日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2021年5月に読んだ本

2021-06-20 | 本と漫画の話

広島県に緊急事態宣言が出たため、職場が再び休業になり、対応でバタバタでした。
広島市以外の地域は、そんなに感染者出てないんだけどなぁ。


5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:950
ナイス数:89

地獄楽 解体新書 (ジャンプコミックス)地獄楽 解体新書 (ジャンプコミックス)
★3.5 年齢や身長の設定が興味深かった。全体的に若い!10代ばっかり!おじさんかと思ってたら19とか。画眉丸に至っては16歳!まだ少年じゃん…。小柄だけど嫁もいるし達観してるし20前後かと…。ならまだ成長する可能性も?未来の画眉丸は長身かもしれない…?弔兵衛の身長は想像より高かった。何となく桐馬の方が高そうな印象あった。本名も判明。カッコいい。画眉丸の本名も素敵。ほのぼのした後日談が多い中、サラッとぶっ込まれた佐切の今後は衝撃。本編にない話や設定盛り沢山だし、書き下ろし漫画も色々あって読み応えあった。
読了日:05月02日 著者:賀来 ゆうじ
  
ぼくはいしころぼくはいしころ
★5 《石ころは道端にポツンとひとり/僕も気付けばポツンとひとり/誰もそれを気に留めない》
野良の黒猫の存在は、道端の石ころと同じ。声をひそめて身を隠して生きる。そんな黒猫が、声をあげる場面。一気に噴き出した声(気持ち)に泣きそうになった。野生(野良)の猫は、滅多に鳴かない。人間に何かを要求するために鳴くのだ。ニャーニャー鳴くのは、そうやって主張して甘えていいと知っているからだ。そう思うと、この子の声が溢れ出した場面が、切なくて愛しくて泣けてくる。最後のページも可愛い。猫好きにオススメ。
読了日:05月09日 著者:坂本 千明
  
女の園の星 2 (フィールコミックス)女の園の星 2 (フィールコミックス)
★4.5 小林先生が好きだな〜!最初は星先生が不思議な雰囲気で謎多きキャラって印象だったけど、案外小林先生の方が謎かも…。「中村先生が理想」ってどういうことですか…。陽キャっぽいのに闇が深そう。その中村先生も意外な私生活が明かされるし。星先生が一番普通な人生送ってる。クワガタボーイとお掃除ロボットとタペストリーの回が特に面白かった。情緒不安定になる小林先生がレア。「恐れ入ります」ってwww 自習の時間のカオスな感じも良かったな。面白かった!
読了日:05月15日 著者:和山やま
  
夜明けの図書館(7) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(7) (ジュールコミックス)
★5 ええ〜!完結しちゃった!寂しい。図書館のレファレンス業務にスポットを当てたお仕事漫画。抽象的だったり、デリケートで重い内容だったり、人の数だけ本に求めるものがある。人そのものに真摯に向き合って、本と人の出会いを繋ぐひなこ達図書館司書の姿に、何度も感動したし憧れと敬意を持った。もっと読みたかったなぁ。
図書館学の父・ランガナタンの「いずれの人にもすべてその人の本を」「いずれの本にもすべてその読者を」という言葉、印象的。
《学校初の図書館司書として働き始めた佐古。利用の少ない図書館は荒れており、教師達も無関心で『学校図書館へようこそ』/防災のため消防局で過去に起きた災害記録集を作ることになった。その頃、豪雨災害で子供を亡くした女性が図書館を訪れるように『雨の中の光明』/1歳半健診のブックスタートで担当した女性が、図書館にも来てくれた。子育ての悩みを抱えているようで『お父さんお母さんと一緒』/同僚とお勧めの本を聞かれるのが難しい、と話していると大野から「俺にもお勧めやってみてよ」と無茶振り。一方若い女性から、「社会人になる前に読む本」のお勧めを聞かれ『私の夜明け』》
読了日:05月23日 著者:埜納 タオ
  
ペリリュー ―楽園のゲルニカ― 10 (ヤングアニマルコミックス)ペリリュー ―楽園のゲルニカ― 10 (ヤングアニマルコミックス)
★4 辛い…辛すぎる。あと少し、投降目前で。ここまできて、まだこんなに残酷なことがあるなんて。吉敷君…。人格者だった島田少尉を憎く感じるほど残酷。田丸と吉敷、2人揃って帰って欲しかった。終戦から帰国までの約2年間に死んでしまった人達の命は、本来なら助かったはずの、帰国が叶ったはずの命。何と虚しい悲惨な時間。真実を家族が知ったら、どれほど悔しいか。無邪気に帰国を喜ぶ他の兵達との対比が辛い。そして島田少尉はなぜ島に残るのか。自分の判断が間違っていた事(結果論)への責任感か、罪悪感か。最終巻どう畳むのだろうか。
読了日:05月24日 著者:武田 一義
  
東京さんぽ絵本東京さんぽ絵本
★4 雪の東京駅をスタートに、東京の象徴的な街や場所、食べ物や花火まで、文字通り東京のあちこちを散歩する感じで描かれている。ビル街もあれば、古いもの、伝統的なもの、寺社、自然・公園(意外と緑が多い)、街として色々な表情がある。狭い範囲に色々なものがギュッと濃縮されていて、東京はやっぱり凄いなぁ。面白かった。街に人が溢れているのは、今のご時世を考えると、なんとも言えない気持ちになる。またこんな風に戻れるのだろうか。
読了日:05月29日 著者:阿部 行夫
  
夜は猫といっしょ 2夜は猫といっしょ 2
★4 待望の2巻。やっぱりキュルガちゃん可愛い。もっちりした体型と、しなやかなぬるっとした動き(褒めてる)の表現が絶妙でたまらん。肉(皮)が余って背中に皺が寄ってたり、何かに引っかかってヒゲがよれてたり、細かい所に「分かるッ!」て感じの猫らしさがきっちり描写されてる。今回も共感しまくりで楽しかった。
読了日:05月29日 著者:キュルZ

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