日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2024年6月に読んだ本

2024-07-12 | 本と漫画の話
瞬く間に1年がもう半分過ぎてしまっていたことに慄きます。
漫然と日々過ごしてしまって、これでいいのかとも思いますが、推し活とか大体楽しく過ごせてはいるので、この年になってくると、身の回りに大きな問題がなく無事過ごせていればヨシ!と思うようにしてます。

 


6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1115
ナイス数:60

夜は猫といっしょ 6夜は猫といっしょ 6
★4 今回もキュルちゃんが可愛くて良かった。猫の動きやポーズの描写が、かなりデフォルメされてるのに、再現性が高くて好き。あっという間に読み終わってしまって、それが物足りないくらい。先輩の猫さん達がまた可愛かった!特に人懐っこい三毛ちゃん!腕に巻きついてくる描写が好き!本当に巻きついてるwのに、実際確かにそんな感じになるの、めっちゃ分かる!すごいw
表紙の書影と、実際の本で、魚の蹴りぐるみの色が違うの(青と赤)、なんでだろう?
読了日:06月03日 著者:キュルZ


向ヒ兎堂日記 (1) (BUNCH COMICS)向ヒ兎堂日記 (1) (BUNCH COMICS)
★4 全話無料期間に最終話まで読了。
《文明開化を迎えた明治時代、『違式怪異条例』が施行され、怪談や妖怪にまつわるものは厳しく取締られていた。妖怪が見える兎崎伊織は、それらの本を密かに収集する貸本屋「向ヒ兎堂」を営み、化狸の千代や猫又の銀らと暮らしていた。そこへ妖怪達が悩み相談に訪れ始め…》
最初はほのぼの妖怪ものかと思っていたら、伊織の赤い目の謎とか、陰陽師とか鬼とか、怪異取締局内での陰謀や対立があったり、ちょっと不穏な感じも孕みつつ、それほどダークすぎる展開にはならずに大団円。キャラも可愛くて面白かった。
読了日:06月11日 著者:鷹野 久


3月のライオン 17 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 17 (ヤングアニマルコミックス)
★4 二階堂戦続きから。誰もが驚く奇策に出た零に対し、振り回されまいと堅実に自分の将棋をさす二階堂。意図が読めず周りが戸惑う中、盤上で跳ね回るような手を次々繰り出す零を「ジャックラッセル」は言い得て妙。ジャックラッセルの出番多すぎて面白いw そしてこの熱戦からの「心友」は今さら?!って感じで驚く。友情がここにきてこんな盛り上がり方をw
あかりさんの食に対する愛情と熱意がすごいwおやつの出前が出張販売になり周りもどんどん巻き込んで凄い展開に!さらに叔母さんのバーでも電気圧力鍋導入→各種煮込み料理が炸裂!
島田さんは後輩に慕われて振り回されてるけど、そのおかげで暗い方へ引っ張られないでいるんだろうな。苦労人だから報われてほしい。手放したものが気にならなくなるくらい、幸せを掴んでほしい。この世界の棋士達は、みんな重くて暗いものを背負っていて、不幸でなければ強くなれない縛りでもあるのかって感じだけど、零君しかり、強いまま幸せになってもいいはずだ!
読了日:06月21日 著者:羽海野チカ


バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書 1305)バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書 1305)
★4.5 『バッタを倒しにアフリカへ』の続編!前作では論文発表前のため書かれていなかった、研究の全貌も明らかに。軽やかな文体で、専門的な研究の内容も分かりやすく理解できたし、拠点とするモーリタニアや、モロッコ、アメリカ、フランスとあちこち飛び回る先々での研究や交流の日々、さらにはお馴染みの運転手兼サポート役のティジャニに関する単独の章まで笑。面白すぎる!
一方、有名税に関する話では、この著者ですらメンタルをやられるほどなのかと心配し、メインの論文が発表されるまでの苦心惨憺の日々が語られる章では、なかなか出口の見えない状況に息苦しくなるほど。そんな10年にわたる研究がやっと結実し、認められて、名誉ある賞もいくつか受賞し、本当に報われて良かった。
それにしても、お金(主に印税)の使い方が太っ腹というか丼勘定というか軽率というか、人のためにと差し出した数十万数百万の大金が、浪費されたり盗まれたりよく分からないものに使われたりで消えて行ってしまう。著者もお金には苦労しているのに、気前が良すぎないかと不思議だったけど、「良いお金の使い方をすると、巡り巡って戻ってくる」とあって、確かに著者が大金を出すのは全て信頼する人やこれまで助けてくれた人達のためで、彼らに喜ばれて、もっと強い絆に繋がるのはプライスレスだし、受賞したり印税が入ってくるのもそういう人の縁で得たもののおかげということなんだな、と納得。徳を積んでいたんだ。この先研究が順調に進んで、素晴らしい成果を上げられるよう、大事な場面でたくさん彼のもとに幸運が返ってきますように。
読了日:06月22日 著者:前野ウルド浩太郎

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コメント
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