日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

年賀状

2023-01-30 | 本と漫画の話
一月も終わりになって完全に時期を逸しているけれど、記録として一応上げとこうかと思います。

毎年年賀状は消しゴムはんこで作ってきました。
干支と猫とを絡ませて、色々自分なりに工夫した絵柄を考えて。
干支も一巡を超えた頃から、ちょっとモチベーションが落ちてきて、さらに老眼も出てきてハンコ彫りも細かい作業が辛くなって。
早めに始めて少しずつ彫ればいいんだろうけど、彫り始めたら気分が乗っているうちに、一気にやってしまいたいタイプ。
去年の年賀状(一昨年末制作)は、そうして根を詰めた(目を酷使した)せいか、その後具合が悪くなる始末。

もはやモチベーションガタ落ちで、一応消しはん用の消しゴムも調達したものの、グズグズしてるうち年末も押し迫り。
なんとか絵柄は浮かんで、下絵もできたけど、やっぱり彫るのがしんどい。
ここまでやる気が出ないなら、もう諦めよう、と。
下絵にペン入れして、色を塗って、それを撮影した画像にして、コンビニでプリントして(枚数が少ないので印刷に出すより安くて手軽だった)、年賀状としました。

ということで、原画がこちら↓


スマホで年賀状用に背景を編集したのがこちら↓


コンビニでプリントしたら、ちょっと全体が黄色みがかって、色塗りのタッチを変えたり混色した所もベタっとメリハリがなくなっちゃったけど、まあ仕方ないです。

消しゴムはんこをやめるなら、いっそ年賀状仕舞いする、というのも頭をよぎったけれど、まあ数も少ないことだし、もう少しこれで続けてみようかな。
消しゴムはんこを彫るの自体は好きなので、やる気と元気があれば、また作ってもいいし。

一旦消しゴムはんこを止めたので、気が楽になりました。

そんなわけで、今年もよろしくお願いします。
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2022年12月に読んだ本

2023-01-10 | 本と漫画の話

2022年あっという間に過ぎ去りました。
毎日なんとか乗り切って、それを繰り返して、気付いたらすぐ1か月経ち、またその繰り返しで2か月経ち、3か月経ち…で気付いたら1年も経っている感じです。
この年になると、大きな病気や事故などの災いがなく過ごせただけでもありがたい。
この1年もそうして無事過ごせたら万々歳です。


12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:1300
ナイス数:67

チキカングーチキカングー
★3.5 《チキカーン、チキカーン、チキカーン、グー。陽気なわんちゃんが、タンバリンを手に進んでいくと、あっ、ねこちゃん。ねこちゃんが後ろについて、また進む。次はおいもちゃん、その次はメルちゃん、その次は…?》
シュールな絵、状況。犬、猫ときてなぜか芋、からのメルちゃんて誰?(笑)謎の歌チキカーングー(笑)何もかもシュールで、ジワジワくる。
読了日:12月03日 著者:樋勝朋巳
 

キメツ学園! 3 (ジャンプコミックス)キメツ学園! 3 (ジャンプコミックス)
★4 今回も面白かった!/すしん太郎の「お前も焼き魚にならないか?」からのくだりで腹筋崩壊w/おはぎ星人のおまけ漫画w/職員室の大掃除回は特に面白かった。先生達が総出演で、それぞれ個性が炸裂してて楽しい。ドリフのコント(古)ばりのチリチリ頭w/今回は無惨や上弦など、鬼たちの出番が多め。童磨と猗窩座の過去の繋がりとか、上手く処理してるなぁ。
読了日:12月05日 著者:帆上 夏希
 

トラと陽子 (ビームコミックス)トラと陽子 (ビームコミックス)
★3 twitterで流れてきた試し読みがめちゃくちゃ面白かったので買ってみたけど、ストーリー漫画はその話(プロローグ)だけで、本編は4コマ漫画だった。プロローグでは猫らしい猫だったのに、本編では人間と同じ行動する(学校行ったりする)のも思ったのと違った。話のノリも絵柄も独特で(プロローグはそれも面白く感じたのに)、好みとは何か合わなくて、面白く思えそうな感じもあったけど、乗り切れないまま読了。蛾おじとか特にキモくて引く…。いい人しか出てこない(蛾おじもいい人)優しい世界なのは好きなんだけどなぁ。 ワードセンスも独特で、「バビュウ」(子猫・子犬のことらしい)とか「ふみご」「ぶみわ」とか「え、何て?」って戸惑って、思考が一瞬止まってしまうので、読んでて流れに乗り切れなかったのかも。強面部長とハニーチュロ太郎の話はすごく好き。猫漫画なのに犬のパートが好きとか…。
読了日:12月06日 著者:黒崎 冬子


ホラーセレクション 2 語られると怖い話ホラーセレクション 2 語られると怖い話
★3 児童向けのホラーアンソロジー。古い言い回しなど、子供には少し読みにくいような話も。“語られると怖い話”というテーマなので、語り部によって伝えられてきたような民話が多く収録されている。前書きにもある通り、活字で読んでもイマイチ怖さがピンとこない話が多いかも。でもハイチの民話など他ではあまり読んだことのない珍しい話もあったり、同じ雪女でも複数のバリエーションが紹介されていたり、面白いラインナップだった。「黄色いリボン」が一番好きかな。
【収録作品】魔法のオレンジの木(ハイチの民話)/子捨ての話(ラフカディオ・ハーン)/西瓜(岡本綺堂)/浅茅が宿(上田秋成)/雪女[半藤一利「オラが村サの雪女のはなし」、ラフカディオ・ハーン「雪女」]/今昔物語[死んだ妻が悪霊となる話,朱雀門の倒れるのを当てる話,鈴鹿山の古堂で肝を試す話,山道で常陸歌を歌って死ぬ話,道に迷って酒泉郷を訪ねる話,女の執念が凝って蛇となる話]/いそっぷ童話集[ありとせみ,策におぼれたろば,熊が教えてくれたこと,川でおぼれた子ども,せみになりたかったろば]/フォクス氏(J•ジェイコブズ)/イングランド・スコットランドのむかし話[ネコの王さま,白い家の老人,ヒース酒の秘密]/黄色いリボン(アメリカ民話)/手の幽霊(レ•ファニュ)
読了日:12月06日 著者:岡本 綺堂


女の園の星 3 (フィールコミックス FCswing)女の園の星 3 (フィールコミックス FCswing)
★4 今回は生徒との絡みが多くて、小林先生の出番がちょっと少なかった気がする…。星先生と小林先生とのやりとりをもう少し下さい…。/大掃除のゴキ○リ回はめちゃくちゃ面白かった。カマキリwww/小林先生といい中村先生といい、食生活が心配になる/番外編の『星、高校教師になる。』では、星先生と小林先生が初対面。若いし初々しい!星先生的にはかなり「仲良くなれそう」だったんだ。というか星先生まだよそ行きの顔だったのかもしれないけど、今より覇気があるなぁ笑
読了日:12月11日 著者:和山やま


プリンタニア・ニッポン(3)プリンタニア・ニッポン(3)
★4.5 待ってました3巻!プリンタニアの可愛らしさと世界観の不穏さが絶妙なバランスで、めちゃくちゃ好き。本当に作者の頭の中どうなってんの?って感じ。じわじわと明かされていくこの世界の背景にゾクゾクする。彼岸と此岸の関係性がすごい。肉体を失っても、仮想空間のあの世が構築されていて、記憶と意識はそちらに送られるとか…/仮想空間での、すあまのアバターがwプリンタニアのアバターは憧れの姿が反映されやすいっていうのが面白い。すあまの理想像それなの?!笑
読了日:12月18日 著者:迷子


まるがいいっまるがいいっ
★3.5 動物達の姿をしてるけど、人間社会の風刺になってる。
《動物達の間では丸が大ブーム。何でもかんでも丸。丸ければ何でも売れる。ところが…》
絵が可愛い。
読了日:12月25日 著者:林 木林


絵本 星新一ショートショート絵本 星新一ショートショート
★3.5 NHK「星新一ショートショート」の3本を絵本にしたもの。アニメーションの場面を切り取ったものだからか、独特の絵柄の雰囲気がある。ストーリーはさすが星新一、皮肉が効いてる。
《ネズミたちと静かな生活をおくる青年。ネズミが騒いで危険を知らせてくれる「災難」/ある日タコをつかまえた漁師。すぐに食べずにいるうち情がわき、共に暮らすようになる「海」/自分で作ったロボットを連れて宇宙を旅し、未開の星で新しい技術を伝導する博士「博士とロボット」》
読了日:12月25日 著者:星 新一


橋の上で橋の上で
★3.5 酒井駒子さんの絵目当てで予備知識なく読んだ。
《学校帰り、ぼくはひとりで川の水を見ていた。そこに雪柄のセーターのおじさんがあらわれて、ふしぎなことをおしえてくれた》
おじさんの話は抽象的で、決して明解ではないけど、男の子には伝わったんだろうな。おじさんは何者だったんだろう。大人向けだと思うけど、悩んでいる子供には何か響くかもしれない。
読了日:12月25日 著者:湯本 香樹実


くままでのおさらい(ハンディ版)くままでのおさらい(ハンディ版)
★4 シュールな始まりで、最後が衝撃的。でもなんか好き。版画もシンプルで味があって良い。
《あるひ おさらのうえのくじらさんを ぱくぱく ごっくん/つぎのひ わたしは くじらさんになっていて》
読了日:12月25日 著者:井上奈奈


ざらざらをさわるざらざらをさわる
★2.5 表紙とタイトルが魅力的だったので。イラストはどれも良かった。でもちょっと文章は自分には合わなかった。ですます調で書かれていて「ですけど。」がなぜか引っかかる。「ですよね。」と話しかけられているようなのも。読点の多さとか。文体に慣れるまでに時間がかかった(後半は慣れてきた)。内容もうまく飲み込めなかった。自分にない視点は面白いんだけど、そこからの思考の展開や着地点が「え?そうなる?」と戸惑う。自分とは違う考え方がダメとかでは全然ない。エッセイはそういうのが面白かったりするものだと思うし、この著者の独特の感性は実際すごく興味深かった。面白く読めそうな雰囲気はあったのに。友達になれそうで、なれなかった感じ。
読了日:12月28日 著者:三好 愛


あずきがゆばあさんととらあずきがゆばあさんととら
★3.5 ペク・ヒナの立体造形が好きで読んだ。元は韓国の昔話らしい。トラの造形が特に良い!し、ネコ科の動物が特に好きなので、ストーリーとしては辛い。「猿蟹合戦」とよく似ている。それに加えて結末は「カチカチ山」みたいに容赦ない。トラはおばあさんを食おうとやって来てはいるけど、結局何も悪いことしてないのに、そこまでしなくても、と思っちゃう。やられるトラの造形がまた可愛いから…。残酷な昔話は珍しくないものとはいえ、仲良くなれる平和な世界線はなかったですか…?としょんぼり。
読了日:12月28日 著者:パク・ユンギュ

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