日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2024年2月に読んだ本

2024-03-08 | 本と漫画の話

昨年末から2月いっぱいくらいにかけて、休日のたびに映画を見たり(映画館のハシゴをしたり、続けて2本見たり、隣の県まで行ったり、今までにないハイペース)、その間に美術展もいくつか行ったり(初めての九州国立博物館も!)、自分でも信じられないくらい予定を詰め込んだ約2ヶ月が、やっと終わりました。
疲れが出たのか、季節の変わり目のせいか、ちょっと調子悪い(病気ではなく、偏頭痛とか軽いぎっくり腰とか)です。
めちゃくちゃ充実して楽しい期間でもあったのですか、無理し過ぎました。
また好きなこと興味のあることがあった時には動けるように、ちょっと充電。


2月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1173
ナイス数:118

OH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アートOH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アート
★4 すごい!結構リアルな造形で、再現度がすごい!かわいい!動物、物、人物など、どのジャンルも見事だけど、後半の、フォロワーの飼い猫ちゃんや、歴史上の人物の、肖像おにぎりの再現度にはビックリ!一部は作り方も載っていて、どんな食材を使っているかとか、興味深かった。
読了日:02月04日 著者:おにぎり 劇場


にゃんこ四字熟語辞典2にゃんこ四字熟語辞典2
★4 好評につき第2弾。四字熟語というより四文字の言葉、的なのもあり、ネタ探し大変だったんだろうなぁと感じる。それも含めてシチュエーションに合った猫の写真が楽しめればOK。欲を言えば、もっとしっくりくる表情や仕草の写真あったんじゃないかな、と思う言葉もあるけど、猫飼いとして私個人の期待値が高すぎるんだろうな。もちろんドンピシャで笑ってしまう写真もたくさんあった。あと、前作で気になった、猫に吹き出しで「○○にゃ」みたいに人間の言葉を喋らせるのが、今作ではほぼなくなってて、とても良かった。
読了日:02月04日 著者:西川清史


ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ2ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ2
★3.5 お仕事漫画。文芸誌「アウト・ポケット」に配属された新人編集者・白柳紀乃子の奮闘ぶりを描く。編集部はみんな女性、そしてマッチョ。絵面もキャラも濃い!特濃。作家さんや出版社の人達もみんな癖が強い。でも話の内容自体はとても温かく、悪い人もほぼ出てこない。編集長の才堂さんがめちゃくちゃいい上司でカッコいい。絵面や独特のルビなどの癖の強さに惑わされるけど、お仕事漫画として真っ当で、ちゃんと面白い。
ネットで連載読んでてたけど、途中で掲載されるサイトが変わったりして、結局どこまで続いてたのか完結したのか分からなくなり、単行本を電子で購入。2巻で完結になってるけど、webサイトが移動する前までの分しか収録されてないっぽい。第2部として別のサイトで連載された分は、単行本に入ってなかった。残念。ぜひ続きも本にまとめてほしい。
読了日:02月16日 著者:ジェントルメン 中村


キボリノコンノ作品集 キボリアルキボリノコンノ作品集 キボリアル
★4 キボリノコンノさんの作品集。一部は作る工程も。ふわふわ感、ツヤ感、みずみずしさ、透明感など、木彫だと出しにくいニュアンスを、技術と工夫で見事に再現したリアルな彫刻。食べ物が多い。氷や生卵の白身の透けた表現は、木目をそのまま生かしてニスで光沢を出しただけだとあって、目から鱗(もちろんそれだけじゃなくて、細かい彩色も施してあるけど)。透明なものを通して歪んだ形と、木を立体的に彫り出して歪んだ木目って、同じように見えるんだ!
読了日:02月18日 著者:キボリノコンノ


たこきちとおぼうさん 【4歳 5歳からの絵本】たこきちとおぼうさん 【4歳 5歳からの絵本】
★4 《タコの国へやってきた、絵を描くのが好きなお坊さん。海辺の景色を絵に描こうとすると、墨がない。そこへタコが現れて、口から墨を吐いてくれた。その墨で松を描くと、絵が飛び出してきた!たこきちの墨で絵を描くと、本物になり、しばらくすると消えるという。たこきちは悪い大ダコに家族をさらわれたので、助けてほしいと涙を流して打ち明けた。》
不思議な墨の力で、機転をきかせてピンチを切り抜けていく話。最後もほっこり。
読了日:02月18日 著者:工藤 ノリコ


葬送のフリーレン 12 特別短編小説付き特装版 (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン 12 特別短編小説付き特装版 (少年サンデーコミックス)感想
★4 普段は電子版で買ってるけど、特装版の小説が気になったので紙の本購入。
小説は薄いけどしっかりしたハードカバーで(薄いのでページを開きにくいのが玉に瑕)、装丁も古書のような擦れや汚しのあるデザインになっていて(印刷なので本自体は綺麗)、よくできてる。短編の内容も、作者が原作者とは違うけど、一つのエピソードとして違和感なく読めた。
漫画本編は、フリーレンが過去に戻ってしまった場面から。未来を変えるわけにはいかない不自由さがもどかしい。約80年の間に人類の魔法が急速に進歩したことが分かる。 ヒンメル達との信頼関係の強さ、何と頼りになることか。ヒンメルとハイターの過去や友情も描かれて、勇者一行の解像度が更に上がった。思い出の再現ではない、生きたヒンメル達とフリーレンの、新たなエピソードができたことが感慨深い。そして衝撃の最終ページ。ヒンメルとフリーレンは友情だと思ってたから。読み返したら、指輪のエピソードとか、しっかり矢印出てたんだ。自分の好みとして、恋愛抜きの絆が好きなせいで、読解できてなかった…。
読了日:02月21日 著者:山田 鐘人,アベ ツカサ


特別じゃない日 思い出の映画館特別じゃない日 思い出の映画館
★4 今回は映画がテーマ。おまけの栞が映画のチケットになってるのが良き。ちゃんとミシン目が入ってる!今はペラペラのレシートや電子チケットになっちゃって、やっぱり味気ないな…。
おじいちゃんおばあちゃん夫婦のお付き合いのきっかけは、映画だった!昔の映画館は、立見もあったんだっけ。
サブスクで映画が見られる現代、観たい映画を検索で探すだけだから、カバー見て選ぶ楽しみや、ジャケ買いみたいな出会いもない。★の評価や口コミで、先入観入っちゃったり。世知辛い。便利さは段違いだけど。本も同じだなぁ。本屋さんや図書館で、書架をしらみ潰しに見て歩くことも減った。
合間のページに、登場した映画や関連した映画の紹介があって、読み応えがある。イラストも作者のコメントも面白くて、観てみたくなった作品も。
YouTuberの彼が、純加ちゃんのおじさんってこと?また新たなキャラと繋がりが! 
読了日:02月21日 著者:稲空穂


材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ
★3.5 材料も少なく、オーブンも使わない、本当に簡単なレシピばっかりで、どれも気軽にちょっと試してみようかなって思える。子供と一緒に作ってみるのにもいいかも。
読了日:02月27日 著者:てぬキッチン


リアルな見た目や感触が楽しい 泡立てて作るスイーツ石けんリアルな見た目や感触が楽しい 泡立てて作るスイーツ石けん
★4 スイーツのレシピ本かな?ってくらいリアル。デコ石けんって、もっと難しいものだと思っていたけど、まさか泡立てて使うとは、面白いなぁ。まぁここまでリアルに作るには、センスや技術が相当必要だと思うけど。眺めて楽しむだけで十分満足です。
読了日:02月27日 著者:木下 和美


ヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイ
★3.5 爬虫類わりと平気なので、楽しく読んだ。レイアウトや文字の入れ方が面白くて、最近の子供向け図鑑みたいな感じ。アップも多くて、苦手な人には厳しそう。私は集合体が苦手だけど、ウロコはなぜか大丈夫。でもイボみたいな小さな丸いブツブツになってるところは、時々ゾワッとした。あと、一部のトカゲ(イグアナ系?)の顎の両脇、頬袋みたいなところにある大きな目玉みたいな模様も、ちょっと怖いな。小型のトカゲ(ヤモリとか)は可愛い。
読了日:02月27日 著者:松橋利光

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