日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2023年11月に読んだ本

2023-12-27 | 本と漫画の話
このまとめを作っているのは12/27なので、11月のまとめどころか、もう2023年が終わりそうです。
ここ数年、小説などの読書らしい読書をほとんどしなくなり、もっぱら電子版で漫画を読むのが中心になってきました。
電子版は実物がなく、サクッと読み進めてしまうので、記録せずに済ませてしまうことも多く、読書記録に残すことも少なくなってしまいました。

でも、少ないながらも紙の本を図書館で借りたり、買ったりして読むことももちろんあるので、なるべく読書記録は続けていきたいと思っています。

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11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:837
ナイス数:83

邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (ホーム社書籍扱コミックス)邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (ホーム社書籍扱コミックス)
★3.5 《部員がいない「映画について語る若人の部」へ初めて入部したのは、マニアックな邦画にしか興味がない映子。部長相手に、ひたすら推し映画をプレゼンする》
邦画と言っても、「人気漫画の実写版」みたいな、いわゆる駄作と烙印を押されてしまっているような作品も多くて、プレゼンの内容が(というか映画の内容が)破茶滅茶なので、かえって興味が湧いてくる始末(笑)。時々アジア映画研究部のヤンヤンも乱入してバーフバリとか勧めてくる。インド映画好きなので、この回は嬉しかった。バーフバリ面白いよ!
読了日:11月17日 著者:服部 昇大


儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
★4 ツイッターでバズってた「神がかってる短編集ランキング」で一位になってて、こういうのでよく目にする本だなと思って。「最後の一撃」に特化した作品集とか。確かに面白かった。階級社会が残る時代の、お嬢様とか使用人が出てきて、陰惨な感じがする世界観も好き。大学の読書サークル「バベルの会」でゆるく繋がっている。誰がやったか、は察しがつく話もあったけど、動機など予想外な部分や、衝撃的な展開が少なからずあるので、満足感は高い。
《身内に不幸がありまして/北の館の罪人/山荘秘聞/玉野五十鈴の誉れ/儚い羊たちの晩餐》
身内に〜は、夕日が不憫。犯人は想定内だったけど、秘密の書架の本の共通点とそれに起因した動機には驚いた/山荘秘聞の口止めに使われた物がピンと来なかったけど(金塊?とか)、検索して解決。しかし煉瓦のようなって、どんだけ?笑/玉野五十鈴の〜は他のアンソロジーで既読だったけど、展開が一番ドラマチックで面白かった。/儚い羊〜は主人公が正気を保ちながら壊れていく様子が良かった。厨娘は…恐ろしいな。/最終話でバベルの会が巻き込まれるけど、それまでの話で出てきた会員にも犠牲者がいるのかな。六綱詠子とか?
読了日:11月21日 著者:米澤 穂信


葬送のフリーレン (10) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (10) (少年サンデーコミックス)
★4 七崩賢・黄金のマハト戦。フリーレンの解析により、マハトの過去が描かれる。ヴァイゼの領主との出会い、領主やデンケンとの日々。これほどの体験を通しても、結局マハトは何も理解できなかった。徹底して描かれる、魔族の“無感情”。共生は無理なのか。/マハトだけでも途轍もなく厄介なのに、“無名の大魔族”ソリテールまで現れる。ソリテールによって黄金郷の結界は解かれ、マハトが解放された。拡大する黄金郷。フリーレンは解析にリソースを取られてまだ動けない。大魔族2人相手に、これどうにかできるの?という絶望感。 
一級魔法使いの試験の辺りはちょっと盛り上がりが弱い感じだったけど、マハト登場辺りから緊迫感のある展開で俄然面白くなってきた。3人の比較的ほのぼのできる旅路も好きで読みたいんだけど、魔族との戦いがこれほど盛り上がるとは。
読了日:11月21日 著者:


葬送のフリーレン (11) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (11) (少年サンデーコミックス)
★4 《マハトの魔法の解析が終わり、フリーレンが復活。デンケンを元に戻し、2人の大魔族と対峙する。デンケンはマハトと、フリーレンはソリテールと一対一の攻防。圧倒的不利と思われたが、フリーレンが黄金郷を元に戻したことをきっかけに勝負が動く。致命傷を負ったマハトは、黄金化が解けたグリュックと再会する。/大昔の調理用ゴーレムが暴走/時折空から見たことのない木の実などが落ちてくるという村/入国審査待ちの間に、この地方にある女神の石碑の解読をしたいと言うフリーレン。解析を始めた途端、奇妙なことが起こる》
なんと過去に飛ばされて、ヒンメル達と再会!急にカラーになるところ、鳥肌が立った。/図書館で読んでて、買うか迷っていたところ、アニメが始まって、とても丁寧に作られていて面白いのでお浚いがしたくなることと、黄金郷編が盛り上がって続きが気になったのとで、ついに全巻電子版で大人買い。
読了日:11月21日 著者:


ねこの5ふんご (MOEのえほん)ねこの5ふんご (MOEのえほん)
★4.5 左ページの猫の5分後(時々○年後とかも)の様子が右ページに描かれている。シンプルな構成だけど、5分後の変化が楽しい。猫あるある笑。喧嘩したり、遊んだり、散らかしたり、イタズラしたり…。部屋の様子もリアル。爪とぎでボロボロのソファや壁、カーテンの端に付いた毛! 5分後は大体クスッと笑えて、○年後ではグッとくる。時間の経過が目で見て分かる。猫と暮らす時間はどこをとっても尊い。
猫は違うけど背景が同じ場面がいくつかあったので、同じお家の子がいるなと思って読了後にページを遡って確認してたら、白い長毛種の子の子猫時代の毛布や食器のマットが黒猫柄で、「あ・・・、そういうことか」ってなった。そこからまたラスト直前のページに戻ったら、より切なくなった。他にも色々発見がありそう。
読了日:11月25日 著者:ハラ ミチヨ

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