタさん達には、邪心を感じるんだけど

おうちにやってきたサンタさんがこんなだったら…ちょっと嫌。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年賀状

2007-12-22 | おえかきとか工作やってみました
毎年ギリギリにならないと取りかからない年賀状。
基本は手作り。よく使うのが、消しゴムはんこです。
年によって違う方法の時もありますが、もう10年以上前から消しゴムはんこを作ってます。

去年、作り方をアップしたので、良かったら参考にどうぞ
 去年の記事→ http://blog.goo.ne.jp/chibi-hina-yuzu-nyanko/e/9ac827ad62b0e2cc8ffe8aeb916d4870
 ※他にも、検索すれば分かりやすいサイトがあると思います。


さて、今年は珍しく(笑)ちょっと早めに準備しようと、いつもの文具屋さんへ。
ところが、愛用の「はんけしくん」がない

 ハガキサイズで(サイズは他にも色々)、彫りやすい

まさか売り切れ?
他に文房具を扱っているお店は…?


2,3軒ハシゴしましたが、どこにもないっ


ここ数年、じわじわと消しゴムはんこの人気が高まってきている気はしてました。
「手作り消しゴムはんこ」の本の種類が増え、年賀状の材料コーナーにも色々並んでいます。(でも肝心の材料が品切れ)
そういえば何週間か前、奥様方に人気の地元テレビ局の夕方情報番組でも、「今年の年賀状は消しゴムはんこで手作りしてみませんか?」と特集してたっけ。

でもまさか、品薄になるほど売れてるとは…
これってテレビの影響で、広島だけなのかな?全国的に品薄なのかな?

少し待てば、入荷されるのかもしれませんが、もし入らなかったら

不安なので、ネットで探して注文しました。

送料の安いメール便にしてもらって、待つこと約1週間あまり。
なんとか消しゴムはんこが手元に届きました
(メール便て、結構日数かかるんですね)


さて、今年の図案はどうしようかな。
ネズミ年なので、猫とは絡めやすそうだぞ

可愛いネズミさんと、それを狙う、ユズのようなイタズラ猫で行こう

イメージが決まると、下絵はわりとスラスラ。
去年のイノシシや、蛇、龍などと違って、ネズミなら見本がなくても描けます
図柄もわりとシンプルにしたので、すぐ彫れました。
余白が物足りないので、追加して「謹賀新年」の文字も彫ります。

 
今年彫ったハンコは以上

そして、色も付けた出来上がりがこちら
 

あとは、余白にちょこっとコメントを書き込むだけです

今年は早めに作り始めて余裕ができたので、宛名欄の自分の住所氏名も彫ってみました

 
猫モチーフの中に、郵便番号・住所・名前をくり抜きました。

文字を彫るのは、周りを彫って字を浮き上がらせる彫り方(普通のハンコみたいに)だとすごく難しいのですが、文字の線だけをくり抜くのは、丁寧に根気よくやれば結構できます。(サイズにもよりますが)
「別に白抜き文字でも読めればいいんじゃん」と気がついて、彫ってみました。
スペースが限られてるので、細かすぎてちょっと目がチカチカ
でも、漢字などの直線は案外簡単です。
郵便番号などの数字の曲線が細かくて苦戦したけど、なんとか完成
文字のゆがみも、“味”の範囲内(充分読める)
これで、来年からも使い回せるぞ

住所印はちょっと難易度が高いですが、シンプルな絵柄なら、そんなに難しくないですよ。
力も要らない消しゴムはんこ、良かったらやってみてね
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

2007-12-20 | 本と漫画の話
伊坂幸太郎の最新作です。

ゴールデンスランバー ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎

新潮社 2007-11-29
売り上げランキング : 92
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ケネディ暗殺事件の犯人とされた、オズワルド。逮捕され、移送中に別の男に射殺された。そして、真相は藪の中―

「逃げろ。おまえ、オズワルドにされるぞ」

首相暗殺事件の犯人という濡れ衣を着せられ、国家的な陰謀を相手に絶望的な逃避行をする羽目になった、元宅配ドライバーの青柳雅春。
どうして、どうしてこんな事に―


「事件のはじまり」、「事件の視聴者」、「事件から二十年後」、「事件」、「事件から三ヶ月後」の五部に章立てされています。
「はじまり」では、登場人物の一人の目線で、事件の発端が描かれます。
「視聴者」では、一般人と思われる登場人物が、テレビの前で事件の生中継~容疑者の特定や逃亡中の容疑者の情報などを追います。大事件にマスコミが狂乱する様子、普通の視聴者から見た容疑者像が描かれます。

現実の重大事件でも、マスコミが大騒ぎして、犯人像を取材し、テレビの中でも前でも、勝手な憶測を語ったりしています。
つい先日の、坂出での殺人事件の、父親を犯人と決め付けるような報道や、佐世保での猟銃乱射事件の容疑者の周辺で、「奇行が目立っていた」「ストーカーをしていた」などの“いかにも”な情報が次々語られる様子を思い出しました。
「まさかあの人が」と思っている人でも、犯人と断定されると、「そういえば…」と事件の前兆だったかのようなエピソードを語ったり。

そうして“好人物”だったはずのイメージを貶められていく、容疑者としての青柳雅春。

「二十年後」では、あるノンフィクションライターが、事件のレポートを記録した章になっています。
事件後様々な陰謀説が飛び交い、結局真相は藪の中。でも、今では青柳雅春は濡れ衣だった、というのが一般的だという。

ここまでが、序章といった感じで、ページにしてほんの70ページほどです。


そして、青柳雅春本人や、周辺の人間の視点で描かれる、「事件」。
逃亡中の真実の青柳の姿。
警察も信用できない。射殺もやむなしどころか、「犯人死亡」で決着を付けたいらしい。誰かに頼れば、その人が巻き添えを食うかもしれない。
そんな状況でも、仲間が、見ず知らずの人が、時折逃亡の手助けをしてくれます。
「頑張って、逃げろ。」
逃げて、逃げて、逃げまくる。
そして、所々に挟まれる、平凡だった懐かしい学生時代の日常の思い出…。
現在の、怖ろしい非日常との対比が切ないです。
なぜ、彼がこんな理不尽な目に遭わなきゃいけないんだー
ページを繰るのも、もどかしく、助かったのかどうか結末が気になって、1回目は飛ばし読みしちゃったよ

濡れ衣を着せられて、真実を明かすために必死に逃亡する…というストーリーは、映画などに良く出てくる設定ですが、そんなありきたりじゃないです。

カバー見返しに、「本書は、『伊坂幸太郎的に娯楽小説に徹したらどうなるか』という発想から生まれた、直球勝負のエンターテイメント大作。冴えわたる複線、忘れがたい会話、時間を操る構成力…、全てのエッセンスを詰め込んだ、伊坂小説の集大成である」とあります。
まさにその通り
ラストまで一気に読み終えて(結構ページがあるので、実際は数日に分けて読みましたけども、読んでる時の気分としては、一気読み)、さらに確認のため、もう一度読み直したくなります。
「事件から三ヶ月後」での、エピソードの数々。
「事件から二十年後」での、ある言葉を見つけた時の、納得。
冴えわたる複線、忘れがたい会話、時間を操る構成力。
そう、そうなんだよ。これが伊坂幸太郎の面白さ。
ネタバレになるので書けませんが、あれも、これも、あのセリフも…どれも素敵で、サプライズで、「ここが好き」って全部書きたいっ


タイトルの「ゴールデンスランバー」は、ビートルズのアルバム「アビーロード」に収録されている曲だそうです。
解散が避けられそうもない状況で、ポール・マッカートニーがなんとか4人を取りまとめて収録したという、事実上最後のアルバムの中の一曲。
ストーリーの中で、重要な役割を持つ、言わばテーマ曲となっています。
今はバラバラに暮らす、青柳の学生時代の仲間達。当時の思い出を喚起する曲。

ビートルズの曲は、さすがにいくつかは知ってますが、これは知りませんでした。
試聴できるサイトを調べて見つけました。

Golden Slumbers

こんな感じの曲だったのか…
ビートルズの4人の写真と、青柳の学生時代の仲間4人の姿が重なります。
「昔は故郷へ続く道があった」
「おやすみ。泣かないで」
ストーリーと重ね合わせると、切なくなりました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モヒカンひな

2007-12-18 | ひなの話
母が「ユズと遊んでいたら、猫じゃらしの先っぽがちぎれちゃった」と持ってきました。

側に座っていたひなが、それに興味を示したので、受け取ってしばらく遊ばせていたのですが、遊びも一段落。

ちぎれた猫じゃらし、よく見るとひなの毛とよく似た色です。

何気なくひなの頭の上へ…

 「?」

嫌がるかと思ったら、わりと平気みたいです。

 ブレちゃった

モヒカンに見えませんか?

 
ちょっとワイルドなひなになりました
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マリと子犬の物語

2007-12-15 | 映画の話

動物は大好きですが、“泣ける”系は苦手なので、全く見に行く気がなかった映画です。
ところが、妹に突如「見に行かん?」と誘われ、それなら付き合おうか、と母と3人で見に行って来ました。

 マリと子犬の物語

新潟県の中越地震の際に起きた実話を基に描かれベストセラーとなった絵本、「山古志村のマリと三匹の子犬」を映画化したものです。

山古志村のマリと三匹の子犬 山古志村のマリと三匹の子犬
桑原 真二 大野 一興

文藝春秋 2005-02
売り上げランキング : 1348
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 犬のマリは三匹の子どもを産んだその日に、中越地震に見舞われました。地震で交通が寸断され、孤立した山古志村は、全村民が非難する事になります。ペットまでは連れて行けず、取り残されるマリ。閉じ込められた村の中で、16日間を独力で生き抜いた、マリと子どもたちの実話を絵本化。

映画では、「母犬が子犬と共に取り残され、生き抜いた」というエピソードのみを残し、飼い主の家族の設定などは変えてあるようです。

 幼い頃に母を亡くした亮太(広田亮平)と彩(佐々木麻緒)の兄妹は、役場に勤める父の石川優一(船越英一郎)、祖父の優造(宇津井健)と新潟県山古志村で暮らしていた。ある日、2人は生まれたばかりの子犬を拾って、“マリ”と名付ける。やがてマリは成長し、3匹の子犬を生むが、そんな幸せな一家を大きな地震が襲った―

もう見る前から分かってましたが、そりゃ泣きますって
動物好きなら、「もし同じ状況(ペットを残して避難しなければいけない)になったら…」と考えただけで、辛くって辛くって
妹はこの有名な実話を知らずに「見に行きたい」と思ったらしく、「最後は助かる」ということも知らなかったそうですが、知ってても、そりゃ泣くって(←しつこい)

でも、マリの(演技したワンコも!)賢さや健気さはもちろん見所なのですが、さらに見て良かった、と思ったのが、地震の瞬間の映像でした。
大画面で見ると、凄く怖かった。これでもかと襲ってくる激しい余震も。
もう勘弁してあげて、と謝りたくなる(誰に)くらいでした。

 

当時テレビや新聞で、実際の悲惨な状況も報道されてましたが、「その瞬間」の映像ってあまりないし、あっても本当に被害の激しかった所は映像すら残らなかったのでしょうから、破壊され尽くした「その後」のリポート映像でしか実感できなかったわけです。
倒壊した家屋や、大きな亀裂の入った道路、崩れた山肌などの映像を見ながら、「凄かったんだな、怖いな、」とは思いましたが、現実の恐怖って、私なんかの想像を超えていたんだな、と思い知らされました。
映画ですから、もちろん演出ですし、それこそ現実の怖ろしさには到底及ばないのでしょうけど、「自分の想像は甘かった、現実はそんなもんじゃないんだ」と気付けただけでも収穫だったかな、と思います。

最後に、子役の2人(特に妹)、こんなに上手くていいの、と驚くほど演技が上手でした。(ワンコももちろん名演技)
母と妹は、妹役の子の演技を絶賛してたけど、私は上手すぎて引いたくらい…
それと、明るくて幼い妹が家族の中心なので、お兄ちゃんはいつも控え目に妹を見守る役でしたが、私は長女なので、この我慢強いお兄ちゃんにもの凄く共感しました

設定やストーリー展開など、ちょっと強引だったり出来過ぎだったり、「うーん?そこはどうなの?」と突っ込みたくなる所もありますが、地震災害の恐ろしさや命の大切さについて、幅広い世代に分かりやすく訴えることが出来る作品になっていると思いました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

屋上にて その2

2007-12-13 | 猫たちの話
ひなとユズが、同じポーズでお外を見てる写真が揃いました。
(撮った日は違います)

  
偶然ですが、写真がほぼ繋がってるように見えます。

ひなの方が小さいので、手を掛ける位置が低く、精一杯背伸びをして、やっと外が見えています。
ユズは余裕で、隙間から見えやすいように、ちょっと頭を下げています。
(脱走防止のネットが付いたので、もう紐無しで歩いてます)


よく見ると、尻尾をお尻にピッタリくっつけてて面白かったので、アップで撮っちゃいました

 なんだかへっぴり腰に見えるぞ


最後にこの1枚。
ちょっと前ですが、向かいの小さな広場の木が紅葉していたので、ユズと一緒に撮ってみました

 
ユズは興味が無いらしいです
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

屋上にて

2007-12-11 | ユズの話

うちは屋上がわりと広いのですが、商店街で建物がぴったり密集していて、すぐお隣に飛び移って屋根伝いに遠くまで行けちゃうので、今まで猫を出す時は紐で繋ぐようにしていました。

 

怖がりのひなはともかく、ユズは洗濯物の出し入れの時など、隙を狙ってすぐ脱走するので、油断がなりません。

なんとか工夫して隣へ逃げるのを防げば、自由に屋上へ出入りさせてあげられるし、こちらも戦々恐々としないですむ、と方法を考えていましたが、なかなか実行できず。

しかしついに、父の日曜大工でネットが取り付けられました

 

西側の手すり沿いほぼ全面に、支柱を立てて、緑のネットを張りました。
手すりの下の隙間もすり抜けるので、くぐれないように下までピッタリ張るのが大変だったようです。

ちょっと分かりにくいですが、西隣の屋上へ出る階段の庇(パラボラが付いてる辺り)がすぐ目の前にあるので一番移りやすく、そこからお隣の屋上へ下りれば楽々北隣の屋根にも移れ(1枚目の写真で見えてる方向)、そこから北はずーっと道路で家が途切れるまで屋根続きです。
どこを通るのか不明ですが、道路に下りられるルートもあったらしく、屋根から逃げて玄関から帰って来たことも…

パラボラの所以外でも、西側はすぐ下にお隣の手すりが付いているので、そこを踏み台にすればどこからでも隣へ下りられます。
そのため、西側全面を、なんとかしなければなりませんでした。
西側以外は、南と東は道路に面しているし、北側もお隣の屋根が1階分低いので、屋上からは直接下りられません。(そのかわり、下の階の北側にある窓の外がちょうどいい高さで、そっちの脱走対策も大変)


実は父は最初、ラティス(ガーデニング用の木製の柵)を並べて固定したのです。
「柵だと絶対よじ登って乗り越えるから、ネットの方がいい!」
と私は主張していたのですが、父は頑固にラティスを買ってきたのでした
案の定、頑丈なラティスは、乗り越えて逃げられました。

そして、ご覧のようなネットになりました。
ネットだと、さすがに不安定でよじ登れません。
今のところ、洗濯物の出し入れの時など、誰かが必ず様子を見られる時にしか自由に開放はしていませんが、まだ逃げられていません。

ただ、現在すぐ近くで大きな立体駐車場の建設工事をしていて(写真の左半分の黒っぽい所)、でっかいクレーンが動いたり、鉄骨の上で作業をしている人がわりと近くに見えたりするし、北側の方でも別のビルの解体工事中で、ものすごい騒音がしているため、それらを警戒してか、あまり西~北側の方には行きたくない様子です。

なので、工事が終わって落ち着いたら、どうにかして逃げる気かも?
ユズは油断ならないので、まだまだ注意が必要です

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする