日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

機種変更で詰みかけた話

2023-07-23 | 雑記
機種変更、随分簡単になってきてはいますが、いつも何かしら、トラブルが起きます。
今回も順調に終わったと思っていたら、落とし穴がありました。
自分で次の機会のための覚書としても残しておきたいので、長文ですが記録しておきます。

🟥 前段階でのトラブル
7月5日夜、iPhone SE2のTouch IDが反応しなくなり(「Touch IDをアクティベートできません」と出る)、翌日夕方にはホームボタン自体が反応しなくなりました。

ここでまず命拾いしたことが。

Touch IDが反応しなくても、ホームボタンが反応するうちは、パスコードを入れれば起動できます。
この時点で、「Touch ID 反応しない」「ホームボタン 反応しない」などで検索して色々情報収集していたところ、ホームボタンが効かない時の回避作として、「assistive Touch」という擬似ホームボタンを画面上に表示できる設定を発見。
念のため設定しておきました。

そして、翌日にはホームボタンそのものが全く反応しなくなりました。
この時、画面上の擬似ボタンがあったおかげで、パスコード入力画面へ進めて、iPhoneを起動させることができました。
擬似ボタンがなければ詰むところでした。
危なかった!!
その後機種変更するまでの数日間、擬似ボタンでしのぎました。

🟥機種変更後のトラブル
機種変更はネットから申し込み、新しい機種(iPhone13 mini)もすぐ届き(機種選びでもちょっとトラブルあったけど省略)、移行作業も順調に終わりました。
色々なパスワードの控えも準備していたし、アカウント引き継ぎが必要なLINEのバックアップと引き継ぎ作業もして、他のアプリも危なそうなものは、思いつく限りは引き継ぎのコードを控えるなど準備しておきました。

iPhone→iPhoneだしキャリアもそのままだったので、結果LINE以外は、そっくりそのまま移行できてました。(googleは再ログインが必要だったけどその程度)
SNSのログインも必要なく、そのままで使えました。

ところが数週間経って落とし穴が!
読書メーターを使用中に不具合があり、サポートに相談していたところ、ブラウザのキャッシュの削除を試して欲しいとのこと。
色んなサイトがログアウトしちゃうので、面倒でやりたくなかったけど、仕方ない。
Safariのキャッシュをクリア。
不具合は相変わらずでした。

それはそれとして、その後twitterを使おうとしたところ (アプリではなくブラウザで使用してます)、ログアウトしてたので、そうだった、とログインし直そうとしたら、2段階認証で、認証アプリまたはバックアップコードが必要に。
そういえば、SMS認証はできなくなったんだった、と思い出します。
そのため認証アプリを入れて連携させてはいましたが、イマイチ使い方が理解できてなかったので、バックアップコードの方を使用しようと、控えていたコードを入れたら、「コードが違います」
なんで?
2回目もダメ。
調べたら、バックアップコードが使えるのは1回きり。
以前同じようにログアウトしてしまった時に使用済みだったのです。

ここでちょっとヒヤッとします。

しかし、私はiPhoneのブラウザでSafariとgoogle chromeを併用していて、Chromeの方はログイン状態のままなのが幸いでした。

Chromeのtwitterから、バックアップコードを発行。無事ログインできました。

ここで、バックアップコードが1回きりなのは盲点だった、念のため認証アプリも確認しておこう、と認識アプリ(Google Authenticator)を開くと、twitterの認証コードがないのです。
googleにはログイン状態なのに、連携していたはずのコードが表示されていません。
なんで?
検索したら、なんとGoogle Authenticator自体は、バックアップ機能がない!!
アプリにログインしても、認証コードは復元されないと判明!!
マジか…。

これこそ、機種変更する時は、アプリのバックアップが必要だったんです。
認証アプリに慣れてなくて、認証アプリの存在自体忘れていた + twitterを認証アプリと連携していることも忘れていました。

私は用途別に3つのアカウントを使い分けています。
幸い、google Chromeで3つともログイン状態を維持できていたので、最悪の状況(二度とログインできない)は回避できていました。

もし、

・ブラウザを1つしか使っておらず、キャッシュをクリアしてログアウトしてしまっていたら

・1回きりのバックアップコードを使ってしまっていたら(1回きりと知らずに再発行していなかったら)

認証アプリのバックアップがないため、完全に詰んでしまっていました。

今回はtwitterしか認証アプリを使っていなかったので、これだけで済みましたが、他の重要なアカウントでも連携していたら、と思うとゾッとします。

googleの認証アプリの方は、twitterのアカウントごとに認証アプリとの連携を一度解除し、もう一度設定し直すことで、復活しました。

調べていく過程で、google認証アプリも、今年4月にgoogleアカウントでの同期に対応したと出ていたのですが、なぜ復元できなかったのか、設定が必要だったのか、今は同期できているのか(できているっぽいけどあやふや)、確認しておこうと思います。

乗っ取りされにくいことと引き換えに、自分がログインできなくなるリスクも跳ね上がってるんだな、と思い至った出来事でした。
本当ヒヤヒヤした!






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2023年6月に読んだ本

2023-07-16 | 本と漫画の話

6月7月がちょっと忙しくて、梅雨の湿度にもやられてバテ気味です。
暑さが苦手なので(得意な人はそういないと思うけど)夏が近づいてくると憂鬱になります。
私の住む地方では、今年の梅雨は、日中に降ることが多く、夜はあまり降らなかったように思います。
そのおかげか、夜の蒸し暑さが控えめで、窓を開けると比較的涼しかったので、過ごしやすかったです。
夜気温が下がってくれるだけで、体の負担はかなりマシです。
それももう終わり、そろそろ梅雨が明けて、本格的な暑苦しい夜がやってきます・・・


 

6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:810
ナイス数:99

アニメ「鬼滅の刃」イラスト記録集 弐 (愛蔵版コミックス)アニメ「鬼滅の刃」イラスト記録集 弐 (愛蔵版コミックス)
★4 無限列車が主になる2020年4月〜2021年6月の間に発表したイラストをまとめてあり、煉獄さんたっぷりだった。アニメ雑誌用イラストとかコラボ商品のとか季節ものとか誕生日イラストとか、多分全部網羅してある。雑誌掲載イラストは特に大判で見たことないのもあって、見応えあった。ミニキャラとかは、もう少し大きめの画像で見たかった。それでも約1年でこの分量、すごい。
読了日:06月06日 著者:ufotable


薄紫のレオタード薄紫のレオタード
★3 ニューヨーク・シティ・バレエ を50シーズン分観たという、バレエ好きなゴーリーが、架空の遠縁の二人の子供の目を通して描いた、バレエに関するイラストと言葉。ストーリーは特になく、1ページが1コマ漫画みたいな雰囲気。皮肉が効いた言葉や、とぼけたセリフがゴーリーらしい。ゴーリーファン向けで、そうでなければ、よくわからないかもしれない。
読了日:06月17日 著者:エドワード・ゴーリー


いちじくのはなしいちじくのはなし
★3.5 『たまごのはなし』の第2弾。「 ぼうけんのはじまり」「オレンジのなみだ」「キッチンでおきたこと」3編に分かれている。
《たまごとマシュマロは、キッチンで「いちじくのおはなしかい」という貼り紙を見つける。行ってみると、いちじくが体験した冒険譚を話し始めた》
疑い深いマシュマロ、斜に構えるたまご。確かにいちじくの話は胡散臭い(笑)。でも、はっかあめは夢中だし、2日目も大盛況。3日目、話の舞台はこのキッチンへ…。ラストのみんなの反応が現実的で面白い。私もたまご達と同じく懐疑的な目で見てたので、はっかあめの「いちじくは芸術家なんだね!」にはハッとした。心汚れてましたわ…。でも前のページのいちじくの顔見たら、かなりヤバいやつなのは事実だと思う(笑)
読了日:06月17日 著者:しおたにまみこ


27000冊ガーデン27000冊ガーデン
★4 『配達あかずきん』の大崎梢さんが手がけた本作、今回は学校図書館が舞台。学校司書(駒子)と、納品に来る書店員(針谷)が協力して、生徒や先生達の本にまつわる謎を解く連作短編集。
冒頭の作品では、謎解きが想像頼りで根拠が曖昧?と思ったものの、2本目以降はもうさほど気にならず、謎の面白さや、駒子さんの人柄、針谷さんの洞察力など、魅力的な内容に引き込まれた。特に駒子さんの図書館にかける想いに共感した。閉校間近の工業高校、厳しい進学校という、過去の赴任先での経験も事件に関わってきて、物語に深みが出ている。 学校図書館は単に本の貸し借りをするだけの場所ではなく、教育の場でもあるという特殊な環境。本が心の支えに、図書館が居場所になれたらという想いで奮闘する駒子さん。殺人事件や密室、暗号解読、盗難紛失事件の謎かけに、正統派レファレンスまで。事件の謎は解けても、生徒達の抱えた問題までが一挙解決するわけではなく、モヤモヤが残ることも。それでも、駒子さんや仲間の司書さん達がいる図書館があれば、きっと大丈夫なんだろうな、と思える温かい読後感だった。
読了日:06月22日 著者:大崎 梢


化物園 (単行本)化物園 (単行本)
★4 久しぶりに恒川光太郎作品を手に取った。時代も世界も違う怪奇幻想短編集だけど、ほんの少し繋がる要素がある。物語はどれも怪しくて恐ろしいのに魅惑的。特に後半4編が好き。
《空き巣を繰り返す羽矢子。侵入した家の猫に引っかかれ、逃げた先で奇妙な老人に出会いー『猫どろぼう猫』/自尊心が高く現実に向き合えない王司。父の死からも目を逸らし、遺体を放置する。それ以来家に異変がー『窮鼠の旅』/子供の頃頻繁に十字路に座していたウエスタンスタイルでギターを持つ男。ある時この男にちょっかいを出した友人はー『十字路の蛇』/田舎の館に住み込みの家政婦として働くことになった、たえ。家には奥様と知能に障害のある息子・文だけ。暗に求められている役割を察したたえはー『風のない夕暮れ、狐たちと』/幼い頃から生物を殺す欲求が抑えられなかった男は、ついに弟を手にかけようとしてー『胡乱の山犬』/緑の瞳を持ち言葉も通じない少年リュク。身寄りもなく蔑まれていたが、ある時皆が恐れる妖魔を撃退したと噂になりー『日陰の鳥』/陽鍵は高い塀に囲まれた屋敷で乳母と二人きりで育つ。訪れるのは電球のような顔で宙に浮く謎の存在「風媧」のみ『音楽の子供たち』》
読了日:06月28日 著者:恒川 光太郎

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