日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2021年7月に読んだ本

2021-08-06 | 本と漫画の話

ついにオリンピックも始まって、毎日メダル獲得のニュースなどがにぎやかです。
スポーツには疎いのですが、カープファンなので、菊池、誠也、森下、栗林が出場する野球は気になります。
金メダル獲れるといいな。
それにしても、8月に入って連日体温よりも高い最高気温を記録するほどの猛暑なので、選手の無事が第一です。


7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:815
ナイス数:176

乙嫁語り 13 (ハルタコミックス)乙嫁語り 13 (ハルタコミックス)
★4 スミス一行は双子姉妹の住む町へ。2人の夫婦の家でスミスら客人をもてなすことになり、張り切る4人。この落ち着きのない姉妹はどうも苦手だけど、タラスさんに懐いて海に連れて行ったりしてたのは良かった。タラスさんはスミスと旅することで、普通の女性ならとても経験できないことを色々体験して、時々生き生きとした表情を見せるのが嬉しい。一方で、アミル達の住む町の辺りはロシアの侵攻に晒されて危険だという噂を聞く。道中野盗の襲撃に遭い、その先の町ではロシア兵?の攻撃を受ける。そして引き返す決断ー。
あと少しというところで、アミル達のいる町まで辿り着けず…。再会できるものとばかり思っていたのに。残念すぎるけど、リアル。そしてスミスはイギリスへ。アリとニコロフスキは好きだったので名残惜しい。また会えるかな。次巻からはまたアミル達の話に戻るみたいだけど、イギリスの方も気になる。タラスさんは受け入れられるのだろうか。
読了日:07月11日 著者:森 薫
 
 
田中智のミニチュアワーク (Handmade Series)田中智のミニチュアワーク (Handmade Series)
★5 ミニチュア作品は数あれど、これはまた…めちゃくちゃ凄い!!かなり小さい1/12スケール。クッキーやお菓子に乗せるナッツなど、元々小さな物がさらに小さくなって胡麻粒みたいなことになってて圧巻。実物大サイズの写真にいちいち驚愕。それだけ小さいのに完璧なリアリティ。レストランやミニバスの移動カフェなど、外観から中身、細部の小物まで、全て手作りで、実在の写真にしか見えないほどに作り込まれた完成度はもう、何なの?どういうこと?これも作った?はぁ?本気ですか?!と引くレベル。
作り方もとても丁寧で分かりやすく、しかし細かすぎて作ろうとかは思えない(笑) 作り方が分かって見ると、気の遠くなる作業に、さらに驚く。
読了日:07月11日 著者:田中 智
 
 
葉っぱ切り絵コレクション いつでも君のそばにいる 小さなちいさな優しい世界葉っぱ切り絵コレクション いつでも君のそばにいる 小さなちいさな優しい世界
★5 ネットでバズってた葉っぱ切り絵の作品集。細かな技術も凄いけど、動物などのキャラクターの可愛らしさ、優しい世界観、シチュエーションの面白さ、そしてどこを残してどうレイアウトするか、というセンスが素晴らしい。とくにp31の「その葉っぱ、きれいだね!」のカメレオンの尻尾が紅葉柄に変化していくところ、美しすぎる!!好き!!テーマも色々あって、絵本や物語の世界を再現した作品は特に素敵だった。この作品集は、本当に見てて気持ちがほっこりする。 
でも葉っぱだから、すぐ枯れちゃう刹那的な作品なのかと思いきや(最初の頃は実際に生の葉っぱを使っていたそう)、ドライリーフという処理方法をファンの方に教わって、今では葉っぱの瑞々しさを残したまま作品に残せるのだとか。良かった!いつか作品展として実物を目にする機会ができるかもしれない。
読了日:07月11日 著者:リト@葉っぱ切り絵
 
 
黒猫ろんと暮らしたら3黒猫ろんと暮らしたら3
★3.5 相変わらず人懐こくて温厚なろんちゃん。猫としてはかなり特殊なタイプだと思う。羨ましい。後半は、弟さんの飼い猫むーちゃんがやってくる。むーちゃんもずっと一緒に暮らすのかと思ったら、弟さんの引越先が決まるまでの一時的なもので、他人(+他猫)に慣れにくいむーちゃんは、棟続きの離れに。少しずつ慣れて、母家の方にも探検に来るようになっていたけど、そこで時間切れ。ろんちゃんと仲良くなるまでには至らなかった。ちょっと寂しいけど、それが猫としては普通だからなぁ。
読了日:07月21日 著者:AKR
 
 
プリンタニア・ニッポン(1)プリンタニア・ニッポン(1)
★4.5 《SF的世界で暮らす佐藤は、生体プリンタで柴犬を出力しようとしたが、できたのは丸いモチモチした謎の生物。プリンタニア・ニッポンと名付けられた新種を手探りで育てることになる》
コンサルという生活を管理するシステムがいたり、猫型ロボットのような「評議会」に社会をコントロールされていたり、評価制度があってレベルによって生活環境が決められていたり、一見不自由な世界のようで、でもわりと気楽に暮らしている人間達。まだ細かくは明かされていない世界観が面白いし、何よりプリンタニアが可愛い。2巻が待ち遠しい! 
プリンタニアは、すみっコぐらしのタピオカによく似てる。シンプルだから似ちゃうのはセーフなのかな。 他の方の感想読んで、こう言う世界観をディストピアと呼ぶのか、と学習した。なるほど。
読了日:07月27日 著者:迷子
 
 
山田全自動の落語でござる山田全自動の落語でござる
★3.5 山田全自動が落語のストーリーをかいつまんで漫画化。落語入門的な内容。かなりシンプルに削ぎ落としているので、正直漫画だけ読んでも面白味は感じられない。枠外のあらすじや聞きどころなどの補足も含めて、なるほど、という感じ。ほとんどの噺は、タイトルだけは知ってる、という程度の知識なので、こんな噺なのか、と知れたのは良かった。独自にアレンジされる部分があったり、分割して語られる噺もあるそうなので、同じ噺でも噺家さんによって全然違うらしく、聴き比べてみて分かる面白さというのもあるんだろうな。
読了日:07月27日 著者:山田全自動
 
 
おさるちゃんのおしごとおさるちゃんのおしごと
★3.5 樋勝朋巳さんの絵本は、味のある絵(銅版画)とほのぼのした優しいストーリーが絶妙にマッチしていて好き。今回は、クネクネさんシリーズとは別の世界線かな?と思ったら、ペロが出てきた。『ペロのおしごと』のシリーズになるのか。
《整骨院でマッサージの勉強をしながら働くおさるちゃん。月に一度、山に帰って山の仲間をマッサージするのが楽しみ。今回は、お友達のペロにもお手伝いを頼んで、一緒に山へ行くことに》
次々やってくる山の仲間を癒す2匹がかわいい。 おさるちゃんは白衣で割と普通の姿だけど、ペロが安定のハイウエストで(ベルトもエプロンも!)嬉しかった(笑)
読了日:07月27日 著者:樋勝 朋巳

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2 コメント

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おひさしぶりです。 (じお)
2021-08-22 21:25:27
オリンピック、いつもはサッカーくらいしか見ないのですが、
今回は、友人の友人の息子さんが出ていたので、
野球もちょっと気になっていました。
母校には応援の横断幕が張られていましたよ
Unknown (ひなにゃんこ)
2021-08-22 21:32:40
じおさん、お久しぶりです!
サッカー、メダルまであと一歩、すごく惜しかったですね。
野球は無事金メダルを獲得してくれました!
お友達のお友達の息子さんが出ていたとのこと、だ、誰なんですか?!金メダリストになったわけですね?!
気になります・・・。

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