日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2020年11月に読んだ本

2020-12-13 | 本と漫画の話

もう12月も半ば。また1年が終わります。
はやっ!!
この1年何してたんだか。
コロナのせいもあるけど、何にもしてない気がする。
観たい美術展・美術館にも行けず。
感染者が落ち着いてる時期に、ちょっと広島や岡山まで足を延ばした程度で、ほぼ地元から出てない。
感染者が増加するギリギリのタイミングで、GoTo使って和歌山にパンダ見に行けたのが唯一の大きな出来事(楽しい)だったかな。それも妹に誘って貰わなかったら行ってなかった。
来年は、終息して、普通に出掛けられるようになったらいいなぁ。


11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:10113
ナイス数:137

夜は猫といっしょ 1夜は猫といっしょ 1
★5 ツイッターで読んでて書籍化を期待してた猫漫画。絵柄としてはかなりデフォルメされているように見えて、猫の体のラインとか動きの表現が「ああああ!そう!こんな感じ!」ってめちゃくちゃ共感してしまう絶妙な猫っぽさで大好き。特に背中に物を乗せられた時の、背中の肉の波打つ動きとか、スルーッと流体のように逃げて落とす感じとか。ムチっとしつつ液体っぽいところや、グッと手を引き寄せる時の腕とか頭突きとかお風呂を嫌がってる時とかの、部分的に力を入れた動作の力強さとか、読みながらつくづく「表現が上手いなぁ」と思う。
読了日:11月02日 著者:キュルZ
 
逆ソクラテス逆ソクラテス
★4 子供達が主役の短編5編。いじめや贔屓など様々な理不尽に、抗ったり行動を起こしたりして、事態を切り開く。主にスクールカーストの下の方にいる子たちが、下克上を起こすような感じで、ちょっとスカッとする。子供の目から見ると、先生・親などの大人や、いじめっ子は絶対的だと思ってしまうけど、実はみんな不完全な人間で、弱い立場の人に対して偉そうにしているだけだったりする。子供達の中に、そういう事に気づいていたり、ものともしない子がいて、安斎君みたいに「僕はそうは思わない」と斬り込んでいくのが小気味良い。 いつものごとく、5編の登場人物がゆるく繋がっていたりするけど、あれ?これは?と思っても確信が持てなかったりして、そこはもどかしかった。
《逆ソクラテス/スロウではない/非オプティマス/アンスポーツマンライク/逆ワシントン》
読了日:11月06日 著者:伊坂 幸太郎
 
フランクリンの空とぶ本やさんフランクリンの空とぶ本やさん
★4.5 《ドラゴンのフランクリンは本が大好き。家の中は本でいっぱい。街の人たちにも読んで貰いたいけれど、みんな怖がって逃げてしまう。ところがある日、真っ赤な髪の女の子が木の下で本を読んでいて…》
読書の素晴らしさ、その楽しみを分かち合える友達。絵も魅力的。何よりフランクリンが可愛い!友達になりたい!本好きには絶対刺さる(はず)。
読了日:11月08日 著者:ジェン・キャンベル
 
ながいながい ねこのおかあさん (MOEのえほん)ながいながい ねこのおかあさん (MOEのえほん)
★5 めちゃくちゃ可愛いぞ!!猫のお母さんの胴がめちゃくちゃ長い!なぜかは気にしちゃダメ笑。風で尻尾の方まで吹き飛ばされてしまった子猫が、お母さんの顔の方へ戻るため頑張る話。ひたすら胴を辿って遡る。場面場面の子猫の描写がとにかく可愛い。ヒグチユウコさんの可愛い猫の絵が堪能できる。付録?(初版限定かも?)に絵本と同じくらいのサイズの大きな走る子猫のシールも付いてて、これまた可愛い。もったいなくて使えない。
読了日:11月11日 著者:キューライス
 
風と共にゆとりぬ風と共にゆとりぬ
★4 『時をかけるゆとり』に続き笑わせてもらった。日常エッセイ、日経新聞に連載したエッセイ、痔瘻の手術をするまでの日々を綴った体験エッセイの三部構成。「苦労して成仏させた悪霊がまたすぐに現れる怪談話である」、贈り物選びの激しい迷走っぷり(7種類のワサビや「同化体験5色ネット(オクラの模型付き)」を贈ってしまう)。本なのに「突然大きな声を出して申し訳ない」。巨大な書体での「尿道カテーテル」。特に第三部は痛みとも戦いつつ恥ずかしい場面も潔く曝け出し、尚且つあまり下品にならずに面白おかしく描いていて感服した笑
読了日:11月12日 著者:朝井 リョウ
 
フランクリンとルナ、月へいくフランクリンとルナ、月へいく
★4.5 フランクリンとルナ2冊目。《ドラゴンのフランクリンと人間のルナは本が大好きな友達同士。ある時、ルナがフランクリンはどこから来たの?と尋ねると、覚えていない、と答えます。フランクリンの家族を探して、2人は世界中を探検することに…》
雪男や吸血鬼、エルフ、ユニコーンなど、沢山の不思議な生き物に出会うところが楽しい。手がかりを見つけたのは、カメのアームストロング。随所にユニークな発想が散りばめられていて面白い。何よりもみんな可愛くて優しくて、マイナスの感情になる場面が一切なかった。絵も大好き。
読了日:11月15日 著者:ジェン キャンベル
 
おじさんはカワイイものがお好き。 (5) (POLARIS COMICS)おじさんはカワイイものがお好き。 (5) (POLARIS COMICS)
★4 ドラマ化後の最初の新刊。読んでて、ドラマのキャストのイメージに微妙に影響されてしまう笑。特にケンタ君が今井翼で再生される。悪くない。本当いい実写化で良かったなぁ。第2弾もやってほしいわ。
内容は、同窓会とか、ご時世を反映してマスクとかリモート会議とか。リモート会議でネコチャン登場はいいよねぇ♡鳴戸課長が猫目当てに臼間さんに急接近!笑。預かり猫みたいだけど、そのまま飼ってくれないか?時々ネコチャン登場してほしい。巻末のドラマ撮影現場リポートも楽しかった。
読了日:11月16日 著者:ツトム
 
能面女子の花子さん(6) (KCx)能面女子の花子さん(6) (KCx)
★3.5 今回は体育祭に向けての話が中心。花子さんに少し馴染んできたクラスメイトも。6巻目にしてやっとか、とちょっと思う。むしろ家庭科部の先輩とか生徒会長とか、クラス外の人達の方が、垣根が低い気が…。途中絵柄が微妙に雑になってる?と思ったら、あとがきで作者さん体調を崩して休まれてたとか。そのせいかなぁ。お大事にしてほしい。
読了日:11月16日 著者:織田 涼
 
拾い猫のモチャ4 (KITORA)拾い猫のモチャ4 (KITORA)
★4 ちょっとした、普段は意識してないくらいの猫あるあるな場面を突いてある、共感性の高い猫漫画。今回はストーリー漫画のパートで家族に大きな変化が。猫のために何ができるかを考えた進路へ。モチャ達と離れて暮らす決断、つらいなぁ。数年の間に、猫は一気に歳をとる。一緒に過ごせる時間は短い。早く帰ってきてほしいな。
読了日:11月23日 著者:にごたろ
 
ねこは るすばんねこは るすばん
★5 好き!留守番の猫が家で退屈してるんじゃなくて、こんな風に過ごしていてくれたなら、飼い主としては本望。こうであったらいいな〜。
《にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。と、おもいきや…》
表紙の「行ったな」って感じで窓の外を見ている表情と、お迎えの時のキラキラの目のギャップがたまらん笑。帰ってきた時に家があれだけ荒れているということは、実際のところはお家で遊んでたのだろうか?
読了日:11月28日 著者:町田 尚子
 
読書メーター

コメント
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