日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

南極料理人

2009-10-25 | 映画の話
先週ですが、久しぶりに映画を見に行って来ました。
何年も前に、原作のエッセイを読んだ事があって、内容はほとんど覚えてないですが、「面白かった」という印象だけはあったので。

元々、紀行エッセイが好きで、それも優雅な旅よりは、全く文化の違う馴染みの無い国や辺境とかを舞台に、ハプニングが続出し苦労しながらも、それをユーモアに包んで面白おかしく描いているようなのが好きなのですが、「南極」などまさに条件にピッタリだったわけです。


で、それが映画化され、しかもなかなか好評らしいということで、地元で公開されるのを心待ちにしてました。

 
 西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。


いやー、面白かったです。
メンバーがみんなキャラが濃くて、個性的で、マイペース。
時に子どものように無茶を言ったり。

例えば、伊勢海老でエビフライ
 一人一尾
 
南極生活が長くなってくると、精神的に参っちゃう人や、奇行?に走る人、逆にめちゃくちゃ順応する人など、人それぞれの事情も垣間見えたりして、揉め事や衝突もあったりしますが、基本的には、のほほんとした雰囲気で、時々クスクス笑いに包まれるような、脱力系の映画でした
 
それにしても西村さんの作る料理は、どれもすごく美味しそうで、見ていてめちゃくちゃお腹がすいてきちゃいました。
(家に帰ってから、どうしてもおにぎりが食べたくなって、久しぶりに自分でおにぎり作って食べました。)
 
「かもめ食堂」見た時もお腹すいたけど(しかもおにぎりがおいしそうだった)、おいしいご飯って、それだけでなんだかちょっとほっこりした気分になれるものなのでしょうね。

原作も、もう一度読み返したいと思います。
(原作は実話なので、映画とは別物だった気がします)

  原作本↓
面白南極料理人 (新潮文庫) 面白南極料理人 (新潮文庫)

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猫友カレンダー届きました!

2009-10-11 | チビさんの話
来年の猫友カレンダーが届きました!\(^∀^)/
(左が来年、右は今年のひなのページです)

今年はひなとユズの写真でしたが、来年はチビさんにしました!

12月16日、チビさんの命日です。
私も含め、記念日にこだわり?がなく、忘れっぽい我が家でも、これなら忘れません!f^_^;

写真は、うちに来て間もない頃の、極小サイズのチビさんです♪

届いて早速「チビさんで~す」と飾ると、家族みんな「かわい~!めっさかわいい~!」と目を細めてメロメロ(笑)

やっぱりこの写真にして正解でした!(^▽^)v
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鞆の浦

2009-10-03 | 雑記
ポニョの「鞆の浦」工事差し止め…景観保護優先(読売新聞) - goo ニュース

全国ニュースでも取り上げられ、関心の高さに驚きました。
「ポニョ」のことがなかったら、ここまで関心を持ってもらえたかどうか?とは思うけど。

ちなみに、次のNHK大河ドラマは福山雅治主演の「龍馬伝」ですが、鞆の浦は龍馬ともゆかりがあります。
鞆の浦沖で、龍馬の乗っていた船「いろは丸」が紀州藩の船と衝突、沈没してしまい、しばらく龍馬が滞在していたことがあるのです。
「鞆の浦でロケを」と招致運動も盛んです。
「福山さんを福山に呼ぼう!」なんて(笑) ←いや、本気で


話が逸れちゃいましたが
注目の判決、画期的な「景観保護優先」という結果に、ひとまず安堵しました。


地元福山の人でも、「行ったことない」という人も多く(中心地から車でわずか20~30分なのですが)、でも県外の人を含め初めて訪れた人のほとんどが「いい所!」と喜んでくれる場所です。
「ここに移住したい!」というほど惚れ込む人もいるとか。

路地をのんびり歩いたり、少し高台に登ってボーっと景色を眺めるだけでも、不思議と心休まる、私の大好きな町です。


住んでいる人にとっては、不便、危険、という事実もあり、推進派の方たちの切実な気持ちも分かるのです…

が、景観の上でも、観光資源としても、特に重要であるはずの「常夜灯」の目の前に橋をかける (リンク先で、橋がかかった場合の予想図が見られます→工事前・工事後) という、なんとも露骨にえげつない案(しかも26年も前の計画)を固持して譲らない市の方針には、「もっと他に方法がないの?」と疑問に思っていました。

「観光地としての価値は捨てる」と潔く言いきるならまだしも、「橋と駐車場を作ったら、観光客も来やすくなります」なんて、本気で思っているの?
江戸時代の面影が残る景色がウリなのに、そのど真ん中に橋や駐車場が横切っちゃったら、もうわざわざ見に来る人いないって…
「世界遺産級」の価値も台無し。

そんな分かりやすい矛盾に目をつむって、頑迷に「この方法しかない」なんて言われても、とても信じられないです。


これをきっかけに、もう少し柔軟に、より良い方法を模索できるようになればいいなと思います。
コメント (14)
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9月に読んだ本 前半

2009-10-02 | 本と漫画の話
9月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4784ページ

ハリセンボンの逆襲 (文春文庫)ハリセンボンの逆襲 (文春文庫)
★★★☆☆赤マントシリーズは、読んだ端から内容を忘れてしまうくらいお気楽に何も考えず読める。
読了日:09月04日 著者:椎名 誠

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)匣の中の失楽 (講談社ノベルス)
★☆☆☆☆ 最後まで、気持ちが乗らないままだった。一体どう決着をつけるのかと、我慢して最後まで読んだものの、作中作の繰り返しで披露されては打ち消される推理に食傷し、結末さえ「どうせこれもまた真相では有り得ないんだろう」と半信半疑で、ところがそれでどうやら終わってしまって、何だかあっけなく消化不良。あれだけ長く引っ張っておいて「なるほど!」と思わせるインパクトに欠けていた。自分の好みとは外れてました。
読了日:09月05日 著者:竹本 健治

ビロウな話で恐縮です日記ビロウな話で恐縮です日記
★★★★☆ この方のエッセイの語り口調は、かなり好み。擬音とか男言葉が入ってくる感じとか、仲のいい女友達と雑談しているような。男子は聞くな!みたいな(笑) 脚注が付いてるのも楽しかった。
読了日:09月06日 著者:三浦 しをん

3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)
★★★★☆ 2巻までは、コミカルな中にも読んでて辛くなるような重さがあったけど、3巻は少し気持ちが楽だった。ほんわかした救いの部分が増えてきたのかも?あと、作者が猫を飼いだしたからか、猫の描写がより「猫らしく」なりました♪
読了日:09月08日 著者:羽海野 チカ

ぼのぼの 31巻(バンブー・コミックス)ぼのぼの 31巻(バンブー・コミックス)
★★★★☆ 一つ一つのエピソードが短く、テンポよく読めた。一時はなんだかどのキャラもイライラした感じというか、キツイ描写が目立ったけど、またほのぼのした感じに戻ってきたようでうれしい。
読了日:09月09日 著者:いがらし みきお

ぼのぼの (32) (バンブー・コミックス)ぼのぼの (32) (バンブー・コミックス)
★★★★☆ 2巻続けて出ていたとは気付かず!帯にあった、ぼのぼのとシマリス君の初めてのケンカがどうなることかと思ったら、意外とあっさりしてて肩透かし。でも各エピソードが簡潔で、ダラダラ続かないので、読みやすくて個人的には好きです。
読了日:09月09日 著者:いがらし みきお

巷説百物語 (角川文庫)巷説百物語 (角川文庫)
再読
読了日:09月13日 著者:京極 夏彦



長くて文字数制限をオーバーしてしまったので、後半に続きます
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9月に読んだ本 後半

2009-10-02 | 本と漫画の話
9月後半です

あたしンち 15巻あたしンち 15巻
★★★★★ おかあさんのキャラが強烈なんだけど、「あるある、うちのオカンも」という所が少なからずあるのがまた可笑しい。 それにしても、日曜版の連載でほとんど読んでるはずなのに、単行本であらためて読むと、半分くらい「読んだっけ?」という感じの不思議な感覚に襲われる。記憶力の問題だと思うとちょっと凹むけど、何度読んでも楽しめていいような気も…(笑)
読了日:09月19日 著者:けらえいこ

ホームズのいない町―13のまだらな推理 (FUTABA NOVELS) (FUTABA NOVELS)ホームズのいない町―13のまだらな推理 (FUTABA NOVELS) (FUTABA NOVELS)
★★★★☆ 短編や、間に挟まれる超短いショートストーリー13編が、少しずつリンクして、最後にまとまる感じ、面白いです。伊坂幸太郎も少しずつリンクさせるのが上手いけど、作風は全く違って、でもどちらも面白い。「あ、ここも繋がった!」と気付く時とか、「アハ体験」に近い感覚で、脳にいい感じがする(笑)
読了日:09月20日 著者:蒼井 上鷹

続巷説百物語 (角川文庫)続巷説百物語 (角川文庫)
再読
読了日:09月20日 著者:京極 夏彦


心ひだひだ (講談社文庫)心ひだひだ (講談社文庫)
★★★☆☆ 心理テストと、そのテーマにまつわる室井さんのエッセイと、何を選んだか、最後にテストの解答、という構成。室井さんのエッセイも面白いし、暇つぶしにはもってこい(失礼)です。
読了日:09月21日 著者:室井 滋

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
★★★★☆ 何かの書評で知り、図書館でたまたま目に入り、タイトルにインパクトがあって記憶に残っていたため、何気なく手に取った。学術的な難しい話が多いかと思えば、「はじめに」の「ヤギ部」のくだりでハートをわしづかみ(笑)即借りて帰りました。 真面目に研究もしてるんだけど、それを分かりやすくユーモアを交えて書けるこの先生は凄い!!さっそく既刊も読みたいと思います。
読了日:09月21日 著者:小林朋道

先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学
★★★★☆ 3冊目(先生、子リスたちが…)を先に読んで面白かったので、すぐ1,2作目を借りて一気読み。動物の意外な生態やハプニングを、ユニークな語り口で紹介。なんとも楽しそう。私も学生なら入学したくなります。
読了日:09月25日 著者:小林 朋道

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
★★★★☆ 一気に既刊の3冊を読んでしまった。早く続きが読みたいです。
読了日:09月26日 著者:小林朋道

 
嗤う伊右衛門 (角川文庫)嗤う伊右衛門 (角川文庫)
再読
読了日:09月27日 著者:京極 夏彦


ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア)ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア)
★★★☆☆ 留置場の中を舞台にした連作短編集。登場する人たちが個性的で面白い。刑務所などと違って、まだ刑が確定するどころか、起訴されるかどうかも未定の状態なのが新鮮だった。
読了日:09月27日 著者:蒼井 上鷹

読書メーター



小林朋道先生の「先生、……」シリーズ、動物の好きな方にはオススメです
鳥取環境大学って知らなかったけど、もし私が中・高校生くらいの時にこの本を読んでいたら、この大学に入りたい!と思ったはず…。
理科は苦手だったので、もっと真面目に勉強しないと絶対入れないけど
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