日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2023年9月に読んだ本

2023-10-13 | 本と漫画の話

9/14に、17年待ちに待った京極夏彦の百鬼夜行シリーズ新作『鵼の碑』が発売され、地方なので数日遅れで手にしました。
9/19には、大阪へRRRの展覧会を見に遠征。(まだまだRRR熱は冷めてません!)
この日までは気分的に落ち着かないので、『鵼の碑』は寝かせておき、大阪遠征から戻って、じっくり取り組める予定のない休日から、読み始めました。ノベルス版832ページ。10/4に読了しました。
9月は、『鵼の碑』発売日直前に、図書館で予約していた宮部みゆき『よって件のごとし』523ページ(単行本)の順番が回ってきてしまい、よりによって重量級の本が近いタイミングでかち合う事態に。「早く読まなければ!」と気持ちを追い立てられたのが良かったのか、『よって件のごとし』は爆速で読み終わることができました。
しかしその他の本は漫画を含めほとんど読まず(電子版の漫画がちょこちょこ読んでましたが)、記録としてはたった4冊でした。


9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1016
ナイス数:115

猫と紳士のティールーム (2) (ゼノンコミックス)猫と紳士のティールーム (2) (ゼノンコミックス)
★3.5 人見知りの紳士と、接客上手な猫ちゃんがいる紅茶専門店。私も常連になりたい!2巻では、瀧さん(紳士)の兄上が登場。これまたダンディな陽キャのイケオジ。そして多分お金持ち?お店の内装も食器も凝ってて紅茶にもこだわりがあって、これで「本日の紅茶」(スイーツ付き)が700円は安すぎる、と思ってたら、もしやご実家が太くていらっしゃる?この辺の背景も明かされていくのかな。バックグラウンドは気になるけど、基本は瀧さんとキームン君と美味しい紅茶とスイーツがお客さんを癒してくれてたらOKです。
読了日:09月04日 著者:モリコロス

 
よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
★4 おちかの出産を控えて、富次郎も落ち着かない。おしまはおちかを心配して瓢箪古堂へ。兄の伊一郎には三島屋へ戻る話や縁談があったりで、周辺に色々動きが。変わり百物語もおちかの出産までは休むことに。
《博打好きの神ろくめん様と虻の神の伝説が残る村で、餅太郎の姉は“虻が憑く”呪いを受ける。姉を助けるため一計を案じた餅太郎の身に起きた数奇な出来事ー『賽子と虻』やるせない。餅太郎は勇気があって悪いことなんて一つもしてないのに、こんなに翻弄されて、理不尽がすぎる。神様ごと村を滅ぼすとは、結局人が一番邪悪で恐ろしい。/代々難所を渡す“三笠の渡し守”を担ってきたおとびの家。ある時船に土鍋が残されているのを見つける 。しばらくして兄が夜中に誰かと話しているのを聞く『土鍋女房』これも理不尽で悲しくはあるけど、本人は幸せだったんだろうな/休止を前に最後の百物語。村の肝煎の長男真吾は、夜見ノ池と呼ばれる池で水死体を見つける。検見役の八郎兵衛を呼んで調べているとー『よって件のごとし』まさかのゾンビもの。似て非なる異世界と池を通じて繋がっているとは。結構スリリングで、中ノ村の男達はみんな漢気があってかっこいいし、面白かった》
読了日:09月11日 著者:宮部 みゆき


税金で買った本(7) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(7) (ヤンマガKCスペシャル)
★4 《本の総点検のための長期休館。職員は休んでるわけじゃないんだよね。私もバイト時代にお手伝いしたのを思い出した。『蔵書点検の手引き』/返却した、してないの揉め事。子供は正直に言えなかったりするから…『すぐできる自由研究』/自費出版の自伝の寄贈で揉める。郷土資料との線引きかぁ『私の半生』/新人の頃の今村さんにストーカーが『むらさきのスカートの女』/移動図書館にあるはずの本が見つからない。またお前か茉莉野!『季節のオーナメント』》
読了日:09月28日 著者:系山 冏


夏目友人帳 29 (花とゆめコミックス)夏目友人帳 29 (花とゆめコミックス)
★3 名取の“いとこ”を名乗る妖の話の続き『年下のいとこ(後編)』から。前の話を忘れかけているので所々話が掴めず。ひょんなことから名取に執着してしまったらしい。きちんと払うのが名取らしい。/田沼と祭りに出かけるはずが、元女優の主宰するオカルト系のサロンに参加する羽目に『クイーンのお招きにより』ちょっと推理物っぽい話だった。田沼の観察力、直感が探偵向き!/2人の大妖に招待され「包みくらべ」を挑まれた“レイコ”『レイコの流儀』レイコになりすまして潜入する夏目。レイコならどうするか考えてるけど、レイコはそもそも人(妖)助けはしないだろうな。比較的穏便な妖で良かった。この話が一番良かった。
読了日:09月30日 著者:緑川 ゆき

読書メーター

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