シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

福岡弾丸一泊二日旅行 5

2008-03-08 19:45:14 | 洋菓子
夕食は福岡独自の食文化「寿司割烹」に行きました。
「やま中」
予約で「カウンターは、あいにく貸しきりになってテーブル席しか空いていません。」と言われ、
がっかりしましたが、当日行ってみると、
なんだか外人さんばかりの団体さんが15人ほど、ずらりと並んでいました。
仲居さんに聞くとフランスの商社の人たちだそうで、実に静かで、さすが食の文化度の高さが伺われます。


福岡弾丸一泊二日旅行 6

2008-03-08 19:34:31 | 洋菓子
最初に、季節柄ふぐの一品が出て、お造り、なかでも酢みそで食べる
オバケ(クジラ)が美味しかった。
他、四品出て、寿司が入るか心配になったところで
ご覧のようにメインが出てきました。玉子の上にあるのは、鮭を漬けにして軽くあぶって白髪ネギを載せたもの、仕事しています。
仲居さんたちもフランスのギャルソンのように呼びたいときにはいつも目が合うし、カウンターも凛とした良い店でした。

福岡弾丸一泊二日旅行 7

2008-03-08 19:18:34 | 近況報告
帰り際、やま中の仲居さん(後で気がついたのですが、若女将みたいでした)「この後どこか静かなバーに行きたいのですが、どこかありませんか?」と聞くと、若い方の大将がよく行く「イムリ」と言うところを紹介くださいました。
お電話いただき予約までしてもらいタクシーで行くと、何とも雰囲気の素晴らしい入り口で、少々怖じ気づきました。タクシーの運転手さんも「ちょと近寄りがたい雰囲気だよ」と言ってたっけ。
中は画像のようなダイニングがあって、目の前に大きな竈がデンと置いてあります。
これが「イムリ」と言うことらしいです。
この次は是非に、ここで食事をしたいものです。
その奥、路地のような雰囲気を進むと躙り口があり、少しかがんで段差も跨ぎ、
お香の匂いのするバーへ入ります。
天井には燻し竹がびっしりと並び、正面は福岡の夜景が程良く見え期待を裏切りません。
家内はノンアルコールのカクテル、私はマティーニとグラスホッパーをいただきました。
至福の一時を加計さん、どうもありがとうございました。

福岡弾丸一泊二日旅行 8

2008-03-08 18:45:59 | 近況報告
最後にひとりで中洲にいき、博多の情緒を少しだけ感じてきました。
寒くて旭川と変わらない気温の中、ぶらぶらしていたら、川沿いの広場からテナーサックスの「tha end of tha world」が流れていたのでつられて行くと、
「気持ちでよかぁ、お金ば、じゃんじゃんいれちゃらんね!」と書いた紙の前に大きめの缶が置いてあって、おじさんがひとりで演奏していました。ネオン瞬く川辺の隅で、何と素敵な雰囲気なこと、

パリのポン・ヌフでは音楽学生が弦楽四重奏をやっていたし、シンガポールの運河沿いの店でちょっと古い「サンタナ」を演奏していましたが
中洲のジョン・コルトレーンも結構良いです。
旭川も買い物公園あたりに、こんなおじさん出てこないかなぁ。
もう一曲、「ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル」を聞いてから少し歩いて
屋台のおでんやさんの親爺さんと眼が合って、ついついのれんをくぐり
「コップ酒一つとおでん、おまかせでこの地元らしいものを五つくらい」と頼むと
隣のおじさん連れがすぐさま食いついてきて、どっからきたのかと聞かれたのをかわきりに、地元の美味しいものを詳しく教えてくれました。
しばらくして帰り際「こっちの北海道の人の勘定も一緒にな」
と言って払うと、颯爽と帰っていきました。
御礼は言ったのですが、まさか本当に払ってくれたとは思わず、お勘定を聞いて
「もらったょ」には驚きました。
こんな見ず知らずのもの親切にしてくれた上に、ありがとうございました。
酒乞食って解るのかなぁ、