日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

はまってます

2009-06-26 | ヘンなもの、面白いもの見つけました

 

カバヤの生キャラメル

中はこんな感じ
 

2つずつパックされたもの×5個入っていて、食べる時は、真ん中で切り離します。

面白いのが開け方で、上部のフィルムが重なっている所の端を持ち、左右に引っ張って開きます。

 
間から、みょーんと柔らかい生キャラメルが出てきます

 
全部開ききりました
フィルムの上に乗っているキャラメルを、そのままパクッ

口の中で、トローンと濃厚な甘みが広がります
柔らかすぎて溶けるのが早く、甘みが薄まらないままダイレクトに口の中に広がるので、ものすごく濃く感じます。
この濃さが、甘すぎるって人もいるかも?
私はなんだかやみつきになっちゃったんですが。

味は、普通のキャラメルっぽい、駄菓子系の懐かしい味です。
あー、なんかカバヤらしいね、って感じの。

すごくはまってるんですが、売っているお店が少ないんです
最初に見つけて買い、私に1つ分けてくれた人は、コンビニで買ったそうなんですが、近所のコンビニにはどこにもなくて、イトーヨーカドーで売ってるくらい。
イトーヨーカドーは微妙に遠いので、行った時に何袋か買いだめしてます
もっと売れないかなぁ…

実は、私がはまったお菓子やドリンク類はすぐ消える、というジンクスがあります
わりと新商品とかマニアック系にも気軽に手を出す方なので、人気が出る前に密かにはまり、売上が伸びなかったのか?広まる前に(決してまずいわけではなく)廃盤になっちゃうパターンが多いのですが…
だから、この生キャラメルも、ヤバイかも…
見つけたら、消える前に(笑)トライしてみて下さいね
消えさせないためにも、ご協力を(笑)


ちなみに、記事を書くために、カバヤのサイトをのぞいたら、7月に「紅茶味」が出ると載ってました。

 
新しい味が出るという事は、今のところ、大丈夫そうです
これもなんだか美味しそう
見つけたら買ってみたいと思います

コメント (10)
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映画2本

2009-06-22 | 映画の話
伊坂幸太郎原作の映画2本が公開になったので、まとめて観てきました。

1本目『フィッシュストーリー』
 

2012年 彗星衝突まで、あと5時間!
1975年の発売当時誰にも聞かれなかった曲が、めぐりめぐって、地球滅亡の危機を救う!

1975年 早すぎたパンクバンド「逆鱗」は、世間に理解されないまま解散へ向かおうとしていた。彼らは最後のレコーディングで「FISH STORY」という曲を演奏する…。
1982年 気の弱い大学生は「FISH STORY」の間奏部分に「女性の悲鳴が聞こえる」という噂を聞く。さらに彼は出会った女性に「いつか世界を救う」と予言される…。
2009年 修学旅行中に眠り込んでフェリーに取り残された女子高生は「正義の味方になりたかった」コックと出会う。その直後、二人はシージャックに巻き込まれる…。
2012年 街が静まり返るなか、営業中のレコード屋の店長は「地球が滅亡する日でも好きなレコードを聴いていたい」と「FISH STORY」に耳を傾けている…。


読んだのが結構前だったので、うろ覚えだったのですが、「原作とは結構違う?」と最初は戸惑いながら観てました。
なんか、冒頭からマジでど突きたくなるようなイヤな感じのキャラとか出てきて、「こんなキャラいたっけ?どうつながるんだろう?」と半信半疑。
でも、各年代それぞれの物語が進み、ストーリーの繋がりが見えてくると、なるほど、こう繋げるんだと感心しました。
ラストも、原作とは違ってますが、良かったです。
最後に時系列順にエピソードが繋がっていくシーン、パズルのピースがキレイにはまっていくようで嬉しくなりました。
特に、原作でもお気に入りの話だったのですが、2009年のエピソードに登場する森山未來、カッコよすぎて「惚れてまうがなーーー」O(≧△≦)Oでした。

※帰ってからよく考えたら、隕石が衝突して地球が滅亡する設定は、同じ伊坂幸太郎でも「終末のフール」での話。そして、「フィッシュストーリー」は、同タイトルの短編集の中の1編でした。それをこんな風に繋いで映画にするなんて、脚本考えた人お見事でした


さて2本目、『重力ピエロ』
 

遺伝子を研究する大学院生・泉水と芸術的な才能を持つ2つ年下の弟・春は、仲の良い普通の兄弟。優しい父と三人で、平穏に、そして陽気に暮らしている。
そんな中、落書き消しを仕事にしている春が、市内で起きている連続放火事件と現場近くのグラフィックアート(落書き)の関連性に気付いたと言い出し…。

これは、比較的原作に忠実だった気がします。
でも、原作では、家族それぞれのセリフにもっとユーモアが感じられて(伊坂幸太郎の作品の登場人物は、どんな深刻な場面でも、みんなセリフが洒落ててセンスがいいのが特徴であり魅力)、重くなり過ぎない絶妙なバランスで、いい雰囲気を保ってたのが、映画では、ちょっと重苦しい悲劇的な方に傾いた感じになってしまってたようで残念。

というわけで、原作とは別物ですが、『フィッシュストーリー』の方がオススメ。
(あくまでも個人的意見ですよ)


そういえば、『ラッシュライフ』も映画化されたそうです。
東大生が製作したとか?(出演は堺雅人さんや寺島しのぶさんとか、有名な本職の役者さん)
福山で上映するかな?
もし上映されるようなら、ぜひ観てみたいと思います。
コメント (4)
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猫友カレンダー

2009-06-10 | 猫たちの話

猫友カレンダーの、掲載データ確認のメールが届きました!

今年は、ひなとユズを載せてもらったので、今度(来年分)はチビさんにしました。
チビさんが我が家に来て間もない、ご幼少(笑)の頃の写真です。
めちゃくちゃ小さくて、可愛かったなぁ

日付は、チビさんの命日です。
うちはみんな、記念日に弱くて、うっかりすると家族の誕生日とかも忘れてたりするので

 
これで絶対、忘れません


猫友カレンダー、もう少し空きがあるみたいなので、今からでも間に合いますよ!
ブログ名やアドレスも載せられます。
(私は、家族にもナイショのブログなので、載せてません)

興味のある方は、見に行ってみてね
(どの日が残っているかは、リンク先のページの上、「掲載猫さん一覧」で確認できます)

コメント (8)
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玻璃の家

2009-06-05 | 本と漫画の話
玻璃の家 玻璃の家
松本 寛大

講談社 2009-03-18
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アメリカ・マサチューセッツ州の小都市。そこにはかつてガラス製造業で財を成した富豪が、謎の死を遂げた廃屋敷があった。11歳の少年コーディは、その屋敷を探索中に死体を焼く不審人物を目撃する。だが、少年は交通事故にあって以来、人の顔を認識できないという「相貌失認」の症状を抱えていた。視覚自体に問題はなく対象の顔かたちが見えてはいるものの、その識別ができないのだ。犯人は誰なのか?州警察から依頼を受けた日本人留学生・若き心理学者トーマは、記憶の変容や不完全な認識の奥から真相を探り出すために調査を開始する。真相に肉迫するにつれ明らかになる、怪死した富豪一族とこの難事件との忌まわしき因縁…。重厚な筆致と圧倒的な論理で織り成す、新感覚の本格ミステリー!

地元、福山市が始めた「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の記念すべき第1回受賞作です。
本格ミステリーの巨匠、島田荘司さん(福山出身)が提案、選考委員を務めるとあっては、福山のミステリファンは読まないわけにはいきません?


で、感想ですが…
タイトルや装丁の固いイメージと、それなりの本の厚みから、難解な硬派の作品かとイメージして読み始めました。「重厚な筆致と圧倒的な論理」ってあるし。
確かに、心理学者が主人公なためか?温度の低い淡々とした感じの文章ですが、決して難解ではなく、意外とスルスル読め、厚さが苦にならないまま読み終わりました。先行イメージが、ちょっと取っ付き難い感じになっちゃってる気がして、もったいないですね。
「新人賞」であることを考えると、確かに充分なクオリティーだったと思います。最初からこれだけ書けるって、やっぱり凄いです。
相貌失認の目撃者が、真犯人をどうやって見分けるか、というテーマも興味深かったです。最終的に、見分けがついて、真犯人を指摘することになるわけですが、その着想は、(やや説得力に欠ける気もするものの)ちょっと面白かったです。
新設の文学賞の第1回で、この作品なら、万々歳でしょう。いくら島田さんの全面バックアップがあるとしても、地方の一都市が作った文学賞なんて、それほどの知名度もないだろうし、ショボイ作品ばかりだったらどうするんだろう?と心配する気持ちもあったので(笑)

犯人は、ミステリーを読み慣れてる人なら、わりと予想がつき易いのではないかと思います。「いかにも怪しい」感が出てしまっている部分を、もう少しどうにかうまく処理して欲しかったかも
犯人当てより、「相貌失認」にまつわる部分の方に、重点が置かれていたのかもしれませんが。

それと、これは、好みの問題だと思うのですが…
全体を通して、淡々とした感じだったのが、ちょっと残念。
気持ちの盛り上がりに欠けるというか…全体的に「真面目」なんですよね。御手洗潔(島田荘司氏の作品に登場する名探偵)ほどでなくても、もう少しキャラクターの個性が強い人がいて欲しかった。
私が好きなミステリーは、本格としてのトリックはもちろんですが、読んでいてワクワクするような展開や、魅力的なキャラクターに惹かれる部分が大きいので…
エンターテイメント性の強いものというか。
そういう意味では、ちょっと好みとは外れていました。でも、嫌な感じではなかったです。ツボにはまるほどではなかった、という、あくまでも、好みの問題

「受賞後も、コンスタントに書き続ける意思のある人が望ましい」という賞なので、ぜひ今後の作品にも期待したいと思います。


ついでに、もう1作品。
地元つながりで、最近読んだ中島京子さんの「ハブテトル ハブテトラン」。
作者は東京の方ですが、舞台が、広島県福山市の松永町です。

ハブテトル ハブテトラン ハブテトル ハブテトラン
中島 京子

ポプラ社 2008-12
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こちらはミステリーではなく、不登校になってしまった小学5年生の男の子が、2学期だけ、母親の故郷である松永の祖父母のもとで暮らし、色んな経験をして、成長するお話。
タイトルからして分かるように(というか、意味不明ですか?)、備後弁てんこもりで、松永の土地柄や、地元のお祭り、ゲタリンピック(特産の下駄を使った競技を色々楽しむイベント)なども次々登場、かなり楽しく読みました。祖父母の友人のじいちゃんが、特に個性的でいいキャラです
そして、以前書いた、「ルナのプリントップ」も出ているのですよ
松永を書くなら、やはりプリントップは外せない(笑)

主人公の男の子の語り口調で書かれているので、方言やその土地だけの常識に戸惑う様子なども、子ども目線で描かれています。児童書ではないようですが、小学校3、4年くらいからなら充分読めそうです。

あ、ちなみに「ハブテトル ハブテトラン」の意味ですが、備後弁で、「はぶてる」=「むくれる、すねる、怒る」というような意味。
「ハブテトル」=むくれている
「ハブテトラン」=むくれていない ←否定形
つまり、「ハブテトル ハブテトラン」には、「あ、怒ってる(笑)」と指摘され、「怒ってないよっ」と言い返しているようなニュアンスが含まれているように思います
コメント (12)
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