日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2022年1月に読んだ本

2022-02-11 | 本と漫画の話

新型コロナウイルスも少し落ち着いていると思ったら、1月も早々に感染者数が急増、当地域もまん延防止措置になり、再び行動が制限されるようになりました。
行きたかった展覧会も断念…。そのまま会期終了となってしまいました。
今後も行ってみたい展覧会がいくつかあるのですが、どうなることやら。
この2年ほどの間に、見逃した展覧会だらけで、本当に悔しいです


1月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:1604
ナイス数:49

世界のかわいい け も の!世界のかわいい け も の!
★3.5 表紙とタイトル(けもの=毛の生えた動物)から、モフモフのかわいい写真集かと思ったら、けもの以外(爬虫類とか)もあるし、世間一般の“かわいい”イメージからはみ出てない?っていうのも結構あるし、あえてタイトル付けるなら「世界の いきもの」。それだと種類が少なすぎてしまうし、本当に一体何基準で選んだのか謎。タイトル詐欺ではあるけど、元々色んな動物が好きなので、ゆるい動物写真集と捉えて、単純に写真を楽しんだ。 
他の方の感想を読んだら、「けものフレンズ」に出てくる動物が選ばれてるのか。それなのに(大人の事情で?)アニメのタイトルを伏せてるから、なんだか選定基準がぼんやりしたモヤモヤする内容になってたんだ。
読了日:01月04日 著者:
 

おかしなあみものおかしなあみもの
★4 納豆とか豚バラ肉とかウミウシとか土偶とか、なんでそんなものを毛糸で編もうと思うんだ?!というシュールな作品ばかり。1人かと思ったら、7人の作家の作品を集めたもの。ちゃんと編み図も載ってるので、作ろうと思えば作れちゃう(編物できないし、わざわざ作ろうとも思えないけど笑)でもすごい。面白かった。
読了日:01月04日 著者:
 

ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)
★4 図書館に入った!広島出身の漫画家さんの作品は所蔵される傾向があるけど、入らないなぁと思ってたから嬉しい。毎回女一人で美味しい肴とお酒を堪能する、女版孤独のグルメって感じ。私は下戸だけど、これを読むと本当に肴が美味しそうだし、お酒にも合うんだろうなぁ、飲んでみたいなぁと思う。お酒を美味しいと思ったことなんてないのに、酒+肴の合わせ技が最高なんだ、と思わせるから凄い。どこで「ぷっしゅー」(バリエーションあり)が出るかも楽しみ。 
仕事や家族の話などもたまに出るけど、基本はおひとりさん様飲み歩きの読み切りなので、続刊も読むけど読メに記録はしない。
読了日:01月09日 著者:新久 千映

 
キメツ学園! 1 (ジャンプコミックス)キメツ学園! 1 (ジャンプコミックス)
★4 まだまだ冷めない鬼滅熱。原作のおまけの設定キメツ学園を、他の漫画家さんが公式で漫画化。ちょっと可愛くデフォルメされてる絵柄で、基本的には原作でのイメージを損ねないよう話を作ってあると思う。キャラがギャグ向きだから動かしやすいのか、善逸が主人公みたいになってるけど笑。原作が悲惨だっただけに、楽しい学園生活を送っている様子に癒される。推しの某先生の出番がわりと多くて嬉しい。
読了日:01月15日 著者:帆上 夏希

 
特別じゃない日特別じゃない日
★4 本屋さんのオススメ漫画のコーナーで発見、試し読みが面白かったので。ほっこり心が温まるような、何気ない日常のエピソードのオムニバス。嫌な人がほぼ出てこないのがストレスフリーでいい(笑)。一話一話別の人達かと思ったら、ゆるく人間関係が繋がってた。コンビニ店員の吉田くんが猫を拾う話が特に好き。クールで感情が読めないけど、いい人だ。僚太くんの、好きなものが変わってしまって複雑な気持ち、「好きなものが増えたんじゃん」の言葉に救われるのがいいな。
読了日:01月17日 著者:稲空穂

 
おじさんはカワイイものがお好き。 (6) (POLARIS COMICS)おじさんはカワイイものがお好き。 (6) (POLARIS COMICS)
★3.5 新刊出てたの気づかなかった。今回は人間関係の方の話が多くて、パグ太郎&推し活の話があまりなかったような?パグ太郎カフェの話みたいなのとか、ケンタ君とファンシーショップ行ったりとか、そういうのが読みたいんだよ!あとリアルのパグにあまり食いつかないのは意外だった(笑)
読了日:01月17日 著者:ツトム


 
夏目友人帳 26 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 26 (花とゆめCOMICS)
★3.5 ニャンコ先生そっくりな陶器の猫がいっぱいでてくる灯邑の里の話の続きから。的場さんが味方だと、頼りになるな。まだちょっと信用しきれないけど。東屋の話はほのぼの優しく、こういう話はホッとする。依島さんの話は怪しさ満点だったけど、それを覆す展開に胸を撫で下ろした。
《解放された人型の呪具が猫達を襲う。伴の制御を外れて暴走する人形『依代の眠る里』/ニャンコ先生が落としたクッキーを辿ってみた夏目と田沼。ニャンコ先生は東屋を見つけて昼寝場所にしていた。縁側を拭き掃除した翌日、柱に家主のメッセージが貼られていて『クッキーと森の入り口』/亡き友人宅を訪ねる途中の依島と出会った夏目は成り行きで同行する。3人の娘に出迎えられるが、どこか様子がおかしい『亡き友を訪ねて』》
読了日:01月22日 著者:緑川 ゆき

 
葬送のフリーレン (3) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (3) (少年サンデーコミックス)
★4 漫画大賞受賞で気になってた漫画。電子で1,2巻無料の時に読んで、続きの本巻から記録。とりあえず図書館。買うか迷うな。結構面白い。登場人物はみんな割とゆるい感じだけど、時々ガチバトルもあったりして、独特の雰囲気が癖になる感じ。魔王討伐後、勇者も死んだ後の話、という設定も面白い。寿命が長く人のような豊かな感情を持たないエルフの魔法使いフリーレンが、勇者達との思い出を辿り、新たな仲間と冒険しながら、少しずつ心の機微を理解していく。弟子フェルンと戦士シュタルクの若者2人が可愛い。
《魔王軍の残党・断頭台のアウラと対峙するフリーレン。一方フェルン達も急襲を受けていた/目指す最北端の地エンデに向かうには一級魔法使いの同行が必要と分かり、魔法都市オイサーストで試験を受けることに/冬が到来し激しい吹雪に見舞われた一行は、避難小屋でエルフの武道僧クラフトと半年過ごすことに/勇者の剣を守っていた剣の里に立ち寄り、定期的に湧く魔物を退治する。勇者の剣はヒンメルが抜いたと伝えられているが/シュタルクの誕生日、家族の思い出/ 毒蛇にやられたシュタルク。助けを求めた村で、手遅れと言われたが司祭の弟ザインが一瞬で治療してしまう。仲間に勧誘するが断られる》
読了日:01月22日 著者:

 
葬送のフリーレン (4) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (4) (少年サンデーコミックス)
★4 僧侶のザインが仲間に加わるも、わりと早々に別れることに。いいキャラだったのにな。また合流しそうな気もするけど。一級試験はヤバそうな参加者もいて、殺し合いになりそうなのが不穏。
《僧侶のザインを仲間に加えたいが、友人に冒険に誘われ一緒に行かなかったことを後悔し続けているザインは頑固に拒む/フェルンの誕生日にプレゼントを用意していなかったことでシュタルクと喧嘩になる/魔物に襲われたドタバタでヒンメルに貰った指輪を無くしたフリーレン/ 呪いで村人が眠ってしまっている村。魔物を倒しに行く道中、一行も次々眠ってしまい/英雄である息子が戦死し、民衆の士気を下げないため一時的に死を隠したい父親から身代わりを依頼されたシュタルク/長寿友達のドワーフの戦士フォル爺を訪ねるフリーレン/友人(戦士ゴリラ)の情報を求めるザイン。頑固婆さんから行き先を聞き出すため依頼をこなす。磨けと言われた英雄の像はどこかゴリラとザインに似ていて、戦士の方は以前会ったクラフトだった/ゴリラを追うザインとは方向が違うため別れ、オイサーストに到着。いよいよ一級試験へ》
読了日:01月22日 著者:
 

ドン・ウッサ グッスリだいぼうけん! (MOEのえほん)ドン・ウッサ グッスリだいぼうけん! (MOEのえほん)
★4 シリーズ3冊目!今回も、子分たちが親分のために考えたアイデアがとんでもない結果を呼び、ダメージを一身に食らうドン・ウッサ(笑)。でも決して怒らず「わしがんばる」と言えるのがこのシリーズの素敵なところ。親分器が広いです。
《コーヒーを飲みすぎて眠れなくなったドン・ウッサ。子分たちはなんとかしてあげようと、木を組み立ててゆりかごのベッドを作り…》
読了日:01月29日 著者:キューライス

 
鉄分強壮薬鉄分強壮薬
★3.5 サブタイトル「あるいは、寂しい谷間の冬の午後」
《灰色ホテルに住む人は 老いた人あり 病める人あり/社交を避ける者たちは 毛布を被り 横たう屋上》
人を避けて山の陰鬱なホテルに滞在する人達が、雪に埋もれた中、午後の散歩?に出て、道々遭遇する現実とも夢ともつかない光景、なのかな。でもストーリーはほぼない。各ページ、場面の一部が丸く囲まれた枠の中にアップで描写されていて、望遠鏡で彼等を覗いているような気分になった。大して楽しくもなさそうな陰気な一行の様子がゴーリーらしい。
読了日:01月30日 著者:エドワード・ゴーリー

 
悪いことをして罰があたった子どもたちの話悪いことをして罰があたった子どもたちの話
★3.5 再読。これ、いかにもゴーリーが書きそうな話だけど、お話はゴーリーじゃなかったのか。イギリスの作家ヒレア・ベロック『子どもたちのための訓戒物語』の中から選んだ7篇にゴーリーが挿絵を付けたもの。結果死んじゃったりして過激ではあるものの、因果応報が基本だけど、中には現代的な目で見ると理不尽に感じる仕打ちも。これを読まされたら当時の子供達は震え上がったかもな。全12篇が掲載された『子供のための教訓詩集』(挿絵は別人)というのも出てるそうなので、読み比べてみたい。
読了日:01月30日 著者:エドワード・ゴーリー,ヒレア・ベロック

 
ばけもの (えほん遠野物語 第三期)ばけもの (えほん遠野物語 第三期)
★3.5 えほん遠野物語シリーズ。今回はシンプルに「ばけもの」。ノリコシ(見越し入道的なモノ)、抜け首(ろくろ首)、大牛など、様々な化け物の怪異を淡々と描写する。何かよくわからないモノや現象もある。この混沌とした感じが良い。遠野はすごいなぁ、と思っていると、最後に「遠野だけではない。そうした話はどこにでもあるものなのだ」とくる。遠野は遠野物語としてまとまって話が記録されていたから残され伝わったけど、確かに昔はどこにでもあったんだろうな。
読了日:01月30日 著者:京極夏彦

 
あら、そんなの!あら、そんなの!
★4 心配性のプーが可愛い。あまりデフォルメされてない猫のまんまの描写で(二足で立ってはいるるけど)、人間とお友達という設定が良い。すごく可愛らしくて、小さな子供みたい。たまみさんのポジティブなアドバイスも素敵。ほんわかする話。
《猫のプーはお友達に誕生日パーティーの招待状を貰う。初めての人間のパーティーが不安なプーは、仲良しのたまみさんに相談すると、「あら、そんなの!何にも考えずに行ったらいいのよ」》
読了日:01月30日 著者:高橋和枝

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